ダーククラウド

2000 テレビゲーム

ダーククラウド』(Dark Cloud)は、レベルファイブが開発しソニー・コンピュータエンタテインメント2000年12月14日に発売したPlayStation 2(PS2)専用のアクションロールプレイングゲーム

ダーククラウド
ジャンル アクションロールプレイングゲーム
対応機種 PlayStation 2[PS2]
ゲームアーカイブス[GA](PS3のみ)
開発元 レベルファイブ
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー 日野晃博
デザイナー 日野晃博
音楽 西浦智仁
メディア [PS2]DVD-ROM1枚
発売日 PlayStation 2
日本の旗 日本 2000年12月14日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2001年5月29日
欧州連合の旗 欧州連合 2001年9月19日
ゲームアーカイブス
日本の旗 日本 2012年8月22日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
売上本数 日本の旗 日本 10万本[1]
世界の旗 世界 100万本[1]
テンプレートを表示

概要 編集

ソニー・コンピュータエンタテインメントのPS2初のRPGであり、レベルファイブのデビュー作である。日本ではあまり売れなかったが、海外では「日本版で納得できなかった」部分を改良したものを販売し、100万本以上を売り上げた[2]

ゲーム内容 編集

本作はアクション要素のあるダンジョン、パーツを組み立てて町・村を復元するジオラマが2つの柱となっている。

計6人のキャラクターが仲間になるが、操作するのは1人だけで、ダンジョン中にキャラクターを切り替えながら進める。ダンジョンのマップは自動生成され、入るたびに変わる。

キャラクター自体に経験値・レベルはなく、「アタッチメント」や「ビルドアップ」で武器を強化するシステムが充実している。

ストーリー 編集

復活した魔神によって世界のほとんどが破壊されてしまう。主人公は仲間と力を合わせ、世界を再生させるための冒険に出る。

世界 編集

作中における世界は、主に東・西に存在する2つの大陸と月である。

西の大陸
高度な文明こそないが、各地には自然が栄えており、長い間、平和が続いていた。ストーリーは、この大陸の村や町、月を中心に展開する。
ノルン村
山に囲まれたのどかな村。風が吹いているため、風車を利用した生活が育まれている。
マタタギの里
広大な森の中にある村で、文明は野生に近い。人々は獣の毛皮を被った服装をしている。
クィーンズ
海に面した美しい港町で、商業が盛んに行われている。西の大陸では最も栄えている。
ムスカラッカ
砂漠のオアシスに存在する集落。古の伝承が語り継がれ、古来の力を守っている。
東の大陸
機械文明が発達しており、強力な軍を持つ。軍では密かに西の大陸の侵略を企てている。
月のファクトリー
月面クレーターは古の時代に地上から月に移住した民の集落があり、魔法と機械が合わさった高度な文明を持つ。

登場キャラクター 編集

メインキャラクター 編集

トアン
本作の主人公。ノルン村に住む少年。精霊王に特殊な力を与えられ、ノルン村をはじめ世界各地の消失した村や町を再建する。武器は短刀
シャオ
本作のヒロイン。トアンが飼っているで、大きな耳と尻尾が生えている。素早く身軽なのが特徴。魔法の薬により人間の少女に変身する。武器はパチンコ
ゴロー
マタタギの里の外れに住む少年。大柄な体格に似あわず素朴で人見知りが激しい。里の英雄だった父を亡くしてから心を閉ざす。武器はハンマー
ルビー
クィーンズの町で合流する魔女。武器は魔力を強化するリング。
ウンガガ
ムスカ・ラッカの村で一人生き残った青年。武器は
オズモンド
に住む人々のリーダーで天才発明家。武器は光線銃。次回作『ダーククロニクル』でもNPCとして登場する。

サブキャラクター 編集

ドラン
ノルン村の洞窟の奥に棲む神獣。主にノルン村と空を守護する。
シーダ
謎の魔剣士。剣術と魔法に長けているが、正体は不明。

海外版での変更・追加点 編集

敵モンスターの強化
HPが増え、一部モンスターはガード行動をするようになった
新規敵モンスターの追加
一部ボスモンスターの攻撃方法の変化
アイテム、各キャラクターの武器に新規追加
一部武器のビルドアップによって変化する武器も日本版と異なる
新ダンジョンの追加
一度エンディングを見るとワールドマップに「Demon Shaft」と言う全100階層のダンジョンが追加される

声優 編集

エンドロールではいずれも役名表記なし。本項では、演者によって配役が明らかにされているキャラクターを記載する。

脚注 編集

  1. ^ a b 日野晃博さん-プロ論。”. リクナビNEXT (2014年7月16日). 2014年11月15日閲覧。
  2. ^ Gpara.com クリエイターズ・ファイル:「制作する作品は自分の子供の様なもの」日野晃博さん” (2006年3月13日). 2013年4月16日閲覧。
  3. ^ エイコウのキロク・ワード”. アキメキア(秋葉好美公式サイト). 2003=04-14時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月28日閲覧。
  4. ^ Works”. 青空びより(久保田恵公式サイト). 2017年12月28日閲覧。

外部リンク 編集