タンダ・ダムボート転覆事故

タンダ・ダムボート転覆事故(タンダ・ダムボートてんぷくじこ)は、2023年1月29日パキスタンカイバル・パクトゥンクワ州にあるタンダ・ダムのダム湖で発生したボート転覆事故。51人の死亡が確認された。

タンダ・ダムボート転覆事故
場所 パキスタンの旗 パキスタン カイバル・パクトゥンクワ州
日付 2023年1月29日
原因 定員超過
死亡者 51
負傷者 5
テンプレートを表示

概要 編集

事故に遭ったボートに乗っていたのはダムから約5キロメートル離れたイスラム神学校の7歳から14歳の生徒などで、生徒たちはダムに遠足で訪れていた[1]

51人の死者の内訳は、生徒ら49人と、教師、船長である[2]。また、乗客のうち、生徒4人と教師1人の計5人が救助された。救助活動は寒波の影響によるダムの水の凍結のため、ダイバーを投入しての遺体収容作業は3日かかった[1][2]

原因は、乗客の過積載とみられている[3]。ボートは20人から25人乗りで、定員を大幅に超過していた。同国内では老朽化した船を定員超過状態で運航し、転覆して乗客が溺死する事故が多発している[1]

反応 編集

パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は事件に対し遺憾の意を表明し、治療中の被害者に医療施設を提供するよう指示した[3]

脚注 編集

  1. ^ a b c 定員超えボート転覆、神学校生徒ら51人死亡 パキスタン - 記事詳細|Infoseekニュース”. Infoseekニュース. 2023年2月4日閲覧。
  2. ^ a b 定員超えボート転覆、神学校生徒ら51人死亡 パキスタン”. www.afpbb.com. 2023年2月5日閲覧。
  3. ^ a b Death toll in Tanda Dam boat capsize rises to 30” (英語). www.thenews.com.pk. 2023年2月4日閲覧。

関連項目 編集