チャンセン駅

タイの鉄道駅

チャンセン駅(チャンセンえき、タイ語:สถานีรถไฟจันเสน)は、タイ王国北部ナコーンサワン県タークリー郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

チャンセン駅
จันเสน
Chan Sen
ロンリェンチャンセン (0.96 km)
(2.77 km) バンコッククォー
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ナコーンサワン県
タークリー郡
北緯15度7分19.9秒 東経100度27分34.4秒 / 北緯15.122194度 東経100.459556度 / 15.122194; 100.459556
駅番号 1061
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 二等駅
所属路線 北本線
キロ程 173.86 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 จส.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1905年10月31日
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概要 編集

チャンセン駅タイ王国北部ナコーンサワン県人口約15万人が暮らすタークリー郡にある。クルンテープ駅より173.86km地点に位置し、快速列車利用で3時間20程度である。町の中心部よりやや北側にあり、駅の正面側(南西側)が、市街地である。

二等駅で1日当たり上り(バンコク方面)7列車、下り(チエンマイ方面)8列車が発着し、上りの2列車(快速列車)、下りの3列車(快速列車)を除く全ての列車が普通列車である。また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは、単線区間である。

歴史 編集

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[1]1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。この頃北本線チエンマイまで整備する事なり、少しずつ延伸開業の後1905年10月31日パークナムポー駅まで完成し、これに伴い当駅も開業した。当駅開業の約16年後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た[2]

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
  • 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
  • 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)

駅構造 編集

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。待避側線と砕石の積み込み側線がある[3]

駅周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年) p.25
  2. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年) p.25 - p.28
  3. ^ 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)p.333

参考文献 編集

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目 編集