ジパルミトイルホスファチジルコリン

ジパルミトイルホスファチジルコリン: Dipalmitoylphosphatidylcholine, DpPC)とは、リン脂質の1つであるホスファチジルコリンの中で、パルミチン酸を2つエステル結合しているもののことである。界面活性剤としての作用を持ち、II型肺胞上皮細胞によって産生され分泌される肺胞サーファクタントの主成分の1つである。リポソーム脂質二重層および生体膜の研究に使われている。

ジパルミトイルホスファチジルコリン
識別情報
CAS登録番号 2644-64-6  (DL体), 63-89-8  (L体医薬品)
PubChem 6138  (DL体)452110  (L体医薬品)
J-GLOBAL ID 200907002785565285
DrugBank DB09114
KEGG D03585
LIPID MAPS LMGP01010564
特性
化学式 C40H80NO8P
モル質量 734.039 g/mol
関連する物質
関連物質 コルホスセリルパルミタート(医薬品)(英語版)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

関連項目 編集