スプライス
『スプライス』(Splice)は、2009年に公開されたカナダとフランスの合作によるSFホラー映画。
スプライス | |
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Splice | |
監督 | ヴィンチェンゾ・ナタリ |
脚本 |
ヴィンチェンゾ・ナタリ アントワネット・テリー・ブライアント ダグ・テイラー |
原案 |
ヴィンチェンゾ・ナタリ アントワネット・テリー・ブライアント |
製作 | スティーヴ・ホーバン |
製作総指揮 |
ギレルモ・デル・トロ スーザン・モントフォード ドン・マーフィ クリストフ・ランデ イヴ・シェヴァリエ ジョエル・シルバー シドニー・デュマ |
出演者 |
エイドリアン・ブロディ サラ・ポーリー デルフィーヌ・シャネアック |
音楽 | シリル・オフォール |
撮影 | 永田鉄男 |
編集 | ミシェル・コンロイ |
製作会社 |
ダーク・キャッスル・エンターテインメント ゴーモン Copperheart Entertainment |
配給 |
ワーナー・ブラザース クロックワークス |
公開 |
2009年10月6日 第42回シッチェス・カタロニア国際映画祭 2010年6月4日 2011年1月8日 |
上映時間 | 104分 |
製作国 |
カナダ フランス |
言語 |
英語 フランス語 |
製作費 | $30,000,000[1] |
興行収入 | $26,857,459[1] |
ストーリー 編集
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天才遺伝子科学者コンビのクライヴとエルサは、人間と動物の遺伝子を合成させてハイブリッド・アニマルを産み出す禁断の技術を完成させた。ドレンと名付けられたその異形の生物は急激な早さで成長し、人間の女性に似た姿へと変貌する。
キャスト 編集
※括弧内は日本語吹替
- クライヴ・ニコリ - エイドリアン・ブロディ(檀臣幸)
- エルサ・カスト - サラ・ポーリー(魏涼子)
- ドレン - デルフィーヌ・シャネアック(台詞なし)
- 性別転換後のドレン - デルフィーヌ・シャネアック(名村幸太朗)
- 幼いドレン - アビゲイル・チュ(台詞なし)
- ギャビン・ニコリ - ブランドン・マクギボン(樋口智透)
- ジョアン・ショロ - シモーナ・メカネスキュ(安永亜季)
- ウィリアム・バーロー - デヴィッド・ヒューレット(魚建)
製作 編集
『スプライス』の脚本は映画監督のヴィンチェンゾ・ナタリ、脚本家のダグ・テイラーおよびアントワネット・テリー・ブライアントの3者によって書かれた[2]。スクリプトは元々、ナタリの『キューブ』(1997年)の次回作として作られた。予算と技術的な都合によってプロジェクトは停滞していたが、2007年に2600万ドル(カナダから75%、フランスから25%)の製作費を受けて製作が開始された[3]。
2007年10月、エイドリアン・ブロディとサラ・ポーリー出演が決まり、翌11月にオンタリオ州トロントで撮影が始まった[4]。トロントの他にハミルトンでも行われ、2008年2月に完了した[3]。
公開 編集
2009年のシッチェス・カタロニア国際映画祭で初公開され[5]、翌2010年のサンダンス映画祭でも上映された[6]。サンダンス映画祭後は配給権を落札する為に激しい争奪戦が行われ、Apparition[7]、ワインスタイン・カンパニー[8]、ニューマーケット・フィルムズ、ファースト・ルック・スタジオ、サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズが名乗りを上げたが最終的にダーク・キャッスル・エンターテインメントが獲得した[9]。北米配給はダーク・キャッスルの親会社のワーナー・ブラザースが手掛け、宣伝費とプリント代に約3,500万ドルから4,000万ドルが投じる契約が結ばれた[10]。
興行成績 編集
2010年6月4日に北米の2450劇場で公開され、初週末3日間で約740万ドルを稼いだ[1]。
批評家の反応 編集
Rotten Tomatoesでは184のレビュー中74%が肯定的なものであり、平均点は10点満点で6.6だった[11]。Metacriticでは34のレビューで平均点は100点満点中65点だった[12]。
受賞・ノミネート 編集
賞 | 部門 | 候補者 | 結果 |
---|---|---|---|
シッチェス・カタロニア国際映画祭 | 特殊効果賞 | 受賞 | |
作品賞 | ヴィンチェンゾ・ナタリ | ノミネート | |
サターン賞 | SF映画賞 | ノミネート | |
メイクアップ賞 | ノミネート |
出典 編集
- ^ a b c “Splice (2010)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年6月30日閲覧。
- ^ Borys Kit (2007年10月4日). “A creature feature for Polley, Brody”. The Hollywood Reporter 2008年1月8日閲覧。
- ^ a b Marise Strauss (2007年10月5日). “Natali taps Polley, Brody for Splice”. Playback 2008年1月8日閲覧。
- ^ “Telefilm Canada announces funding for 11 English-language projects”. Canadian Press. (2007年12月20日). オリジナルの2008年2月2日時点におけるアーカイブ。 2008年1月8日閲覧。
- ^ “Sitges Film Festival - Splice”. Sitges Film Festival. 2010年8月31日閲覧。
- ^ Sundance '10: 'Splice' Director Vincenzo Natali Blogs
- ^ Service deals becoming a hit at Sundance
- ^ Sundance '10: Bidding War Over Vincenzo Natali's 'Splice'
- ^ Big Sundance Deal Getting Done: 'Splice'
- ^ “ヴィンチェンゾ・ナタリ『SPLICE』ワーナー配給で全米6月公開!”. サーチナ. 2013年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月31日閲覧。
- ^ “Splice Movie Reviews, Pictures”. Rotten Tomatoes. 2010年8月31日閲覧。
- ^ “Splice Film Reviews”. Metacritic. 2010年8月31日閲覧。
外部リンク 編集
- WarnerBros.com | Splice | Movies(英語)
- スプライス – クロックワークス公式サイト – THE KLOCKWORX(日本語)
- スプライス – クロックワークス公式サイト – THE KLOCKWORX(日本語)
- スプライス - allcinema
- スプライス - KINENOTE
- Splice - オールムービー(英語)
- Splice - IMDb(英語)
- Splice - Rotten Tomatoes(英語)
- Splice - Metacritic(英語)
- Splice - Box Office Mojo(英語)