トヨタ・オーリス

オーリス (AURIS) は、トヨタ自動車が2006年から生産、販売している、ハッチバック型の小型乗用車である。

歴史

初代 E15#H型(2006年 - )

トヨタ・オーリス
NZE15#H/ZRE15#H型
後期型(2009年10月 - )
前方
Toyota Auris Facelift front 20100926.jpg
後方
Toyota Auris Facelift rear 20100926.jpg
室内
Toyota Auris 1003.jpg
販売期間 2006年10月 -
デザイン EDスクエア
乗車定員 5人
ボディタイプ 3 / 5ドア ハッチバック[1]
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
2ZR-FE型 1.8L 直4 DOHC(前期型)
2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC(後期型)
変速機 CVT / 6速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット式コイル
後(FF):トーションビーム式コイル
後(4WD):ダブルウィッシュボーン式コイル
全長 4,220mm(前期型)
4,245mm(後期型)
全幅 1,760mm
全高 1,505 - 1,530mm
ホイールベース 2,600mm
車両重量 1,240 - 1,370kg
別名 豪州:トヨタ・カローラ
先代 トヨタ・アレックス
プラットフォーム トヨタ・新MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-

概要

欧州市場におけるカローラ・ハッチバックの後継モデルとして開発され、日欧の他、オセアニアなどで販売されているハッチバック型の小型乗用車である。現在、生産はイギリス日本トルコの各工場で行われている。カローラからの派生車種にあたり、市場によってはカローラの名称で販売されているが、新MCプラットフォームの導入によってボディサイズが拡大、全幅は 1,760mmとなり[2]、日本では3ナンバー登録となっている。

日本では2006年10月23日、同月の10代目カローラの発売に続いてデビューした。「カローラランクス」および兄弟車「アレックス」を統一する後継車種との位置付けでネッツトヨタ店で販売されるが、カローラ店では販売されない。目標月間販売台数は3000台と発表されている。

欧州市場では2007年2月に発売された。先代カローラ・ハッチバックの後継車種であるが、セダンおよびステーションワゴン[3]は引き続き「カローラ」の名称で販売されている。一方で、それらのモデルが販売されないイギリスドイツフランスイタリアなどにおいては、「カローラ」の車名は消滅した[4]オーストラリアニュージーランドでは、オーリスがカローラの名称で販売されている。

2009年7月16日2010年から英国ダービーシャー工場でハイブリッドモデルが生産されることが発表された。これは、トヨタが欧州で生産する最初のハイブリッド車となる。

2009年10月、日本においてマイナーチェンジ。1.8L車はエンジン動弁機構「バルブマチック」を搭載した2ZR-FAE型に変更し、環境性能・燃費性能を向上。1.5L車においても、エンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御改良を行い、燃費を向上させた。エクステリアでは、サイドターンランプ付ドアミラーの採用、フロント周りやリアコンビネーションランプ[5]、アルミホイールなどの一部装備のデザインを変更し、スポーティ感を向上。また、ボディカラーも新色4色を追加して大幅に入れ換える。1.8L車にパドルシフトの採用、ステアリングホイールやハンドブレーキレバーの形状変更、左右独立温度コントロールフルオートエアコン(150Xを除く)の標準装備などにより機能性を向上させた。安全面では後部中央席にヘッドレストを追設しシートベルトは全席3点化された。新たにバルブマチック付1.8Lエンジンと6速マニュアルトランスミッションを採用した新グレード「RS」を設定。トヨタの量産車で6速MT車が導入されたのは2007年7月のMR-S廃止以来、2年3か月ぶりとなる。180G"S Package"の2WD車は「平成22年度燃費基準+25%」を、「RS」と1.8L・4WD車並びに1.5L車は「平成22年度燃費基準+15%」をそれぞれ達成しており、環境対応車普及促進税制(エコカー減税)の適応となる。

2010年1月21日、欧州で生産開始予定のオーリスハイブリッドにはトヨタ・プリウスと同じ1.8L2ZR-FXE型エンジンが搭載されることが報道され、同時に市販車のプロトタイプがジュネーブモーターショーで発表されることも報道された。[6]

年表

日本仕様

基本的には、標準グレードの「150X」と上級グレードの「180G」の2つで展開され、駆動方式はFF4WD(4WDのシステムはエスティマアイシスなどで採用されているアクティブトルクコントロール式)が用意される。

1500ccモデルでは、150X、150X“M パッケージ”、150X“S パッケージ”で展開される。150X“M パッケージ”では主にスマートエントリー・イモビライザーが標準装備となり、アルミホイール・マッドガード・ディスチャージヘッドライト・フロントフォグランプがオプションになる。150X“S パッケージ”では主にアルミホイール・フロントスポイラー・マッドガード・フロントフォグランプが標準装備となり、ディスチャージヘッドライト・スマートエントリー・イモビライザーがオプションとなる。

1800ccモデルでは、180G,180G“S パッケージ”で展開される。180Gでは主にディスチャージヘッドライト・オプティトロンメーター・マルチインフォメーションディスプレイ・7速スポーツシーケンシャルシフトマチック・6スピーカー・イモビライザーが標準装備となり、アルミホイール・マッドガード・フロントフォグランプがオプションとなる。180G“S パッケージ”では、主にアルミホイール・マッドガード・ディスチャージヘッドライト・フロントフォグランプ・オプティトロンメーター・マルチインフォメーションディスプレイ・7速スポーツシーケンシャルシフトマチック・6スピーカー・イモビライザーが標準装備となる。

また、2009年10月に行われたマイナーチェンジで、17インチホイール(メーカーオプション)と専用サスペンション、6速MTを搭載した「RS」が登場した。ただし、2010年10月の一部改良を行うまでこのグレードはスマートエントリーとイモビライザーが標準装備されていなかった。またシートもオレンジ×ブラックの専用シートではなく、Sパッケージと同様のブラック+赤ステッチであった。

欧州仕様

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3ドアと5ドアの2種類で展開する。ディーゼル、ガソリンエンジン、マニュアルミッション、マルチモードトランスミッションの幅広い選択肢が用意される。なお、欧州仕様では保安基準により後部中央座席にヘッドレスト、3点式シートベルトを装備し、ヘッドライトウォッシャーを装備する。

また、2010年からハイブリッド仕様のオーリスハイブリッドが発売された。ハイブリッド仕様では、エクステリアを一部変更することにより、空力性能を高めており、基本的にプリウスと同じシステムを採用している。

豪州仕様

レビン(Levin)」の名が付いたグレードが存在する。

車名の由来

ラテン語で「金」を意味する「Aurum」および「Aura(オーラ)」からの造語。独特のオーラをもち存在感のある車となってほしいことから命名された。この車名にちなみ、パリサロンに出品されたオーリススペースコンセプトの車体色は金であった。

補足

E150H系オーリスは、2007年度のグッドデザイン賞を受賞している。

脚注

  1. ^ 日本仕様は5ドアのみ。
  2. ^ 日本国外版カローラセダン及びカローラルミオン(同サイオン・xd)も同型のプラットフォームが採用されている。
  3. ^ ちなみに2010年9月現在、ステーションワゴンモデル(日本名・カローラフィールダー)が販売されているのは日本とニュージーランドのみ。
  4. ^ ただしセダンは引き続きカローラシリーズとなり、一部の途上国扱いされている東欧市場では引き続き販売される。
  5. ^ 前期型は寒冷地仕様において、リアフォグランプを右側リアコンビネーションランプに内蔵していたが、後期型は寒冷地仕様に限り販売店装着オプションでバンパーに装着する(日本国内仕様)。
  6. ^ 【ジュネーブモーターショー10】トヨタ オーリス にハイブリッド設定

関連項目

外部リンク