ジョーダン・スピース

アメリカのプロゴルファー (1993 - )

ジョーダン・スピースJordan Spieth , 1993年7月27日 - )は、アメリカテキサス州ダラス出身のプロゴルファーである。身長185cm、体重84kg。

 ジョーダン・スピース 
Jordan Spieth
基本情報
名前 ジョーダン・スピース
生年月日 (1993-07-27) 1993年7月27日(30歳)
身長 185 cm (6 ft 1 in)
体重 84 kg (185 lb)
出身地 テキサス州ダラス
経歴
プロ転向 2012年
メジャー選手権最高成績
マスターズ 優勝: 2015
PGA選手権 2位: 2015
全米オープン 優勝: 2015
全英オープン 優勝: 2017
受賞
PGA新人賞 2013
PGA最優秀選手賞 2015
PGAツアー最優秀選手賞 2015
PGAツアー賞金王 2015
フェデックスカップ優勝 2015
ヴァードントロフィー 2015
バイロン・ネルソン賞 2015
成績
優勝回数 PGAツアー: 12勝 など
世界ランク最高位 1位(2015年8月17日付)
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アマチュア時代 編集

全米ジュニア・アマチュア選手権で2009年と2011年に優勝[1]。全米ジュニア・アマチュア選手権で複数回優勝したのはタイガー・ウッズに続き二人目[2]

2012年、テキサス大学の一員として、NCAA選手権で優勝[3]、オールアメリカンにも選ばれた[4]全米オープンではローアマチュア(出場アマチュア選手最上位)を獲得した。

プロ経歴 編集

2013年7月のジョンディア・クラシックでは、ザック・ジョンソンデビッド・ハーンとのプレーオフを制してPGAツアー初勝利をあげた[5]。PGAツアーで10代で優勝したのは82年ぶり。2013年のPGAツアーの新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)を受賞した。またキャプテン推薦でプレジデンツカップにも出場した。2014年には第40回ライダーカップダンロップフェニックスにも出場。豪PGAツアーのエミレーツ・オーストラリアン・オープンでプロ2勝目を挙げた。

2015年には前年2位となったマスターズタイガー・ウッズの記録に並ぶ270ストローク、史上2番目の若さで優勝を果たし、グリーンジャケットを獲得した。続く6月の全米オープンでは最終日最終組の1組前でプレーし、トップで最終組を待った。その後ダスティンが18番パー5のグリーンで3パットを喫してしまったことで全米オープン初優勝を果たし、メジャー選手権連勝を果たした。8月に全米プロでは2位となり、ローリー・マキロイが保持していた世界ランク1位を獲得した。しかし2週間後のプレーオフ第1戦のザ・バークレイズで予選落ちし、世界ランク1位をマキロイに明け渡した。その後ツアー最終戦のツアー選手権で優勝し、フェデックスカップ初優勝となり、世界ランクも1位に返り咲いた。

2016年は初戦のヒュンダイ選手権で優勝。しかし4月のマスターズでは3日間首位を守りながらも最終日アーメンコーナーの12番パー3で2度の池に入られこのホールを「7」とし、優勝をダニー・ウィレットに奪われてしまった。

通算成績(16勝) 編集

PGAツアー(13勝) 編集

勝数
メジャー選手権 (3)
フェデックス・カップ・プレーオフ (1)
ツアー (9)
No. 年月日 トーナメント名 スコア パー 打差数 準優勝者
1 2013年7月14日 ジョンディア・クラシック 70-65-65-65=265 −19 プレーオフ   ザック・ジョンソン  デビッド・ハーン
2 2015年3月15日 バルスパー選手権 70-67-68-69=274 −10 プレーオフ   ショーン・オヘア,   パトリック・リード
3 2015年4月12日 マスターズ・トーナメント 64-66-70-70=270 −18 4打差   フィル・ミケルソン,   ジャスティン・ローズ
4 2015年6月21日 全米オープン 68-67-71-69=275 −5 1打差   ダスティン・ジョンソン,   ルイ・ウェストヘーゼン
5 2015年7月12日 ジョンディア・クラシック 71-64-61-68=264 −20 プレーオフ   トム・ギリス
6 2015年9月27日 ザ・ツアーチャンピオンシップ 68-66-68-69=271 −9 4打差   ダニー・リー,   ジャスティン・ローズ,
  ヘンリク・ステンソン
7 2016年1月10日 ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 66-64-65-67=262 −30 8打差   パトリック・リード
8 2016年5月29日 ディーン・アンド・デルーカ・インビテーショナル 67-66-65-65=263 −17 3打差   ハリス・イングリッシュ
9 2017年2月12日 AT&Tペブルビーチプロアマ 68-65-65-70=268 −19 4打差   ケリー・クラフト
10 2017年6月25日 トラベラーズ選手権 63-69-66-70=268 −12 プレーオフ   ダニエル・バーガー
11 2017年7月23日 全英オープン 65-69-65-69=268 −12 3打差   マット・クーチャー
12 2021年4月4日 バレロテキサスオープン 67-70-67-66=270 -18 2打差   チャーリー・ホフマン
13 2022年4月17日 RBCヘリテージ 69-68-68-66=271 −13 プレーオフ   パトリック・カントレー

プレーオフ記録 (5-3) ※太字はメジャー大会

No. トーナメント名 相手選手 結果
1 2013年 ジョンディア・クラシック   ザック・ジョンソン  デビッド・ハーン プレーオフ4ホール目、パーで優勝
2 2013年 ウィンダム選手権   パトリック・リード プレーオフ2ホール目、リードがバーディー、リードが優勝。
3 2015年 バルスパー選手権   ショーン・オヘア,   パトリック・リード プレーオフ3ホール目、バーディーで優勝。
4 2015年 ヒューストン・オープン   J.B.ホームズ,   ジョンソン・ワグナー ホームズが2ホール目でパーを決め優勝。
スピースは1ホール目でパーで脱落。
5 2015年 ジョンディア・クラシック   トム・ギリス プレーオフ2ホール目、パーで優勝
6 2017年 トラベラーズ選手権   ダニエル・バーガー プレーオフ1ホール目、バーディーで優勝。
7 2017年 ザ・ノーザントラスト   ダスティン・ジョンソン ジョンソンが1ホール目でバーディーを決め優勝
8 2022年 RBCヘリテージ   パトリック・カントレー プレーオフ2ホール目、パーで優勝
9 2023年 RBCヘリテージ  マシュー・フィッツパトリック フィッツパトリックがプレーオフ2ホール目でバーディーを決め優勝

豪PGAツアー(2勝) 編集

No. 年月日 トーナメント名 スコア アンダーパー 打差数 準優勝者(タイ)
1 2014年11月30日 エミレーツ・オーストラリアン・オープン 67-72-69-63=271 −13 6打差   ロッド・パンプリング
2 2016年11月20日 エミレーツ・オーストラリアン・オープン (2) 69-70-68-69=276 −12 Playoff   アシュリー・ホール,   キャメロン・スミス

その他(1勝) 編集

No. 年月日 トーナメント名 スコア 打差数 準優勝者
1 2014年12月7日 ヒーロー・ワールドチャレンジ -26 (66-67-63-66=262) 10打差   ヘンリク・ステンソン

メジャー選手権の成績 編集

トーナメント 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
マスターズ DNP DNP T2 1 T2 T11 3 21
全米オープン T21LA CUT T17 1 T37 T35 CUT 3
全英オープン DNP T44 T36 T4 T30 1 9 20
全米プロゴルフ選手権 DNP CUT CUT 2 T13 T28 12 DNP

LA = ローアマチュア
DNP = 不参加
CUT = 予選落ち
"T" タイ
背景黄色は10位内入賞

脚注・出典 編集

  1. ^ ジョーダン・スピースもPGAツアー初エースを記録”. ゴルフダイジェストオンライン (2013年3月10日). 2013年10月27日閲覧。
  2. ^ 米ゴルフウィーク誌記者 ジム・マッケイブ (2013年9月4日). “20歳の新星・スピース、米ツアー年間王者も視野に”. 日本経済新聞. 2013年10月27日閲覧。
  3. ^ Men's Golf freshman All-American Jordan Spieth to appear in first major at U.S. Open”. date=2012-06-12. 2013年10月27日閲覧。
  4. ^ Division I PING First-Team All-Americans Announced”. collegiategolf.com (2012年5月31日). 2013年10月27日閲覧。
  5. ^ 19歳の新星 J.スピースが三つ巴のプレーオフを制し初勝利!石川遼は33位タイ”. ゴルフダイジェスト (2013年7月15日). 2013年10月27日閲覧。

外部リンク 編集