スコット・ジェレミー・ダウンズScott Jeremy Downs, 1976年3月17日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

スコット・ダウンズ
Scott Downs
ロサンゼルス・エンゼルスでの現役時代
(2011年9月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ケンタッキー州ルイビル
生年月日 (1976-03-17) 1976年3月17日(48歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 MLBドラフト3巡目
初出場 2000年4月9日
最終出場 2014年9月23日
年俸 $5,000,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

1994年MLBドラフト12巡目(全体342位)で指名されるも拒否。

ケンタッキー大学時代は「ベースボール・アメリカ」のオール・アメリカンに選出された[2]

プロ入りとマイナー時代 編集

1997年MLBドラフト3巡目(全体94位)でシカゴ・カブスから指名され、6月18日に入団。

1998年11月3日にトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍した。

カブス復帰 編集

1999年5月21日にカイル・ローシュジェイソン・ライアンとのトレードで、リック・アギレラと共にカブスへ移籍した。

2000年4月9日のシンシナティ・レッズ戦でメジャー初登板を果たした(結果は6.1回で3失点)。2試合目の登板ではメジャー初勝利もマークするが、その後は簡単には勝たせてもらえず、19試合で4勝3敗だった。

エクスポズ・ナショナルズ時代 編集

2000年7月31日にロンデル・ホワイトとのトレードで、モントリオール・エクスポズへ移籍した。

エクスポズには2004年までの5年間所属したが、2001年2002年はメジャーでの登板すらなく、5年間で14試合にしか出場出来なかった。2004年11月29日に放出された。

ブルージェイズ時代 編集

2004年12月16日にトロント・ブルージェイズと契約。

2005年は先発13試合を含む26試合に登板し、防御率4.31とまずまずの働きを見せた。

2006年はさらに安定感が増し、59試合に登板。6勝を挙げた。

2007年は左のワンポイントとしてリーグ最多の81試合に登板し、防御率2.17を記録。2008年セットアッパーを務め、66試合に登板して防御率は1.78と、2年連続で高レベルの成績を残し、リーグを代表する左の救援投手へと成長した。

2009年も前年に引き続きセットアッパーとしてスタートしたが、守護神B・J・ライアンが絶不調でクローザー失格となり、ダウンズがクローザーに昇格した。シーズンでは2度の故障者リスト (DL) 入りを経験。

2010年11月1日にFAとなった。

エンゼルス時代 編集

2010年12月10日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと3年契約を結んだ。

2012年ジョーダン・ウォルデンからクローザーの座を奪う。

ブレーブス時代 編集

2013年7月29日、コーリー・ラスムスとのトレードで、アトランタ・ブレーブスに移籍する。10月31日にFAとなった。

ホワイトソックス時代 編集

2013年12月20日にシカゴ・ホワイトソックスと1年375万ドルで契約に合意したことを報道された[3]

2014年1月2日に球団が入団を発表した[4]。開幕ロースター入りし、リリーフとして38試合に登板したが、防御率6.08と安定せず、6月26日にDFAとなり[5]、7月3日に放出された。

ロイヤルズ時代 編集

2014年7月6日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約した[6]。移籍後は12試合に登板したが、8月12日に首の故障で15日間の故障者リスト入りし、8月28日に復帰。当時チームはタイガースとの地区優勝争いの真っ只中ため、復帰後は5試合の登板にとどまった。この年は17試合に登板し、0勝2敗、防御率3.14だった。オフの10月30日にFAとなった。

ロイヤルズ退団後 編集

2014年12月20日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ[7]

2015年3月30日に自由契約となり、引退している。

特徴 編集

各球種を低めに集める、ゴロ系の投手。球種は、90マイル台前半の速球・大きく変化するカーブスライダー

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2000 CHC 18 18 0 0 0 4 3 0 0 .571 426 94.0 117 13 37 1 5 63 1 0 59 54 5.17 1.64
MON 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 16 3.0 5 0 3 0 0 0 0 0 3 3 9.00 2.67
'00計 19 19 0 0 0 4 3 0 0 .571 442 97.0 122 13 40 1 5 63 1 0 62 57 5.29 1.67
2003 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 17 3.0 5 2 3 2 0 4 0 1 5 5 15.00 2.67
2004 12 12 1 1 0 3 6 0 0 .333 284 63.0 79 9 23 2 3 38 2 0 47 36 5.14 1.62
2005 TOR 26 13 0 0 0 4 3 0 0 .571 407 94.0 93 12 34 0 5 75 3 0 49 45 4.31 1.35
2006 59 5 0 0 0 6 2 1 6 .750 327 77.0 73 9 30 6 2 61 7 0 38 35 4.09 1.34
2007 81 0 0 0 0 4 2 1 24 .667 239 58.0 47 3 24 3 1 57 2 1 15 14 2.17 1.22
2008 66 0 0 0 0 0 3 5 24 .000 290 70.2 54 3 27 7 4 57 3 0 15 14 1.78 1.15
2009 48 0 0 0 0 1 3 9 10 .250 200 46.2 46 4 13 1 2 43 1 0 18 16 3.09 1.26
2010 67 0 0 0 0 5 5 0 26 .500 241 61.1 47 3 14 3 4 48 1 0 19 18 2.64 0.99
2011 LAA 60 0 0 0 0 6 3 1 26 .667 218 53.2 39 3 15 3 0 35 2 0 11 8 1.34 1.01
2012 57 0 0 0 0 1 1 9 25 .500 194 45.2 43 3 17 2 0 32 1 0 17 16 3.15 1.31
2013 43 0 0 0 0 2 3 0 18 .400 122 29.1 26 1 11 2 2 22 1 0 7 6 1.84 1.26
ATL 25 0 0 0 0 2 1 0 8 .667 67 14.0 19 0 8 0 0 15 1 0 6 6 3.86 1.93
'13計 68 0 0 0 0 4 4 0 26 .500 189 43.1 45 1 19 2 2 37 2 0 13 12 2.49 1.48
2014 CWS 38 0 0 0 0 0 2 1 6 .000 108 23.2 24 1 15 2 0 22 0 0 17 16 6.08 1.65
KC 17 0 0 0 0 0 2 0 1 .000 57 14.1 12 1 5 0 0 3 1 0 7 5 3.14 1.19
'14計 55 0 0 0 0 0 4 1 7 .000 165 38.0 36 2 20 2 0 25 1 0 24 21 4.97 1.47
MLB:13年 619 50 1 1 0 38 40 27 174 .487 3213 751.1 729 67 279 34 28 575 26 2 333 297 3.56 1.34
  • 各年度の太字はリーグ最高

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集