スペイン行進曲』(スペインこうしんきょく、ドイツ語: Spanischer Marsch作品433は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲した行進曲楽器にはカスタネットなどが用いられている。

献呈先のスペイン皇太后マリア・クリスティナ

概要 編集

1888年に作曲され、シュトラウス2世はオーストリアスペインの外交の一助としてこの行進曲をスペインの摂政皇太后マリア・クリスティナに献呈した[1]。初演は同年の10月21日に、ウィーン楽友協会のホールで行われ、成功を収めた。

明るく堂々としたファンファーレで始まるドラマティックな長い行進曲で、かなり入念に書かれている。メロディはいかにもスペイン的であるが、これら全てシュトラウス2世のオリジナルである。

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートでもしばしば演奏される[注 1]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 最近では2006年2011年に演奏された。

出典 編集

  1. ^ スペイン行進曲”. 大辞泉ほか. コトバンク. 2018年10月30日閲覧。

外部リンク 編集

全曲を試聴する
  Marcha española - 「ORQUESTAFILARMONIA」公式YouTubeチャンネル。

関連作品 編集

外部リンク 編集