チャラ男

「言動が軽薄な若い男性」の形容表現

チャラ男(チャラお)とは、「チャラチャラした」と形容されるような、言動が軽薄な若い男性のキャラクターを指す日本語若者言葉の表現[1][2]である。

概要 編集

1990年代から使用されていたが[3]2011年オリエンタルラジオ藤森慎吾がこのキャラクターで再ブレイクし、広く注目された[2][4][5]

藤森以外にチャラ男と評される人物としては、「チャラ男キャラクター」を売りにする芸人である[6]EXIT[7]、スポーツ選手では容貌に由来する愛称としてそのように呼ばれるサッカー選手の大津祐樹[8](現・横浜F・マリノス)などがいる。また、元埼玉西武ライオンズの内野手であった平尾博嗣には、その風貌と姓から「チャラ尾」という愛称があった[9]

チャラ男のイメージ 編集

チャラ男は、(日焼けサロンに通って作った)日焼けした肌、茶髪や金髪に染めた髪で、ナンパと合コンに明け暮れるといったイメージで語られることがある[10]

また、ピアスなどのアクセサリー類を身につけていることから「チャラチャラしている」という表現が生まれたとする見方もある[11]

女性から見て「チャラ男は話しやすいし、楽しいし、一緒にいて楽」だが、「裏を返せば、どの女の子にも同じように接するから、彼女がいても浮気してそう…」といったイメージでも語られる[5]

出典・脚注 編集

  1. ^ 其山史晃 (2004年5月15日). “「女子高生語」分かる? 「すぐ変わり増える」”. 朝日新聞(朝刊・千葉): p. 31  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  2. ^ a b 藤森慎吾、(インタビュー)「よしもと☆スタイルVOL.16 藤森慎吾『次の“標的”は少女時代で決まり!!』」『オリコン』、東京都、2011年8月3日http://www.oricon.co.jp/entertainment/interview/2011/ystyle0803/index.html2011年8月17日閲覧 
  3. ^ 1990年代の使用例:松原慶「手作りアクセサリーに走るチャラ男くん 売れるのは同じアイテム」『アエラ』1997年8月11日、75頁。  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  4. ^ “放送塔 礼儀正しい藤森慎吾”. 読売新聞(東京朝刊): p. 34. (2011年11月21日) 
  5. ^ a b 宮みゆき (2011年11月1日). “人気上昇中!?“チャラ男”ってどうなの?”. セキララ・ゼクシィ. リクルート. 2011年12月21日閲覧。
  6. ^ チャラ男芸人・慶の現在は? テレビ出演激減も月収は「110~130万円」”. マイナビニュース. マイナビ (2018年5月11日). 2019年7月2日閲覧。
  7. ^ 遠藤敏文 (2019年4月7日). “漫才コンビEXIT チャラ男キャラのしゃべくりで脚光”. NIKKEI STYLE. 日本経済新聞社. 2019年7月2日閲覧。
  8. ^ サッカー界の“チャラ男”スペイン撃沈! 茶髪の苦労人が男泣き”. zakzak. 産業経済新聞社 (2012年7月27日). 2012年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月2日閲覧。
  9. ^ 4/8 平尾博嗣プロデュース「チャラ尾Tシャツ」発売!”. 西武ライオンズ (2009年3月31日). 2013年3月29日閲覧。
  10. ^ 花野雄太 (2010年12月4日). “ひと 石松宏章さん カンボジアに小学校を建てた”. 朝日新聞(朝刊): p. 2  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  11. ^ チャラ男だと勘違いされる行動9パターン”. スゴレン. p. 5 (2016年1月25日). 2019年7月2日閲覧。

関連項目 編集