デューク・レコードDuke Records)は、1952年に設立されたアメリカ合衆国ブルースR&Bレコードレーベル

歴史 編集

1952年にデューク・レコードは、ラジオ局WDIAの番組ディレクターだったデヴィッド・マティスによってメンフィスに設立された[1]。レーベルとしての最初のリリースは、同年リリースしたロスコー・ゴードンのシングル"Hey Fat Girl"だった。続いて同年、レーベル最大のスターとなったボビー・ブランドとも契約をしている。

設立後間もない1952年8月に、ヒューストンピーコック・レコードのオーナーだったドン・ロビーが出資し、レーベルの共同経営者となった。翌年の4月にはロビーがデュークの経営権を完全掌握するに至り、レーベルの事務所はヒューストンのピーコックと同じ場所(ロビーが経営していたブロンズ・ピーコック・クラブの住所)に移設されている[2]。2つのレーベルは事務所と経営者は同一でありながら、その後も形式的には別レーベルとして共存して行った。

1957年、傘下にソウル系レーベルのバックビート・レコードを設立。同レーベルからはO.V.ライトなどがレコードをリリースしている。

1973年、ロビーはデュークをピーコックと一括で、ABC-ダンヒル・レコードへ売却し、経営から撤退した。これにより、レーベルとしての活動は終了することとなった。現在、デュークの音源はユニバーサル・ミュージックが保有している。

アーティスト 編集

脚注 編集

  1. ^ The Best of Duke-Peacock Blues CDライナーノーツ
  2. ^ Duke/Peacock/Back Beat Album Discographies

外部リンク 編集