ジョルディ・トーレス・フェルナンデス(Jordi Torres Fernández、1987年8月27日[1] - )は、スペインオートバイレーサー。

ジョルディ・トーレス
2015年
国籍 スペインの旗 スペイン
生年月日 (1987-08-27) 1987年8月27日(36歳)
スペインの旗 スペインカタルーニャ州バルセロナ県ルビー
現在のチーム ポンス・レーシング 40
ゼッケン 40
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 MotoGPクラス
活動期間2018年
マニファクチャラードゥカティ
チャンピオン0
2018年 順位28位 (1 pt)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
5 0 0 0 0 1
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2010年2014年2023年
マニファクチャラープロモハリス-ホンダ, スッター-ホンダ, テック3-ホンダ, カレックス
チャンピオン0
2014年 順位16位 (57 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
57 1 3 0 1 216
ロードレース世界選手権 MotoEクラス
活動期間2020年
マニファクチャラーEnergicaドゥカティ
チャンピオン2 (2020年, 2021年)
2022年 順位1位 (100 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
23 2 8 3 1 279
スーパーバイク世界選手権
活動期間2015年2019年
マニファクチャラーアプリリア, BMW, MVアグスタ, カワサキ
チャンピオン0
2019年 順位11位 (135 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
136 1 4 0 0 851

経歴 編集

スペイン選手権Moto2クラスでのタイトルを2年連続で獲得している。また、スーパースポーツ選手権およびストックエクストリーム選手権で戦った。

2011年からはその実力を買われ、シーズン中盤からチーム・アスパーよりハビエル・フォレスの後任としてロードレース世界選手権Moto2クラスにデビューしたが、このシーズンはマシンとタイヤへの順応に苦しみ、成績を残すことはできなかった。

2012年はシートを得ることはできなかったが、昨年と同様にシーズン中盤からアスパーからのオファーを受け、トニ・エリアスの後任として、2年連続でシーズン途中からの参戦を果たした。このシーズンはウェットレースとなった最終戦バレンシアGPで6位に入るなど結果を出し、8戦中5戦で入賞、ランキング20位に入った。

前年のパフォーマンスが評価され、2013年は同チームよりフル参戦を果たすこととなった。チームメイトはニコラス・テロルが務める。第8戦のドイツグランプリでは自身最高の予選2番手を獲得、台風の目として注目を集める。決勝では実力者ポル・エスパルガロとのバトルになったが、これを冷静に制し、自身初の表彰台を初優勝で飾った[2]

2020年は活躍の場をMotoEに移し、ポンス・レーシングから参戦した。初出場ながらも表彰台4回、優勝1回でタイトルを獲得した。翌年も同チームから参戦して2年連続のタイトルに輝いた。

エピソード 編集

自身のツイッターなどを通して、「kneeground」と呼ばれる、肘と膝を擦ったポーズを披露するパフォーマンスを展開しており、初優勝を果たしたドイツGPの表彰台でもこのポーズを披露。これが一つのキッカケとなってブームとなり、レース関係者や他のライダー達も同様のポーズの画像を投稿する光景が見られるようになった。

ロードレース世界選手権 戦績 編集

シーズン 編集

シーズン クラス 車両 出走数 優勝回数 表彰台数 ポールポジション ファステストラップ ポイント 順位
2010年 Moto2 プロモハリス 1 0 0 0 0 0 NC
2011年 Moto2 スッター 10 0 0 0 0 0 NC
2012年 Moto2 Tech 3 9 0 0 0 0 29 20位
スッター
2013年 Moto2 スッター 17 1 3 0 1 128 10位
2021年 MotoE エネルジカ 7 1 4 1 0 100 1位
2022年 MotoE 9 0 0 0 0 65 11位
2023年 MotoE ドゥカティ・V21L 16 2 6 6 2 217 2位
Moto2 カレックス 2 0 0 0 0 0 32位
Total 101 5 18 10 4 817
  • * 現在進行中

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クラス 車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
2010年 Moto2 プロモハリス QAT SPA FRA ITA GBR NED CAT
19
GER CZE IND RSM ARA JPN MAL AUS POR VAL NC 0
2011年 Moto2 スッター QAT SPA POR FRA CAT GBR
Ret
NED ITA
19
GER
21
CZE
19
IND
18
RSM
DNS
ARA
20
JPN
Ret
AUS
Ret
MAL
17
VAL
18
NC 0
2012年 Moto2 Tech 3 QAT SPA POR FRA CAT
16
GBR NED GER ITA 20位 29
スッター IND
19
CZE
13
RSM
16
ARA
8
JPN
13
MAL
Ret
AUS
11
VAL
6
2013年 Moto2 スッター QAT
11
AME
14
SPA
7
FRA
Ret
ITA
6
CAT
Ret
NED
9
GER
1
IND
10
CZE
10
GBR
13
RSM
16
ARA
6
MAL
9
AUS
3
JPN
Ret
VAL
2
10位 128
2020年 MotoE エネルジカ SPA
6
ANC
2
RSM
4
EMI1
2
EMI2
3
FRA1
1
FRA2
6
1位 114
2021年 SPA
3
FRA
5
CAT
3
NED
2
AUT
7
RSM1
1
RSM2
13
1位 100
2022年 SPA1
5
SPA2
7
FRA1
Ret
FRA2
DNS
ITA1 ITA2 NED1
9
NED2
16
AUT1
8
AUT2
10
RSM1
4
RSM2
5
11位 65
2023年 MotoE ドゥカティ FRA1
1
FRA2
2
ITA1
9
ITA2
5
GER1
1
GER2
3
NED1
2
NED2
2
GBR1
5
GBR2
4
AUT1
5
AUT2
6
CAT1
7
CAT2
Ret
RSM1
10
RSM2
4
2位 217
Moto2 カレックス POR
23
ARG
16
AME SPA FRA ITA GER NED KAZ GBR AUT CAT RSM IND JPN INA AUS THA MAL QAT VAL 32位 0
  • * 現在進行中

参照 編集

  1. ^ 2005 Supersport Spanish Championship standings”. CEVBuckler.com. RFME. 2012年5月21日閲覧。
  2. ^ “Torres celebrates career-first win at Sachsenring”. MotoGP.com (Dorna Sports). (2013年7月14日). http://www.motogp.com/en/news/2013/torres+race+moto2+sachsenring 2013年7月14日閲覧。 

外部リンク 編集

タイトル
先代
カルメロ・モラーレス
CEV Buckler Moto2 Champion
2011–2012
次代
Incumbent
先代
カルメロ・モラーレス
European Supersport Champion
2011–2012
次代
Incumbent
先代
マッテオ・フェラーリ
MotoEチャンピオン
2020–2021
次代
ドミニク・エガーター