セルジュ・ボド(Serge Baudo, 1927年7月16日 マルセイユ - )は、フランス指揮者作曲家ボードとも表記される。

セルジュ・ボド
生誕 (1927-07-16) 1927年7月16日
出身地 フランスの旗 フランス共和国マルセイユ
学歴 パリ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者作曲家打楽器奏者

経歴 編集

オーボエ奏者のエティエンヌ・ボドを父親に、ポール・トルトゥリエを叔父に、音楽家の家庭に生まれる。パリ音楽院和声法指揮法のクラスで首席となった後、ラムルー管弦楽団打楽器奏者として音楽活動に入る。また国内の放送局で作曲家として活動を始め、ルイ・マルジャック=イヴ・クストーらの映像作品の作曲を担当した。

指揮者としては1959年に活動を開始し、1962年にはヘルベルト・フォン・カラヤンの代役としてミラノスカラ座ドビュッシーの抒情劇『ペレアスとメリザンド』を指揮して、一躍名を馳せる。長年にわたってエクサン・プロヴァンス音楽祭の常連指揮者としても成功をおさめてきた。また、創設まもないパリ管弦楽団の指揮者を、1969年から1987年までリヨン国立管弦楽団の芸術監督を、2001年から2006年の末までプラハ交響楽団の首席指揮者を務めた。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団とは、オネゲル交響曲全集やドビュッシーの管弦楽曲集の録音を残している。

一般には、ベルリオーズ以降の近代フランス音楽の専門家と思われがちだが、ベートーヴェンブラームスも得意としている。

脚注 編集


先代
ルイ・フレモー
リヨン国立管弦楽団
首席指揮者
1971年 - 1986年
次代
エマニュエル・クリヴィヌ
先代
ニコラス・カーシー
スイス・イタリアーナ管弦楽団
首席指揮者
1997年 - 2000年
次代
アラン・ロンバール
先代
ガエタノ・デローグ
プラハ交響楽団
音楽監督
2001年 - 2006年
次代
イルジー・コウト