ティム・マクドナルドTim McDonald, 1965年1月6日 - )はアメリカNFLのプロアメリカンフットボール選手でポジションはセイフティ。カリフォルニア州出身。

ティム・マクドナルド
Tim McDonald
基本情報
ポジション セイフティ
生年月日 (1965-01-06) 1965年1月6日(59歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州フレズノ
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 188 lb =約85.3kg
経歴
大学 USC
NFLドラフト 1987年 / 2巡目全体34位
初出場年 1987年
初出場チーム セントルイス・カージナルス
所属歴
選手歴
1987-1992 セントルイス/フェニックス・カージナルス
1993-1999 サンフランシスコ・49ers
コーチ歴
2013-2014 ニューヨーク・ジェッツ
2015-2016 バッファロー・ビルズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第29回
オールプロ選出(6回)
1989・1990・1991・1992・1993・1995
プロボウル選出(6回)
1989・1991・1992・1993・1994・1995
NFL 通算成績
出場試合数 191試合
先発出場試合数 187試合
タックル 1,063回
インターセプト 40回
ファンブルリカバー 16回
Player stats at PFR

経歴 編集

プロ入りまで 編集

高校時代はセイフティとクォーターバックとしてプレーした。

名門 南カリフォルニア大学に進学した彼は、3年間先発出場し、325タックル。11インターセプトをあげた[1]。4年次の1986年にはUSC出身のセイフティ、デニス・サーマンロニー・ロットデニス・スミスジョーイ・ブラウナーマーク・キャリアーと同様にオールアメリカンに選ばれた。同年新設されたジム・ソープ賞の最終候補となった。1986年のベイラー大学戦では99ヤードのリターンTDをあげている[1]

オールアメリカンにも2度選出された[2]

1999年には、セイフティでは6人しかいないウォルター・キャンプ20世紀チームに選ばれた[3]。1987年の東西対抗試合では最優秀守備選手に選ばれた。

NFL 編集

1987年NFLドラフト2巡でセントルイス・カージナルスに指名されて入団した。NFLドラフト前のスカウト・コンバインで40ヤード走の記録が悪かったため、プロでの活躍を危ぶむ声もあった。2年目の1988年から先発SSとなった[4]。3年目となる1989年プロボウル出場で一流選手の仲間入りを果たした。

1988年から1992年までの5年間で20インターセプト、6ファンブルフォース、1989年は7インターセプトをあげた[4]

その後、1992年にはNFL独占禁止法で訴追したNFL選手団の一人となったが、NFLはこの裁判で敗訴となる。この裁判結果は、当時、トップ選手が自由意志で球団を移籍できなかったNFLにフリーエージェント制度を導入させる決定的要因となった。このフリーエージェント制度が翌1993年に導入されると、その恩恵に自ら浴すべく、同年4月7日にサンフランシスコ・フォーティナイナーズと契約し、移籍した。

移籍後も新天地で順調に選手生活を送り、第29回スーパーボウルで優勝、プロボウル選出3回(カージナルス時代と含めて計6回)を数え、90年代の49ersを象徴する選手の一人となった。その後、49ersの弱体化によるチーム再編に伴い2000年オフに引退。引退後は飲食店などを経営していたが、2002年に母校であるカリフォルニア州フレズノのエジソン高校のヘッドコーチに就任した。2010年にエジソン高校を離れたが、2011年に復帰した。2012年フレズノ州立大学のセカンダリーコーチに就任した。

2013年ニューヨーク・ジェッツレックス・ライアンヘッドコーチの下でDBコーチに就任、ライアンがバッファロー・ビルズヘッドコーチとなった2015年から2年間は、ビルズのDBコーチも務めた[5]

家族 編集

妻のアリシアとの間に2男1女をもうけている。長男のT・J英語版USCに進学し、セイフティを務めている[6]。次男のテビン英語版UCLAに進学、ポジションは同じくセイフティ。

脚注 編集

  1. ^ a b Bill N (2011年10月19日). “USC Football: The Top 50 Players in School History”. bleacherreport.com. 2012年12月27日閲覧。
  2. ^ USC football: Matt Kalil, T.J. McDonald, Robert Woods All-Americans”. ロサンゼルス・タイムズ (2011年12月12日). 2013年1月2日閲覧。
  3. ^ 1999 All-Century Team”. ウォルター・キャンプ財団. 2012年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月27日閲覧。
  4. ^ a b 46 days till Week 1: Remembering No. 46 Tim McDonald”. USAトゥデイ (2018年7月25日). 2018年12月31日閲覧。
  5. ^ Conor Orr (2015年11月18日). “Rex on reunion with Rob: 'I'll never say never'”. nfl.com. 2018年12月31日閲覧。
  6. ^ T.J. McDonald and his dad Tim McDonald, USC safeties present and past, are studies in perseverance”. ロサンゼルス・タイムズ (2011年4月5日). 2012年12月27日閲覧。

外部リンク 編集