スーパーコブラ』(英:Super Cobra)は、1981年8月に当時のコナミ2006年3月31日持株会社化に伴い、版権はコナミデジタルエンタテインメントに移行)が発表した業務用の縦画面横スクロールシューティングゲームで、同年に発売された『スクランブル』の続編でもある[1]

スーパーコブラ
ジャンル 横スクロールシューティングゲーム
対応機種 アーケードゲーム
開発元 コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント
発売元 コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント)
人数 1-2人(交互)
発売日 1981年8月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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概要 編集

地形への衝突を避けつつ敵基地を目指すことや、自機の燃料積載量に限りがあるため補給しないと墜落する点など、基本的には『スクランブル』のゲームシステムを踏襲しているが、自機がヘリコプターであることと区画数が前作の6区画から10区画(+最終基地)に増えていること、区画間でファンファーレが流れること、最終目的が宝物の奪還であることなどの違いが存在する。

スーパーコブラはセガ版とコナミ版の2つのバージョンがあるが、クレジット表記以外にも違いがあり、セガ版では以下の通りとなっている。

  • ゲーム開始(周回開始)直後に流れる曲に「スクランブル」のパートが加わる
  • ステージ9、10がコナミ版よりも長い

ステージ構成 編集

  • ステージ1 - ロケットや機関銃砲台、山で構成される面
  • ステージ2 - ロケットがより小型の「ホッピングロケット」になっている以外はステージ1と同じ
  • ステージ3 - エイリアンの赤い宇宙船が登場する面
  • ステージ4 - 山の地形にエイリアン船が登場する面
  • ステージ5 - 上側の地形から結晶が降ってくる面
  • ステージ6 - 可動式機関銃砲台から攻撃される面
  • ステージ7 - 隕石地帯、隕石が自機を追跡してくる面
  • ステージ8 - 前作と同じエイリアン船が攻撃してくる面
  • ステージ9 - 建物の間をホッピングロケットが飛び交う面
  • ステージ10 - 地下基地の面、燃料タンクは長い横並びになっている
  • ステージ11 - 建物と障害物が入り乱れる面、戦利品として"$"を回収する

ステージ11をクリアすると自機が1機追加され、難度が上がってステージ1からの繰り返しとなる。前作よりもさらに難易度が上がっており、少しのミスによりクリアが困難になる[1]。ただし前作と異なりコンティニュー機能が搭載されているため、クレジットを追加すればゲームが続けられるようになっている。

ステージクリアの際に流れるファンファーレは、合唱曲として知られている「いざ起て戦人よ」のメロディの一節が使用されている。

移植 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c コアムックシリーズNO.682『電子ゲーム なつかしブック』p.23.
  2. ^ a b Switch、PS4『アーケードアーカイブス スーパーコブラ』が10月15日に配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2020年10月14日). 2020年10月15日閲覧。
  3. ^ a b 長岡 頼 (2020年10月14日). “PS4/Switch用「アーケードアーカイブス スーパーコブラ」10月15日配信 ヘリコプターを操り敵基地にある戦利品を奪取せよ!” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年10月15日閲覧。

関連項目 編集

  • 沙羅曼蛇2 - 本作と同名の「スーパーコブラ」が2Pキャラとして登場する(前作では2Pキャラは「ロードブリティッシュ」だった)。本作のプレイヤー機体がヘリコプター型であるのに対し、戦闘機型になっている。コブラと呼ばれる戦闘機(おそらく大気圏内用戦闘機だと思われる)をベースに超時空戦闘機に改修した機体という設定で、パッケージ等のイラストではビックバイパーとほぼ同一のデザインとして描かれているが、ゲーム中ではロードブリティッシュにより近いデザインとなっている。

外部リンク 編集