ソウル・ムーヴァー

グレン・ヒューズのアルバム

ソウル・ムーヴァー』(Soul Mover)は、イギリスハードロック・ボーカリスト/ベーシスト、グレン・ヒューズ2005年に発表したスタジオ・アルバム

ソウル・ムーヴァー
グレン・ヒューズスタジオ・アルバム
リリース
録音 ベーシック・トラック: カリフォルニア州ロサンゼルス サウンド・イメージ・スタジオ[4]
オーバー・ダビングミキシング: カリフォルニア州サンタクラリタ ノイズ・ファクター・スタジオ[4]
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル 欧州連合の旗フロンティアーズ・レコード
アメリカ合衆国の旗サンクチュアリ・レコード
日本の旗ヤマハミュージックコミュニケーションズ
プロデュース グレン・ヒューズ、チャド・スミス、ファブリツィオ・グロッシ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 48位(スウェーデン[5]
  • グレン・ヒューズ アルバム 年表
    ザ・1996・DEPセッションズ(with トニー・アイオミ
    (2004年)
    ソウル・ムーヴァー
    (2005年)
    ヒューズド(with トニー・アイオミ)
    (2005年)
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    背景 編集

    前ソロ・アルバム『ソングス・イン・ザ・キー・オブ・ロック』(2003年)収録曲「ゲット・ユー・ストーンド」にゲスト参加したチャド・スミスレッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が、本作では全面参加を果たした[6]。また、かつてスミスと共にレッド・ホット・チリ・ペッパーズで活動したデイヴ・ナヴァロもゲスト参加した[1]

    レコーディングのうちベーシック・トラックに関しては、ライブ録音で行われた[4]。ヒューズ自身は本作に関して「様々な意味で、私のレコードの中でも特に焦点が定まっている」「彼(チャド・スミス)は『外野の意見なんて気にせず、あなたの好きなレコードを作るべきだ』と言ってくれた」とコメントしている[7]

    本作の初回盤CDは、タイトル曲のミュージック・ビデオを含むエンハンストCD仕様でリリースされた。

    反響・評価 編集

    スウェーデンでは『フロム・ナウ・オン』(1994年)以来11年ぶりのアルバム・チャート入りを果たし、2005年2月3日付のチャートで最高48位を記録して、合計3週トップ60入りした[5]

    Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ソングライティングに関しても、全編を通じて面白味があり強力だが、それ以上に、スターを寄せ集めたソロ・レコードではなく、バンドらしい雰囲気に満ちている」と評している[8]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「彼独自のソウルフルなグルーヴ感とともにモダン・ヘヴィ的なテイストを持たせた、時代性のバランス感覚に長けた一作」と評されている[3]

    収録曲 編集

    特記なき楽曲はグレン・ヒューズとJJ・マーシュの共作。「キャメル・トゥ・スタンプ」は日本盤CD限定の曲で、ヨーロッパ盤およびアメリカ盤には、この曲の代わりに「Isolation」が収録された[1]

    1. ソウル・ムーヴァー - "Soul Mover" (Glenn Hughes) - 4:25
    2. シー・ムーヴス・ゴーストリー - "She Moves Ghostly" - 5:11
    3. ハイ・ロード - "High Road" (G. Hughes) - 4:58
    4. オライオン - "Orion" - 4:15
    5. チェンジ・ユアセルフ - "Change Yourself" (G. Hughes) - 4:27
    6. レット・イット・ゴー - "Let It Go" (G. Hughes) - 6:47
    7. ダーク・スター - "Dark Star" - 3:51
    8. キャメル・トゥ・スタンプ - "Camel Toe Stomp" (G. Hughes, JJ Marsh, Chad Smith) - 6:18
    9. ランド・オブ・ザ・リヴィン(ワンダーランド) - "Land of the Livin' (Wonderland)" - 4:54
    10. ミス・リトル・インセイン - "Miss Little Insane" (G. Hughes) - 4:21
    11. ラスト・ミステイク - "Last Mistake" - 5:04
    12. ドント・レット・ミー・ブリード - "Don't Let Me Bleed" - 7:29

    参加ミュージシャン 編集

    脚注 編集

    1. ^ a b c Glenn Hughes: Japanese Version Of 'Soul Mover' To Include Bonus Track”. Blabbermouth.net (2005年1月19日). 2020年6月2日閲覧。
    2. ^ Glenn Hughes: 'Soul Mover' North American Release Date Announced”. Blabbermouth.net (2005年1月24日). 2020年6月2日閲覧。
    3. ^ a b グレン・ヒューズ/ソウル・ムーヴァー”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年6月2日閲覧。
    4. ^ a b c CD英文ブックレット内クレジット
    5. ^ a b swedishcharts.com - Glenn Hughes - Soul Mover
    6. ^ 日本盤CD (YCCY-10009)ライナーノーツ(広瀬和生)
    7. ^ Glenn Hughes: New Solo Album Is My Most Focused Recording”. Blabbermouth.net (2005年2月20日). 2020年6月2日閲覧。
    8. ^ Rivadavia, Eduardo. “Soul Mover - Glenn Hughes”. AllMusic. 2020年6月2日閲覧。

    外部リンク 編集