セアダス(Seadas)あるいはセバダス(Sebadas)はサルデーニャの伝統的なデザートである。

セアダス
別名 セアダ、セバダス
フルコース デザート
発祥地 イタリアサルデーニャ
主な材料 セモリナペコリーノ・サルドオリーヴオイルラード蜂蜜
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ふつうは直径8~10センチほどある大きなセモリナダンプリングペコリーノ・サルドチーズレモンピールあるいはゼストを詰め、たっぷりの熱したオリーヴオイルラードで揚げたものである。蜂蜜や砂糖、あるいは塩をかけて食べる。

名称 編集

 
揚げたセアダス

原語の単数形は「セアダ」(seada)あるいは「セバダ」(sebada)である[1]。日本語では複数形に基づく「セアダス」という表記も多い[2][3]

材料 編集

 
セアダスの生地

セモリナで作った生地を、大きめのラビオリに似た丸い形に整える。中には、主にサルデーニャの羊であるサルダ種の羊乳から作ったペコリーノ・サルドを詰め物として入れる[1]。チーズはペコリーノ・ロマーノリコッタを使うこともある[4]。チーズはレモンピールあるいはゼストで味付けする[5]オリーヴオイルなどで表面が黄金色になるまで揚げ、鍋から出して熱いままデザートとして出す[6][7]。油はラードなどを用いることもある。蜂蜜と粉末グラニュー糖をかけて食べる[6]

時期 編集

伝統的なデザートで、イースタークリスマスに食べることが多いが、他の時期に食されることもある[7]

脚注 編集

  1. ^ a b “The secret to cheap(ish) Sardinia” (英語). The Telegraph. https://www.telegraph.co.uk/travel/family-holidays/sardinia-neilson-kite-surfing-cycling-review/ 2018年6月4日閲覧。 
  2. ^ “スイーツ好きにおすすめ!自由が丘の人気カフェ12店” (日本語). マイナビニュース. https://web.archive.org/web/20180620232530/https://news.mynavi.jp/article/20170209-a179/ 2018年6月4日閲覧。 
  3. ^ “日本一お洒落な電車「みなとみらい線・東横線」小島奈津子が途中下車してご案内”. J-CASTテレビウォッチ. (2017年5月8日). https://www.j-cast.com/tv/2017/05/08297225.html?p=all 2018年6月4日閲覧。 
  4. ^ readers, Guardian (2015年7月30日). “Favourite restaurants in Sardinia: readers’ travel tips” (英語). the Guardian. 2018年6月4日閲覧。
  5. ^ “A Tour of Sardinia, Full of Discoveries” (英語). The New York Times. (2015年5月27日). ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2015/05/27/travel/a-tour-of-sardinia-full-of-discoveries.html 2018年6月4日閲覧。 
  6. ^ a b Swinnerton, Robbie (2009年9月4日). “Tharros: Sardinian flavors in taberna style” (英語). The Japan Times Online. ISSN 0447-5763. https://www.japantimes.co.jp/life/2009/09/04/food/sardinian-flavors-in-taberna-style/ 2018年6月4日閲覧。 
  7. ^ a b Food52 (2014年3月7日). “Sardinian Honey and Cheese Pastries (Seadas)” (英語). Huffington Post. 2018年6月4日閲覧。

外部リンク 編集