シンガポール工科デザイン大学

シンガポール工科デザイン大学(シンガポールこうかデザインだいがく Singapore University of Technology and Design、略称SUTD)は、シンガポールタンピネス地区にある国立大学である。シンガポール国内では4番目に設立された国立大学で、理工系大学では、南洋理工大学(NTU)に次いで2番目に設置された。

Singapore University of Technology and Design
シンガポール工科デザイン大学
モットー A Better World By Design
種別 国立
設立年 2009年
学長 Prof. Sc.D. Chong Tow Chong
所在地 8 Somapah Road, タンピネス, シンガポール
キャンパス
  • Upper Changi Campus
公式サイト www.sutd.edu.sg
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アメリカの理工系大学の最高峰であるマサチューセッツ工科大学(MIT)をモデルとした分野横断型の学術的アプローチを取る先進的なカリキュラムを採用している。MITと提携しており、カリキュラムの共同開発、MIT教授陣による授業、交換留学などを行っている。テクノロジーデザインの分野における実学メインの授業は高い評価を受けており、新しい大学ながら卒業生の平均年収は国内トップ校のシンガポール国立大学(NUS)を凌ぐ。QS世界大学ランキング2024で429位となっている。

東南アジアのハブ空港で国際的にも名高いチャンギ国際空港の近くのタンピネス地区にキャンパス(アッパーチャンギMRT駅に直結)は位置しており、国際交流が活発である。

歴史 編集

マサチューセッツ工科大学 (MIT) の教授であったトーマス L. マグナンティを初代学長として迎え、シンガポール政府により、2012年に新しく国立工科大学として創設された。

学部 編集

  • デザイン・人工知能学部(DAI)
  • 情報システム技術・デザイン学部(ISD)
  • 建築・サステナブルデザイン学部(ASD)
  • エンジニアリングシステム・デザイン学部(ESD)
  • エンジニアリング製品開発学部(EPD)
  • 人文科学・芸術・社会科学部(HAS)

学生数は約13,000人であり、MIT-SUTDデュアル修士号プログラムを製造工学、サプライチェーン管理、土木環境工学分野などで提供している。また、テクノロジーと経営学分野におけるSUTD-SMU(シンガポール経営大学)デュアル学位プログラム(SUTD-SMU DDP)も提供している。

2022年に東南アジア初の物理的な6G研究開発ラボ「FCC(Future Communications Connectivity) Lab」(シンガポール情報通信メディア開発局IMDAとSUTD・AIメガセンターの共同)を立ち上げており、AI活用の研究を強化している。

日本の学生交流協定校 編集

外部リンク 編集