スペードフィッシュ (原子力潜水艦)

艦歴
発注 1965年3月9日
起工 1966年12月21日
進水 1968年5月15日
就役 1969年8月14日
退役 1997年4月11日
除籍 1997年4月11日
その後 原子力艦再利用プログラム
性能諸元
排水量 基準:3,995トン
満載:4,291トン
全長 89 m (292 ft)
全幅 9.7 m (32 ft)
吃水 8.8 m (29 ft)
機関 S5W reactor
最大速 25 ノット
乗員 士官14名、兵員95名
兵装 21インチ魚雷発射管4基
モットー Tenacious Attacker

スペードフィッシュ (USS Spadefish, SSN-668) は、アメリカ海軍原子力潜水艦スタージョン級原子力潜水艦の20番艦。艦名は大西洋西部に生息する棘鰭類の魚の一種、スペードフィッシュに因む。その名を持つ艦としてはバラオ級潜水艦123番艦(SS-411)以来2隻目。

艦歴 編集

スペードフィッシュの建造は1965年3月9日にバージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所に発注される。1966年12月21日に起工し、1968年5月15日にチャールズ・T・ブース夫人によって命名、進水し、1969年8月14日に艦長ジョージ・M・ヘンソン少佐の指揮下就役した。

大西洋での整調に続いて、スペードフィッシュは1970年4月から6月までニューポート・ニューズで整調後信頼性試験を受け、7月に北大西洋での対潜水艦戦演習に参加した。母港のバージニア州ノーフォークに帰還後、10月から12月まで大西洋に展開、その後ノーフォークで維持調整作業に入った。

1971年2月18日、2度目の大西洋配備に向かう。スコットランドファスレーンを訪問し、4月18日にノーフォークに帰還した。その年の残りはノーフォーク近海で活動し、対潜水艦戦演習および定時の訓練を行った。

1972年、スペードフィッシュはノーフォークでの訓練活動を行った後、6月から8月にかけて大西洋に展開、スコットランドのホーリー・ロッホを訪問し、その後ノーフォークに帰還した。10月10日に再び大西洋に展開し、12月17日にノーフォークに帰還した。

1973年前半はノーフォーク沖、東海岸沿いに活動した。スペードフィッシュは独自に弾道ミサイル原子力潜水艦としてのセキュリティ訓練と定時の訓練を行い、5月と6月には演習 LANTREADEX と SEACONEX において第8巡洋駆逐艦隊の支援を行った。6月末にイギリスポートランドで1週間を過ごし、7月に東海岸に帰還する。9月初めにはノーフォーク海軍造船所で大規模オーバーホールを開始し、1974年7月に作業は完了、大西洋岸での活動を再開した。

スペードフィッシュは1984年にジョージ・バーズレー中佐の指揮下寒冷地演習を完了し、1992年および93年にはR・B・ウィリアムズ中佐の指揮下同演習を完了した。

1995年および96年にはペルシャ湾配備を完了し、それぞれ赤道を横断した。1996年の配備はノーフォークの21番埠頭から始まり、ワシントン州ブレマートンピュージェット・サウンド海軍造船所で終了した。同地でスペードフィッシュはC・W・「バディ」パーイヤー中佐の指揮下退役した。

スペードフィッシュは1997年4月11日に退役し、同日除籍された。その後ブレマートンで原子力艦再利用プログラムの下1996年10月1日に解体が行われ、1997年10月24日に作業は完了した。

外部リンク 編集