ノブス(Novus)は、インドタタ・モーターズ韓国タタ大宇が製造・販売する中型・大型トラックである。

タタ・ノブス/タタ大宇・ノブス
タタ製モデル
大宇製モデル
概要
製造国 大韓民国の旗 韓国群山市
販売期間
ボディ
ボディタイプ
系譜
後継 タタ大宇・プリマ
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概要 編集

タタ大宇・ノブス 編集

タタ大宇が次世代トラックの大幅改良版として2004年6月に発売。欧州排出ガス規制強化第3ステップ(ユーロ3)をクリアし、自動車安全基準に合わせたブレーキシステムシャシーフレームサスペンションが大幅に改善された。外観もバンパーやグリルが変更された。2006年1月に中型トラックモデルを発売。2008年1月には欧州排出ガス規制強化第4ステップ(ユーロ4)をクリアするためエンジンを変更し、ヘッドライトの位置が変更された。2009年に後継車種のプリマが発売されたが、ノブスはかなり高評価だったため生産は終了せずに継続販売した。以前よりも低価格にして、2012年に車名を「ノブス・SE」に変更した。2017年には軍の配達などの特殊用途に使われるAWD仕様を一般販売し、より一般ユーザーの選択肢を広げた。

タタ・ノブス 編集

元々タタ大宇が販売していたが、同社がタタ・モーターズに買収され、それをベースにしたノブスが2005年からインドでも販売されるようになった。これにより、タタ・モーターズはインドで初の300馬力を発揮する大型トラックを発売したメーカーとなった。ノブスには250馬力、340馬力、380馬力を発揮するディーゼルエンジンを搭載し、一部のモデルにはより強力な420馬力を発揮するエンジンを搭載している。エンジンはユーロ1、ユーロ2、ユーロ3の基準をクリアしている。2008年に改良され、270 - 450馬力を発揮するユーロ4に対応するエンジンを搭載した。2012年にタタ大宇版同様車名が「ノブス・SE」に変更された。ややグリルが変更され、260 - 450馬力を発揮するエンジンを搭載した。2022年に後継車種のプリマが発売されたことで、現在は特装車生コン車タンクローリーのみが販売されている。

車名の由来 編集

由来は「新しい」という意味が込められている。この車名は買収後に社内公募から選ばれたもの。

ラインナップ 編集

中型 編集

  • CC(4×2)

準大型 編集

大型 編集

  • カーゴトラック
    • CL-L(6×4低床)
    • CL(6×4)
  • ダンプトラック
    • 15トン:CL(6×4)
  • ミキサー車
    • 6m3:CL(6×4)
    • 7m3:CL(6×4)

使用するトランスミッション 編集

  • 6速MT
  • 16速MT
  • 6速AT
  • 12速AT

外部リンク 編集

  •   ウィキメディア・コモンズには、タタ・ノブスに関するカテゴリがあります。