サージ・イバーカ

スペイン出身でコンゴ共和国人のバスケットボール選手 (1989 - )
セルジ・イバカから転送)

サージ・ジョナ・イバカ・ンゴビラSerge Jonas Ibaka Ngobila[1][2], 1989年9月18日 - )は、スペインのプロバスケットボール選手コンゴ共和国の首都ブラザヴィル出身。ポジションはセンター

サージ・イバカ
Serge Ibaka
フリーエージェント
ポジション PF/C
基本情報
国籍 スペインの旗 スペイン
 コンゴ民主共和国
生年月日 (1989-09-18) 1989年9月18日(34歳)
出身地 コンゴ共和国の旗 コンゴ共和国
(現: コンゴ民主共和国
ブラザヴィル
身長 211cm (6 ft 11 in)
体重 107kg (236 lb)
キャリア情報
NBAドラフト 2008年 / 1巡目 / 全体24位[1]
プロ選手期間 2006年–現在
経歴
2006インタークラブ
2007–2008CBルスピタレート
2008–2009バスケット・マンレサ
20092016オクラホマシティ・サンダー
2016–2017オーランド・マジック
20182020トロント・ラプターズ
20202022ロサンゼルス・クリッパーズ
20222023ミルウォーキー・バックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ スペインの旗 スペイン
獲得メダル
男子バスケットボール
スペインの旗 スペイン
オリンピック
銀メダル - 2位 2012 ロンドン
ユーロバスケット
金メダル - 1位 2011 リトアニア

経歴 編集

2007-2008シーズンにスペイン2部 (LEB) のチームCBホスピタレットのトップチームに昇格し、プロデビュー。2008年のナイキ・フープサミット出場。2008年のNBAドラフトシアトル・スーパーソニックス (当時) に1巡目24位で指名されたが入団せずに同年8月、1部リーグのバスケット・マンレサと3年契約を結んだ。スーペルコパダンクコンテストで優勝した。

オクラホマシティ・サンダー 編集

2008年のNBAドラフトオクラホマシティ・サンダーに指名されたが、サンダーはイバーカがヨーロッパで引き続きプレーすることを許可した。

2009-10シーズンよりサンダーに加入。

2011-12シーズンよりスターターに定着し、スティーブン・アダムスとともにゴール下のディフェンスの要として、2016年まで活躍した。

オーランド・マジック 編集

2016年のNBAドラフト開催日、ドマンタス・サボニスの交渉権などとのトレードでオーランド・マジックに移籍した[3]

2016年11月13日のチェサピーク・エナジー・アリーナでの古巣オクラホマシティ・サンダー戦では、試合前に大歓声で出迎えられ、自己最多の31得点に加え、117-117の同点で迎えた第4クォーター残り数秒の場面で、決勝FGを決め、勝利に導いた[4][5]

トロント・ラプターズ 編集

2017年2月14日にテレンス・ロスとのトレードで、トロント・ラプターズへ移籍した[6]。シーズン終了後の7月2日に3年6500万ドルで再契約した[7]

 
ラプターズ時代

2018-19シーズンの2018年11月4日のロサンゼルス・レイカーズ戦で自己最多の34得点を記録した[8]。シーズン途中にトレードでマルク・ガソルが加入したことにより控えとなったが、2019年のNBAファイナル英語版の優勝に貢献した。

ロサンゼルス・クリッパーズ 編集

2020年11月21日にロサンゼルス・クリッパーズと2年1900万ドルの契約を結んだ。

ミルウォーキー・バックス 編集

2022年2月10日に4チーム間トレードでミルウォーキー・バックスへ移籍した[9]

プレースタイル 編集

映像外部リンク
  2011年のスラムダンクコンテストでのフリースローラインからのダンク(NBAによる公式動画)

ブロックショットを得意とするディフェンスの要となるプレイヤーでシーズンブロック王を2回獲得、NBAオールディフェンシブチーム1stチームを4回。相手チームが明らかに彼のブロックを警戒しインサイドで攻め倦むほどの存在感を見せる。一方オフェンスでは、類いまれなる身体能力に頼ることなくシュートレンジを広げ2012-13シーズン以降は3ポイントシュートも習得するなど、シーズン毎に成長を見せており、インサイドの3&D選手になっている。2012年2月19日のデンバー・ナゲッツ戦で自己最多の11ブロックを記録した[10]

2011年のNBAオールスターゲーム英語版ではスラムダンクコンテストに出場し、フリースローラインからのダンクを披露した。

人物 編集

YouTuberとしても活動しており、自身のチームメイトをゲストに招き、自ら料理を振る舞う動画を投稿している[11]

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2009–10 OKC 73 0 18.1 .543 .500 .630 5.4 .1 .3 1.3 6.3
2010–11 82 44 27.0 .543 .000 .750 7.6 .3 .4 2.4 9.9
2011–12 66 66 27.2 .535 .333 .661 7.5 .4 .5 3.7 9.1
2012–13 80 80 31.1 .573 .351 .749 7.7 .5 .4 3.0 13.2
2013–14 81 81 32.9 .536 .383 .784 8.8 1.0 .5 2.7 15.1
2014–15 64 64 33.1 .476 .376 .836 7.8 .9 .5 2.4 14.3
2015–16 78 78 32.1 .479 .326 .752 6.8 .8 .5 1.9 12.6
2016–17 ORL 56 56 30.5 .488 .388 .846 6.8 1.1 .6 1.6 15.1
TOR 23 23 31.0 .459 .398 .882 6.8 .7 .3 1.4 14.2
2016-17計 79 79 30.7 .480 .391 .856 6.8 .9 .5 1.6 14.8
2017–18 76 76 27.5 .483 .360 .797 6.3 .8 .4 1.3 12.6
2018–19 74 51 27.2 .529 .290 .763 8.1 1.3 .4 1.4 15.0
通算:10年 753 619 28.7 .514 .357 .761 7.2 .7 .4 2.2 12.3

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010 OKC 6 0 25.5 .571 --- .700 6.5 .3 .3 2.0 7.8
2011 17 17 28.8 .462 .000 .825 7.3 .2 .2 3.1 9.8
2012 20 20 28.5 .528 .250 .722 5.8 .6 .6 3.0 9.8
2013 11 11 33.3 .437 .444 .792 8.4 .7 .0 3.0 12.8
2014 17 17 34.2 .592 .385 .765 6.8 .7 .6 2.5 12.1
2016 18 18 33.4 .521 .449 .750 6.3 .6 .8 1.3 12.0
2017 TOR 10 10 30.7 .462 .316 .846 6.5 1.4 .4 1.7 14.3
2018 10 9 26.0 .417 .375 .818 5.9 1.1 .1 1.3 8.7
2019 24 0 20.8 .477 .237 .762 6.0 .9 .5 1.0 9.4
出場:9回 133 102 28.8 .495 .362 .776 6.5 .7 .4 2.1 10.7

脚注 編集

外部リンク 編集