チャールズ・ウェルズリー (第9代ウェリントン公爵)

第9代ウェリントン公爵アーサー・チャールズ・バレリアン・ウェルズリー(Arthur Charles Valerian Wellesley, 9th Duke of Wellington OBE)、DL1945年8月19日-)はイギリスの貴族、政治家。欧州議会および貴族院議員。ワーテルローの戦いでナポレオンを打ち破った初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの五世孫にあたる。

2015年6月14日の第9代ウェリントン公爵 第9代ウェリントン公爵アーサー・チャールズ・バレリアン・ウェルズリー
Arthur Charles Valerian Wellesley, 9th Duke of Wellington
Your Grace(呼びかけ)His Grace(呼びかけ以外)
2015年6月14日の第9代ウェリントン公爵
第9代ウェリントン公爵、第9代ウェリントン侯爵、第9代ドゥロ侯爵、第13代モーニントン伯爵、第9代ウェリントン伯爵、ミース州におけるダンガン城の第13代ウェルズリー子爵、サマセット州におけるタラヴェラ=ウェリントンの第9代ウェリントン子爵、第14代モーニントン男爵、サマセット州におけるウェルズリーの第9代ドゥロ男爵、第9代ワーテルロー公爵オランダ語版、第9代ヴィトーリア公爵、第9代トレシュ・ベドラシュ侯爵、第10代シウダ・ロドリゴ公爵、第8代ヴィメイロ伯爵
配偶者 アントニア・フォン・プロイセン
職務 貴族院議員欧州議会議員
家名 ウェルズリー家
父親 第8代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリー
母親 ダイアナ・マコネル
出生 (1945-08-19) 1945年8月19日(78歳)
イングランドバークシャーウィンザー、プリンセスクリスチャン老人ホーム
テンプレートを表示

経歴 編集

第8代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの息子として生まれ、イートン・カレッジオックスフォード大学クライストチャーチで教育を受けた。 また、1979年から1984年まではサリー選挙区、1984年から1989年まではサリーウェスト選挙区の保守党の欧州議会議員を務めた。また、2015年からは貴族院議員を務める。

家族 編集

彼は1977年2月3日ロンドンナイツブリッジにあるセントポール教会で旧プロイセン王家のフリードリヒ・フォン・プロイセンの娘であるアントニア・フォン・プロイセンと結婚した。 また、5人の子女がいる。

  • モーニントン伯アーサー・ウェルズリー (1978 年 1 月 31 日-)・・・2005 年 6 月 4 日から 2020 年 8 月まで、元モデルで現在はメイクアップ アーティストのジェマ・キッド(1974 年 9 月 20 日-) と結婚していた。彼らには2人の息子と1人の娘がいる。
  • レディ・ヴィクトリア・ウェルズリー (1979 年 10 月 25 日生まれ)・・・2004 年 7 月 3 日、第 11 代サンドイッチ伯爵ジョン・モンタギューの次男オーランド・モンタギュー卿の後妻。子供あり。
  • レディ・メアリー・ルイーズ・ウェルズリー (1986 年 12 月 16 日-)[1]
  • レディ・シャーロット・アン・ウェルズリー(1990 年 10 月 8 日-)・・・フォトグラファー。考古学と人類学をオックスフォード大学学んだ。マリオ・テスティーノのスタジオでプロデューサーを務めている。2015 年 7 月 15 日、彼女はコロンビアの億万長者アレハンドロ・サント-ドミンゴ(アンドレア・カシラギの妻タチアナ・サント-ドミンゴの叔父)と結婚することを発表した。2016 年 5 月 28 日、グラナダ近郊のイローラにある教会での式典の後、2 人は公爵家の邸宅であるデヘサ バハ (スペイン) で結婚した[2][3]
  • フレデリック・チャールズ・ウェルズリー卿 (1992 年 9 月 30 日生まれ)・・・ イートンカレッジに通った後、2016 年 12 月にサンドハースト王立陸軍士官学校から近衛騎兵隊(ブルースとロイヤルズ)の任務を獲得し、キャサリン・ランバートとの婚約を 2021 年 2 月 25 日に発表し、彼らは 2022 年 7 月 2 日に結婚した[4]

爵位 編集

  • 第9代ウェリントン公爵 (9th Duke of Wellington)
    (1814年5月11日勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第9代ウェリントン侯爵 (9th Marquess of Wellington)
    (1812年10月3日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第9代ドゥロ侯爵 (9th Marquess Douro)
    (1814年5月11日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第13代モーニントン伯爵 (13th Earl of Mornington)
    (1760年10月2日の勅許状によるアイルランド貴族爵位)
  • 第9代ウェリントン伯爵 (9th Earl of Wellington)
    (1812年2月28日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • ミース州におけるダンガン城の第13代ウェルズリー子爵 (13th Viscount Wellesley, of Dangan Castle in the County of Meath)
    (1760年10月2日の勅許状によるアイルランド貴族爵位)
  • サマセット州におけるタラヴェラ=ウェリントンの第9代ウェリントン子爵 (9th Viscount Wellington, of Talavera and Wellington in the County of Somerset)
    (1809年9月4日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第14代モーニントン男爵 (14th Baron Mornington)
    (1746年7月9日の勅許状によるアイルランド貴族爵位)
  • サマセット州におけるウェルズリーの第9代ドゥロ男爵 (9th Baron Douro, of Wellesley in the County of Somerset)
    (1809年9月4日の勅許状による連合王国貴族爵位)

外国爵位 編集

  • 第9代ワーテルロー公爵オランダ語版 (9th Prins van Waterloo)
    (1815年創設のオランダ貴族爵位)
  • 第9代ヴィトーリア公爵 (9th duque de Wellington)
    (1812年創設ポルトガル貴族爵位)
  • 第9代トレシュ・ベドラシュ侯爵 (9th Marques de Torres Vedras)
    (1812年創設ポルトガル貴族爵位)
  • 第10代シウダ・ロドリゴ公爵 (10th Ducado de Ciudad Rodrigo)
    (1812年創設スペイン貴族爵位)
  • 第8代ヴィメイロ伯爵 (8th Conde do Vimeiro)
    (1811年創設ポルトガル貴族爵位)

脚注 編集

外部リンク 編集

イギリスの爵位
先代
アーサー・ウェルズリー
第9代ウェリントン公爵
2014–
次代
受爵中
爵位の推定相続人
モーニントン伯アーサー・ウェルズリー閣下
スペインの爵位
先代
アーサー・ウェルズリー
第10代シウダ・ロドリゴ公爵
2010–
次代
受爵中
爵位の推定相続人
アーサー・ウェルズリー閣下