ツノトンボ(角蜻蛉)は脈翅目ツノトンボ科(Ascalaphidae)の昆虫の総称、またはその一種 Hybris subjacens Walker をさす。

ツノトンボ科
Libelloides coccajus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: アミメカゲロウ目 Neuroptera
: ツノトンボ科 Ascalaphidae
下位分類群
本文参照

ツノトンボ科 Ascalaphidae 編集

全体としてはトンボ目の昆虫に形状が似ているが、小さく色も黄色で多毛なのでトンボとはかなり違った印象を与える。長くて先の膨らんだ特徴的な触角を持つ。前翅より後翅のほうが小さく、トンボ科の昆虫に似ている。また毛を多く持つものが多い。トンボとは異なり、翅を斜め後ろ、下向きに伏せるように畳む。

幼虫はアリジゴクに似るが、すり鉢状の巣を作らず、石の下などに生息している。

分類 編集

Ascalaphus
キバネツノトンボ
Hybris
ツノトンボ
Protidricerus
オオツノトンボ

ツノトンボ Hybris subjacens Walker 編集

成虫の体長は30~35mmほどで、胸と腹の間がくびれているのが目立つ。黄色と黒を基調としている。メスは腹部の節が赤褐色、オスでは黄色で縁取られている。他のツノトンボ科の昆虫よりは短く、少ない。

関連項目 編集