ジークリンデ(Sieglinde)は、第二次世界大戦中に、ドイツのUボートによって使われたソナーデコイ

解説 編集

ジークリンデはUボートの側面にある収納室に収容され[1]、索敵装置のソナー装置から隠れようとするときにボートからかなり離れたところまで射出することができた。ジークリンデは電気モーターを搭載しており、6ノット(時速11km、6.9mph)で移動し、周期的に上昇または潜行することで、潜水艦から返ってくるソナー音波を模倣することができた。これにより、本物のUボートは追撃してくる艦船から静かに逃げることができた。通常、ピレンヴェルファー(: Pillenwerfer、英:pill thrower 錠剤投下の意味)またはボールドデコイと組み合わせて使用された[2]

脚注・参考文献 編集

  1. ^ Gannon, Robert (January 1, 1996). Hellions of the Deep: The Development of American Torpedoes in World War II. Penn State Press. ISBN 0271038403. https://books.google.com/books?id=hiwd4xsBGu4C&dq=sieglinde+%28u-boat+decoy+device%29&pg=PA132 
  2. ^ U-Boat Sonar Decoys - BOLD, Sieglinde”. www.uboataces.com. 2023年4月23日閲覧。

外部リンク 編集