ジム・バッケン(Jim Bakken 1940年11月2日 -)はウィスコンシン州マディソン出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはキッカーNFLセントルイス・カージナルスで1962年から1978年まで17シーズンプレーした。プロボウルに4回選ばれた[1]プロフットボール殿堂より、1960年代オールディケイドチーム[1]、1970年代オールディケイドチームに選ばれている[2]

ジム・バッケン
Jim Bakken
基本情報
ポジション プレースキッカー
パンター
生年月日 (1940-11-02) 1940年11月2日(83歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ウィスコンシン州マディソン
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 199 lb =約90.3kg
経歴
大学 ウィスコンシン大学
NFLドラフト 1962年 / 7巡目全体88位
初出場年 1962年
初出場チーム セントルイス・カージナルス
所属歴

受賞歴・記録

  • プロボウル選出4回
NFL 通算成績
FG成功 282回/447回(63.1%)
PAT成功 534回/553回(96.6%)
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

ウィスコンシン大学マディソン校2年次の1959年、オールカンファレンスに選ばれる活躍を見せて、1960年1月1日に行われたローズボウル出場に貢献した[1]。パンターとして、1960年、1961年と2年連続でビッグ・テン・カンファレンストップの成績をあげた。

1960年にはパンターとして平均41.9ヤードを記録、大学史上初めてシーズン平均40ヤード以上の成績をあげた。1961年のノースウェスタン大学戦では90ヤードのパントを蹴っている[1]

1962年のNFLドラフト7巡でロサンゼルス・ラムズに指名された。ラムズのロースターには残れなかったが、その年途中よりセントルイス・カージナルスに加入、主にキックオフを担当した。1963年より正キッカーとなり[2]、1978年まで17シーズンに渡りカージナルスでプレーした[1]

1965年にはNFLトップのFG成功率をあげて、初のプロボウルに選ばれた。この年はパンターとしても起用され平均42.2ヤードの成績をあげている[2]

1967年9月24日のピッツバーグ・スティーラーズ戦では、NFL新記録となる7FGをあげた[1]。この記録1試合最多FGとして、1989年のリッチ・カーリス、1996年のクリス・ボニオル、2003年のビリー・カンディフと並び長年NFL記録として残っていたが[3]、2007年にロブ・ビロナスが8FGを成功させて記録は更新された[2]

1975年1976年と2年連続プロボウル、オールプロに選ばれた。この2シーズンで、チームは21勝をあげた。1978年シーズン終了後引退した[2]

1984年にマディソンのスポーツ殿堂に選ばれている[1]。またその後、ウィスコンシン大学のスポーツ殿堂にも選ばれた[1]

ビッグ・テン・カンファレンスの年間最優秀キッカーに与えられる賞には彼とモーテン・アンダーセンの名前が用いられている[4]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h Athletics Hall of Fame Induction Ceremony Friday”. ウィスコンシン大学マディソン校. 2012年8月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e JW Nix (2010年1月5日). “The Almost All-Time Arizona Cardinals Offense”. bleacherreport.com. 2012年8月29日閲覧。
  3. ^ History: Cundiff kicks 7 field goals on Monday Night Football”. プロフットボール殿堂 (2003年9月17日). 2012年8月29日閲覧。
  4. ^ Football Trophy Names”. ビッグ・テン・カンファレンス (2010年12月13日). 2012年8月29日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集