ジープ・パトリオット

アメリカンコンパクトクロスオーバー

パトリオットPatriot)は、ジープブランドで販売されていたクライスラースポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)である。北米では「ペイトリオット」と発音する。

ジープ・パトリオット
フロント
リア
概要
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売期間 2007年-2017年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアSUV
駆動方式 FF/4WD
パワートレイン
エンジン 直4 2.0 L GEMA
直4 2.4 L GEMA
直4 2.0 L ディーゼル
変速機 CVT/5MT
車両寸法
ホイールベース 2,635 mm
全長 4,410 mm
全幅 1,755 mm
全高 1,636 mm
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概要 編集

2006年4月にニューヨーク国際オートショーで発表され、2007年上旬に発売された。ジープ・リバティ(日本名ジープ・チェロキー)の1クラス下のモデルとして販売された。なお、同クラスにはデザイン違いともいえるジープ・コンパスも存在する。

プラットフォームには、コンパスやダッジ・キャリバーと共通のクライスラー・MKプラットフォームが採用された。ただし、コンパスとは異なり、このモデルは本格的な悪路(オフロード)走行をも視野に入れたSUVである。

エンジンは、GEMAによって設計された2.4Lと2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、豪州および欧州向けの輸出車両にはフォルクスワーゲン製の直4 2.0Lディーゼルエンジンも搭載される。

駆動方式は、前輪駆動のほか、「フリーダム・ドライブI」と、「フリーダム・ドライブII」の2種類の4WDシステムが用意される。

生産はコンパスと共にイリノイ州のベルビデーレで行われる。

また、ロシアにおいては、同国の自動車メーカーのUAZが同名のSUV、UAZ・パトリオットを販売しているので、ジープ・リバティとして販売されている。なお、この名前はジープ・チェロキー(KJ、KK)の北米名と同じである。

2010年2月1日、米国車初となる日本のエコカー補助金対象車となる2010年モデルを発表した。

2013年、日本においてフロントが「歩行者頭部保護法」の基準を満たしていないことから販売終了となる。今後はこの基準を満たしたコンパスに編入されることになる。本国アメリカでは2017年まで販売されていた。

外部リンク 編集