ジンジャーブレッドマン

ジンジャーブレッドマン英語: gingerbread man)は、ジンジャーブレッド(あるいはジンジャークッキー)で作った人型のビスケット、またはクッキー。通常型の決まった人の形をしているが、季節のテーマ(クリスマス、ハロウィン、イースター等)やキャラクターのような別の形をすることもある。

ジンジャーブレッドマン
種類 ビスケット
発祥地 中世ヨーロッパ
主な材料 ジンジャーブレッド
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歴史 編集

ジンジャーブレッドは15世紀から作られ、姿をかたどったビスケットづくりは16世紀には行われていた[1]。姿をかたどったジンジャーブレッドのビスケットが文献上初めて確認できるのはエリザベス1世の時代である。彼女は重要な客人の何人かに似せて作り、進呈されたジンジャーブレッドの人形を持っていた[2][3]

特徴 編集

 
ジンジャーブレッドマンと妻
 
ジンジャーブレッド売り(1902)

多くのジンジャーブレッドマンは背が低く指のない、おおざっぱな人型をしている。多くのジンジャーブレッドマンは顔があり、つくり方はレシピごとに異なるが、大まかに顔の生地を押して作るか、キャンディーをアイシングチョコレートに埋め込んで作るかに大別される。ほかの飾りは髪、半袖、靴などがしばしばみられるが、最も人気の飾りはシャツのボタンである。これは伝統的なものであり、グミやアイシング、レーズン等で代用されるときもある。

世界記録 編集

ギネス世界記録によると、世界一大きいジンジャーブレッドマンは2009年11月9日にノルウェーオスロIKEAフルセット英語版店のスタッフによって作られた。このジンジャーブレッドマンは重さ1435.2ポンド(651kg)あった[4][5]

作品の中のジンジャーブレッドマン 編集

脚注 編集

  1. ^ 300 Years of Kitchen Collectibles, Linda Campbell Franklin, 4th edition [Books Americana: New York] 1998 (p. 183)
  2. ^ A History of Gingerbread Men”. Ferguson Plarre Bakehouses. 2013年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月4日閲覧。
  3. ^ ドナルド・F・ラック英語版 (2010). "Asia in the Making of Europe, Volume II: A Century of Wonder. Book 3: The Scholarly Disciplines, Volume 2". p. 442. University of Chicago Press
  4. ^ Largest gingerbread man”. Guinness Book of Records website. 2014年12月24日閲覧。
  5. ^ Sands, Ali (2013年12月24日). “Gingerbread House Takeover”. Tailgate Fan. 2014年12月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集