ストーリーヴィル・レコード

ストーリーヴィル・レコード[1](Storyville Records)は、デンマークコペンハーゲンに本拠を置く国際的なレコード会社およびレーベルで、ジャズブルースの音楽を専門としている。ストーリーヴィル・レコードは、オリジナルのマテリアルに加えて、かつてパラマウント・レコード、アメリカン・ミュージック・レコード、およびサウスランド・レコードなどのレーベルから登場した多くのビンテージ・ジャズ・レコーディングを再発した。多くのストーリーヴィルのレコードが日本でプレスされた。

ストーリーヴィル・レコード
Storyville Records
親会社ワイズ・ミュージック・グループ
設立1952年
設立者カール・エミール・クヌーセン
ジャンルジャズブルース
 デンマーク
本社所在地コペンハーゲン
公式サイトwww.storyvillerecords.com

略歴 編集

ストーリーヴィル・レコードは、コペンハーゲンの電話会社で働いていたデンマークジャズ・レコード・コレクターであるカール・エミール・クヌーセン (Karl Emil Knudsen)によって、1950年代に設立された。歓楽街であるニューオーリンズストーリーヴィルにちなんで名付けられ、常にジャズとブルースに重点を置いてきた。

レーベルの最初のリリースとなったのは、マー・レイニー、クラレンス・ウィリアムス・ブルース・ファイヴ、ジェイムス・P・ジョンソンをフィーチャーした78rpmのリイシュー盤であった。ストーリーヴィルはすぐに、ケン・コリアズ・ジャズ・メンをはじめ、クリス・バーバー、モンティ・サンシャイン、ロニー・ドネガンらイギリスのグループのオリジナル・レコーディングをリリースした。

クヌーセンは、1953年にコリア・バンドをブッキングしたコペンハーゲンのコンサート会場であるストーリーヴィル・クラブの共同創設者でもあった。このバンドは、デンマーク滞在中にクリス・アルバートンによってレコーディングされた。これらのパフォーマンスは、レーベルのオリジナル・マテリアルによる最初のリリースとなり、ストーリーヴィルのカタログに残っている。現在、カタログにはさまざまなジャンルのジャズが含まれている。また、ビデオ・リリースを含めて拡大し、傘下のジャズメディア (JazzMedia)の下で、書籍やディスコグラフィも提供している。

カール・エミール・クヌーセンが2003年9月5日に亡くなったとき、会社はアンダース・ステファンセンの下で機能をし続けたが、2005年にデンマークで最も古い音楽出版社であるエディション・ウィルヘルム・ハンセン(現在のワイズ・ミュージック・グループ)に買収された[2]

アーティスト 編集

参照 編集

脚注 編集

  1. ^ ストーリービル・レコード」の表記もある。
  2. ^ Edition Wilhelm Hansen Acquires Storyville Records”. Edition Wilhelm Hansen (2005年5月11日). 2021年6月11日閲覧。
  3. ^ Robert "Mojo" Elem - Album Discography”. AllMusic. 2017年11月2日閲覧。

外部リンク 編集