タンピコ橋 (Tampico Bridge, スペイン語: Puente Tampico) は、メキシコメキシコ湾に近いタマウリパス州タンピコの、パヌコ川英語版に架かる自動車用斜張橋である。橋は1988年に開通し、メキシコのエンジニアカンパニーであるCOMECのModesto Armijoによって設計された。メキシコ湾で発生するハリケーンにも耐えうる設計である。橋は、タマウリパス州とベラクルス州を結んでいる。

タンピコ橋
2007年11月11日
基本情報
メキシコの旗 メキシコ
所在地 タマウリパス州タンピコ - ベラクルス州プエブロ・ビエホ
交差物件 パヌコ川
用途 道路橋
座標 北緯22度13分42秒 西経97度50分13秒 / 北緯22.22833度 西経97.83694度 / 22.22833; -97.83694座標: 北緯22度13分42秒 西経97度50分13秒 / 北緯22.22833度 西経97.83694度 / 22.22833; -97.83694
構造諸元
形式 斜張橋
全長 1,543 m
18 m
高さ 55 m
最大支間長 360 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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橋では、直交異方性のスチールデッキ梁が、長さ360mのメインスパンを有する中央部分に使用されており、残りのスパンには、プレストレスト・コンクリートの梁が使われている。このスチールとコンクリートのデッキ梁は、どちらも同じ外付けの形状である。この構造の原理は、後にフランスノルマンディー橋(756mのメインスパンを有する)にも使用されている。

ハリケーンによる暴風雨の中での橋の動きの分析によって、橋の構造が改正されており、橋に架かる負担をコントロールできる形状になっている。これは、フランスの「Scanner」というコンピュータプログラムを使って、SogelergのAlain Chauvinが生み出した。