セザンヌと過ごした時間

2016年のフランスの伝記映画

セザンヌと過ごした時間』(セザンヌとすごしたじかん、Cézanne et moi)は2016年フランス伝記映画。 監督はダニエル・トンプソンフランス語版、出演はギヨーム・カネギヨーム・ガリエンヌなど。 「近代絵画の父」と称されるポール・セザンヌ自然主義文学を代表する文豪エミール・ゾラの長年にわたる友情を描いている[3]。 セザンヌ没後110年を記念して製作された作品である[4]

セザンヌと過ごした時間
Cézanne et moi
監督 ダニエル・トンプソンフランス語版
脚本 ダニエル・トンプソン
製作 アルベール・コスキ
出演者 ギヨーム・カネ
ギヨーム・ガリエンヌ
音楽 エリック・ヌヴーフランス語版
撮影 ジャン=マリー・ドルージュフランス語版
編集 シルヴィ・ランドラフランス語版
製作会社 G Films
配給 フランスの旗 パテ
日本の旗 セテラ・インターナショナル
公開 フランスの旗 2016年9月21日
日本の旗 2017年9月2日
上映時間 114分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 €11,285,042[1]
興行収入 フランスの旗 $3,985,776[2]
世界の旗 $4,529,583[2]
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ストーリー 編集

セザンヌゾラが、10代前半から長年にわたる友情を育みながらも、40代後半で絶縁に至るまでの経緯と「その後」を描いている。 2人が絶縁したのは、ゾラがセザンヌをモデルに執筆したとされる小説『制作フランス語版』を1886年に発表したことが原因とされているが、脚本を執筆したダニエル・トンプソンフランス語版監督は2人がその後も密かに会っていたとする仮説を立て、1888年にゾラの別荘をセザンヌが訪れて再会するシーンから映画は始まる[5]。なお、1887年にセザンヌが「君に会いに行くつもりだ」と書いたゾラ宛の書簡が2014年に発見されたことで、絶縁したとされる1886年以降も2人が会っていた可能性が出てきたが、2014年の時点でトンプソン監督は脚本を既に書き上げていた[5]

キャスト 編集

作品の評価 編集

アロシネによれば、フランスの28のメディアによる評価の平均点は5点満点中2.4点である[6]Rotten Tomatoesによれば、49件の評論のうち高評価は53%にあたる26件で、平均点は10点満点中5.4点となっている[7]Metacriticによれば、12件の評論のうち、高評価は5件、賛否混在は6件、低評価は1件で、平均点は100点満点中54点となっている[8]

出典 編集

  1. ^ Cézanne et moi (2016)” (フランス語). JPBox-Office. 2022年5月23日閲覧。
  2. ^ a b Cezanne et Moi” (英語). Box Office Mojo. 2022年5月23日閲覧。
  3. ^ セザンヌと過ごした時間”. WOWOW. 2018年10月31日閲覧。
  4. ^ “<近代絵画の父>巨匠ポール・セザンヌ没後110年製作『セザンヌと過ごした時間』 予告編解禁”. CINEMATOPICS. (2017年6月20日). http://www3.cinematopics.com/archives/74262 2018年11月1日閲覧。 
  5. ^ a b ““絶交”していたセザンヌとゾラはひそかに会っていた? 映画の仮説を証明する1通の書簡…“芸術の秋”にぴったりな「セザンヌと過ごした時間」”. 産経ニュース. (2017年9月2日). https://www.sankei.com/article/20170902-BM5GC3UPMVK4FL3X4JGUGQ65C4/ 2018年11月1日閲覧。 
  6. ^ Critiques Presse pour le film Cézanne et moi” (フランス語). AlloCiné. 2022年5月23日閲覧。
  7. ^ "Cézanne and I". Rotten Tomatoes (英語). 2022年5月23日閲覧
  8. ^ "Cézanne et Moi" (英語). Metacritic. 2022年5月23日閲覧。

外部リンク 編集