ソニー&シェールSonny & Cher)は、アメリカ合衆国の歌手ソニー・ボノ(Sonny Bono)とシェール(Cher)によるポップス・デュオ。1965年のデビュー以来、夫婦デュオとしてヒット曲を連発し、1971年からは冠番組を持つテレビタレントとしても人気を博したが、1975年に離婚。翌年に冠番組で再共演し、バービー人形風の「ソニー&シェール人形英語版」が大ヒットするなどしたが[1]、1977年の番組終了とともに活動を停止した。代表曲は全米1位を獲得した「I Got You Babe」。

ソニー&シェール
Sonny & Cher
ソニー・ボノ(左)とシェール(1976年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ポップスポップ・ロックフォークロック
活動期間 1964年 - 1977年
メンバー ソニー・ボノ
シェール
1971年の公式フォト

解散後 編集

シェールはソロ歌手として成功し、2000年には世界的な大ヒットを記録した「ビリーヴ」でグラミー賞最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞した。また、女優としても1980年代にカンヌ国際映画祭 女優賞アカデミー主演女優賞などを受賞した。

ソニーは俳優活動などを経て、1988年にカリフォルニア州パームスプリングス市長に選出[2]。1994年にはカリフォルニア州から下院議員に選出され「著作権延長法」の立法などに尽力したが[3]、1998年1月5日にスキー事故が原因で死亡した[4]。同年制定された「著作権延長法」は、ソニーの功績を称えて「ソニー・ボノ著作権延長法」の異名がつけられた。

2016年、「I Got You Babe」がグラミー賞殿堂入りした[5]

フィルモグラフィ 編集

映画 編集

テレビ 編集

  • 0011ナポレオン・ソロ』 - The Man from U.N.C.L.E. (1967年)
  • The Sonny & Cher Nitty Gritty Hour (1970年)
  • ソニー&シェール・コメディ・アワー英語版』 - The Sonny & Cher Comedy Hour (1971年〜1974年)[6]
  • The New Scooby-Doo Movies (1972年)
  • The Sonny Comedy Revue (1974年)
  • The Cher Show (1975年〜1976年)
  • 『ソニー&シェール・ショー』 - The Sonny & Cher Show (1976年〜1977年)[7]
  • Sonny and Me: Cher Remembers (1998年)

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム 編集

  • 『アイ・ガット・ユー・ベイブ』 - Look at Us (1965年) ※『ルック・アット・アス』の邦題もある
  • The Wondrous World of Sonny & Chér (1966年)
  • 『ザ・ビート・ゴーズ・オン』 - In Case You're in Love (1967年)
  • All I Ever Need Is You (1972年)
  • Mama Was a Rock and Roll Singer, Papa Used to Write All Her Songs (1974年)

主なシングル 編集

  • "I Got You Babe" (1965年) ※全米1位
  • "Just You" (1965年) ※全米20位
  • "Baby Don't Go" (1965年) ※全米8位
  • "But You're Mine" (1965年) ※全米15位
  • "What Now My Love" (1966年) ※全米14位
  • "The Beat Goes On" (1967年) ※全米6位
  • "All I Ever Need Is You" (1971年) ※全米7位
  • "A Cowboys Work Is Never Done" (1972年) ※全米8位

脚注 編集

関連項目 編集