テレビで仕返し』(テレビでしかえし、Wideo Wabbit、1956年10月28日)とは、アメリカ合衆国映画会社ワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズのルーニー・テューンズによる作品。ぶっちぎりステージでの邦題では『どっち!?エンターテイメント!』

テレビで仕返し 
Wideo Wabbit
監督 ロバート・マッキンソン
脚本 テッド・ピールス
出演者 メル・ブランク
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年10月28日
上映時間 7分00秒(ノーカット版)
6分42秒(カット版)
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 ドアロック・ホームズの冒険
次作 3匹の子ブタロック
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スタッフ 編集

  • 監督 ロバート・マッキンソン
  • 製作総指揮 エドワード・セルツァー(クレジットなし)
  • アニメーション製作・原画 ジョージ・グランプリ、テッド・ボニックセン、キース・ダーリン、ラッス・ダイソン
  • 音楽監督 カール・スターリング
  • キャスト メル・ブランク
  • 脚本 テッド・ピアールス
  • レイアウト ロバート・グリブブローク
  • 背景画 リチャード・H・トーマス
  • フィルム製作 トレッグ・ブラウン

作品内容 編集

バッグス・バニーは読もうとした本日の朝刊の中に『テレビ番組に出演する兎を募集中』と書かれたQTテレビ局という放送局からの募集広告を見つける。自分の才能が認められる事に意気揚々したバッグスは早速、テレビ局に向かう。そして、テレビ局に着くとプロデューサーから梯子の天辺まで昇り、そこで座るよう指示される。プロデューサーは「君はてっぺんからスタートだ」と言ったが実はバッグスが座っているクッションには1万ボルトの電流が流されるようセットされており、募集広告はエルマー・ファッドが司会の生放送番組『ハンティング・アワー』の実演材料を集めるためのものだった。罠にはめられたバッグスはエルマーの射撃から逃れ、テレビ局の色んな番組のスタジオに移動し、持ち前の変装で騙した仕返しをする。

キャスト 編集

キャラクター 原語版 旧吹き替え版 新吹き替え版
バッグス・バニー メル・ブランク
ドウズ・バトラー英語版[1]
富山敬 山口勝平
エルマー・ファッド アーサー・Q・ブライアン 増岡弘 長島雄一
ナレーション - - 梅津秀行

備考 編集

  • グルーチョ・マルクスに変装したバッグスがクイズ番組『You Beat Your Wife』(マルクスが司会を担当していたクイズ番組『You Bet Your Life』が元ネタ)のスタジオに現れたエルマーに『あなたは妻への暴力をやめたのか』という問題を示していたが、アメリカと日本のカートゥーン ネットワークの放送ではカットされた(ぶっちぎりステージではノーカット)。
  • 本作の舞台となったQTテレビ局は3年後の1959年公開の『バニーな人々(People Are Bunny)』にも登場し、本作のネタも一部踏襲されている(ダフィー・ダックが戦争のドキュメンタリー番組で餌食にされる、ウサギの格好をさせられるなど)。

脚注 編集

  1. ^ バッグスがグルーチョ・マルクスエド・ノートン英語版に扮した時のみ

関連項目 編集