トミー・リッジリー(Tommy Ridgley, 1925年10月30日 - 1999年8月11日)は、米国ルイジアナ州ニューオーリンズR&Bシンガー

トミー・リッジリー
トミー・リッジリー(1996年撮影)
基本情報
出生名 Thomas Herman Ridgley
生誕 1925年10月30日
出身地 米国ルイジアナ州ニューオーリンズ
死没 (1999-08-11) 1999年8月11日(73歳没)
ジャンル R&Bブルース
職業 シンガー
活動期間 1949年 - 1999年
レーベル インペリアル・レコード
デッカ・レコード
ヘラルド・レコード
リック・レコード
ブラックトップ・レコード
公式サイト 公式サイト

来歴 編集

1949年インペリアル・レコードよりシングル "Shrewsbury Blues" でデビューし、1950年代には自身のバンド、アンタッチャブルズを結成した。デッカアトランティックヘラルドなどのレーベルにレコーディングを残した。1952年にデッカよりリリースした "Tra-La-La" は、後にパット・ブーンにカバーされて広く知られるようになった。

1960年代には地元のレーベル、リックと契約し、何枚かのシングルが地元でヒットとなったが、全米ヒットを生むには到らなかった。この時代のレコーディングには、 "Double-Eyed Whammy" 、そしてヘラルドのシングルの再レコーディングとなった "I've Heard That Story Before" などがある。

1970年代から1980年代にかけてレコーディングの機会は減ってしまったが、地元のレーベルにて散発的にレコーディングを続け、ライヴ活動も続けた。ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルにも1972年以降、亡くなるまで毎年出演し続けた。

1990年代、リッジリーは3枚の新録アルバムを残している。1990年、アルバムとしてはデビュー作となる「How Long?」をサウンド・オブ・ニューオーリンズ・レーベルよりリリース。その2年後にはモダン・ブルース・レコーディングスより「She Turns Me On」をリリースした。1995年ブラックトップ・レコードよりリリースした「Since The Blues Began」は、ジョージ・ポーターJr.、レイモンド・ウェバーらのサポート、スヌークス・イーグリンのゲスト参加を得て、リッジリーのキャリアの中でも最も強力な作品のひとつとなったが、これが最後の作品となってしまった。晩年の数年は腎不全に悩まされ、1999年に肺ガンで亡くなった。

ニューオーリンズで活動するシンガー、サミー・リッジリーは弟である。

ディスコグラフィー 編集

オリジナル・アルバム 編集

  • 1990年 How Long? (Sound of New Orleans)
  • 1992年 She Turns Me On (Modern Blues Recordings)
  • 1995年 Since The Blues Began (Black Top)

編集盤 編集

  • 1988年 The New Orleans King of the Stroll (Rounder)
  • 1992年 The Herald Recordings (Collectables)
  • 2006年 Tommy Ridgley 1949-1954 (Classics)
  • Mardi Gras Jam / Tommy Ridgley & His Orchestra (Blue City)
  • Through The Years (Sound of New Orleans)

外部リンク 編集