スミ・ジョー: Sumi Jo)は、韓国出身のソプラノ歌手。朝鮮語(韓国語)名はチョ・スミ: 조수미曺秀美、英: Jo Sumi)。

スミ・ジョー
2013年2月朴槿恵大統領就任式より
基本情報
別名 チョ・スミ
生誕 (1962-11-22) 1962年11月22日(61歳)
出身地 大韓民国の旗 韓国ソウル特別市
ジャンル クラシック音楽
職業 ソプラノ歌手
活動期間 2002年 - 現在
事務所 SMIエンターテイメント
公式サイト Soprano Sumi Jo
チョ・スミ
各種表記
ハングル 조수미
漢字
発音 チョ・スミ
日本語読み: ちょ・すみ
ローマ字 Jo Sumi
英語表記: Jo Sumi
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概要 編集

多くの韓国ドラマの挿入歌を歌っている。クォン・サンウのファンである。ミュージカル俳優KAIの芸名を考えた[1]

来歴 編集

仙和芸術中・高等学校、ソウル大学校中退。サンタ・チェチーリア音楽院[2]鍵盤楽器声楽を学ぶ。

ソウルで『フィガロの結婚』のスザンナ役でオペラ・デビューした。

1988年リヨン歌劇場ジェローム・サヴァリー演出、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮によるロッシーニオリー伯爵』のアデール伯爵夫人を演じた後、CD録音。

その後、ヘルベルト・フォン・カラヤンに注目され、『仮面舞踏会』のオスカル役を歌って聞かせたところ、オーディションに参加することができた。カラヤンは彼女の声を「神からの贈り物」と評した。翌1989年、急死したカラヤンに代わってゲオルク・ショルティの指揮で行われたザルツブルク音楽祭での公演(ジョン・シュレシンジャー演出)で、同音楽祭にデビューした。翌1990年の再演はTV生中継で日本を含む世界各国で放映され、一躍その名を知らしめた(その後DVD化)。

その後は世界の主要な歌劇場において、夜の女王(『魔笛』、ウィーン国立歌劇場日本公演でも急な代役で演じ、初来日)やルチア(『ランメルモールのルチア』)、ツェルビネッタ(『ナクソス島のアリアドネ』)などのコロラトゥーラ・ソプラノの役を積極的にこなす。1994年、ロマン・ポランスキー演出による『ホフマン物語』のオランピアでパリ・オペラ座にデビューし、これが縁でポランスキー監督の映画『ナインスゲート』の音楽でヴォカリーズも担当した。1995年は南仏のエクサン・プロヴァンス音楽祭マルセル・マレシャル演出『オリー伯爵』を演じ、フランスではTV生中継される。その後も、リチャード・ボニングズービン・メータロリン・マゼールなどの主要な指揮者や、アルフレード・クラウスなどの名歌手と共演を重ねてきた。録音数も多く、現在では古楽器オーケストラとも録音を制作している。

脚注 編集

  1. ^ ポップオペラ歌手KAI「EXOのメンバーと同じ名前で、僕のすべてが隠れた」”. Kstyle (2014年4月29日). 2017年10月17日閲覧。
  2. ^ ALUMNI” (イタリア語). Conservatorio di Musica Santa Cecilia - Roma. 2021年3月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集