スタン・トーマス (アメリカンフットボール)

スタン・トーマス(Stan Thomas 1968年10月28日- )はカリフォルニア州エル・セントロ出身のアメリカンフットボール選手。NFLのシカゴ・ベアーズヒューストン・オイラーズで1991年から1994年までプレーした。ポジションはオフェンシブラインマン

スタン・トーマス
Stan Thomas
基本情報
ポジション オフェンシブタックル
生年月日 (1968-10-28) 1968年10月28日(55歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州エル・セントロ
身長: 6' 5" =約195.6cm
体重: 296 lb =約134.3kg
経歴
大学 テキサス大学
NFLドラフト 1991年 / 1巡目全体22位
初出場年 1991年
初出場チーム シカゴ・ベアーズ
所属歴
シカゴ・ベアーズ(1991年-1992年)
ヒューストン・オイラーズ(1993年-1994年)
NFL 通算成績
出場試合数 55試合
先発出場試合数 7試合
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

テキサス大学から1991年のドラフト1巡でシカゴ・ベアーズに指名されて入団した。彼のドラフト1巡指名はオーナーの指示で行われた。当時ベアーズのヘッドコーチだったマイク・ディトカによると、アメフトについて全く素人のオーナーが誰とサインし、誰をトレードし、誰をドラフトするかについてまで口出しするようになったという。ディトカはトーマスを指名したいと思っていなかったがオーナーが決定を下した[1]。背中の故障で引退したジム・カヴァートの代わりに、1年目より左タックルを任されたが期待はずれに終わった[2][3][4]

1992年2月には、バーを出た後、車を運転中に、彼の車を追い抜いた後、Uターンしてきた車に乗った男に銃で撃たれ、頭部に重傷を負った[5]

この年、ドラフト2巡で指名されたトロイ・オーゼンに左タックルのポジションを明け渡した[6]。12月13日のピッツバーグ・スティーラーズとの試合後半、サイドラインでマイク・ディトカヘッドコーチと口論するところがテレビで流れた[6]。2年間で26試合に出場したものの、1993年ヒューストン・オイラーズにトレードされ、2年プレーした[4]

1994年のサラリーは当初50万ドルであったが、その年いったん解雇された後、16万2000ドルのリーグ最低保障でオイラーズと契約を結んだ。この年、両親が脱税で逮捕され、弁護士費用で10万ドル以上を費やした[7]

1995年8月、女性に銃口をつきつけられて、10万ドルのメルセデス・ベンツを奪われた[8]

1995年9月17日、ルーキーのHicham El-Mashtoubと乱闘を起こした彼はジェフ・フィッシャーヘッドコーチによってオイラーズから追放された[9]

2004年、サンディエゴ郊外で21歳の女性を強姦し[4]、起訴された[2]

人物 編集

ベアーズのドラフトの期待はずれ(バスト)として、ケイド・マクナウンカーティス・エニスなどと共に名前があがる選手である[4][10]

脚注 編集

  1. ^ 1991 Chicago Bears-Year of Da Bears”. bearshistory.com. 2011年9月13日閲覧。
  2. ^ a b Former Bears tackle charged with rape, sodomy”. シカゴ・トリビューン (2004年6月30日). 2011年9月13日閲覧。
  3. ^ Even Bears Draft Day Busts Need a Hug Now and Then”. bleacherreport.com (2010年4月22日). 2011年9月13日閲覧。
  4. ^ a b c d Worst Bears Draft Picks of All-Time: OT Stan Thomas”. windycitygridiron.com (2011年4月8日). 2011年9月13日閲覧。
  5. ^ Bears Tackle Is Shot in Head”. ニューヨーク・タイムズ (1992年2月10日). 2011年9月13日閲覧。
  6. ^ a b 1992 Chicago Bears-Farewell, Iron Mike”. bearshistory.com. 2011年9月13日閲覧。
  7. ^ Parents Of Oilers' Thomas Heading To Jail”. articles.philly.com (1994年7月29日). 2011年9月13日閲覧。
  8. ^ Oilers' Thomas Gets Robbed At Gunpoint”. シカゴ・トリビューン (1995年8月27日). 2011年9月13日閲覧。
  9. ^ Houston Oilers”. articles.orlandosentinel.com (1995年9月17日). 2011年9月13日閲覧。
  10. ^ Chicago Bears: Top 20 First-Round Picks in Team History”. bleacherreport.com (2011年3月19日). 2011年9月13日閲覧。

外部リンク 編集

先代
マーク・キャリアー
シカゴ・ベアーズ
ドラフト1巡指名

1991年
次代
アロンゾ・スペルマン