デヴォンシャー級装甲巡洋艦

デヴォンシャー級装甲巡洋艦 (Devonshire class armored cruiser) はイギリス海軍装甲巡洋艦1905年に一挙6隻が竣工した。特徴はモンマス級から排水量が約1000トン増加して代わりに主砲塔を15.2cm連装速射砲から19.1cm単装砲に変更し火力がアップされている。また、水線防御も102mmから152mmに復して防御力を改善された。しかし、そのしわ寄せは副砲の火力低下につながってしまった。第一次世界大戦中、「アーガイル」が1915年10月28日にスコットランド東海岸で難破沈没、「ハンプシャー」が1916年6月5日オークニー諸島西方で触雷沈没した。「ハンプシャー」はこの時キッチナー陸軍大臣をロシアに運ぶ任にあたっており、キッチナーも戦死している。

デヴォンシャー級装甲巡洋艦
基本情報
艦種 装甲巡洋艦
前級 モンマス級装甲巡洋艦
次級 デューク・オブ・エジンバラ級装甲巡洋艦
要目
常備排水量 10,805トン
全長 144.32m
最大幅 20.88m
吃水 7.32m
機関方式 円缶6基&ニクローズ式水管缶15基(「アントリム」「ハンプシャー」はヤーロー式水管缶17基、
「アーガイル」はバブコック式水管缶16基、
「ロックスバラ」はジュール式水管缶17基、
「カーナヴォン」はニクローズ式水管缶17基)
+直立式四気筒三段膨張式レシプロ機関2基2軸推進で21,000hp
最大速力 22.25ノット
乗員 655から700名
兵装 Mk I 19.1(45口径)cm単装砲4基
Mk Ⅶ 15.2cm(45口径)単装速射砲6基
7.6cm単装速射砲2基
4.7cm単装速射砲18基
45cm水中単装魚雷発射管2門
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同型艦 編集

脚注 編集

参考図書 編集

  • 「世界の艦船増刊第46集 イギリス巡洋艦史」(海人社)[要ページ番号]

関連項目 編集