トヨタ・コースター

トヨタ自動車のマイクロバス

コースター(COASTER)は、トヨタ自動車が販売するキャブオーバー型のマイクロバスである。

トヨタ・コースター
4代目コースター EX
(2016年12月販売型)
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1969年 -
ボディ
ボディタイプ 2ドアキャブオーバー
駆動方式 FR/4WD
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概要 編集

ビッグバン(1ナンバー)やキャンピングカー(8ナンバー)としての登録も多く、テレビ放送局などでのロケバスとしても多く用いられている。また、日産・シビリアン同様、コミュニティバス用として導入している国内バス事業者もある。日本国内での用途廃車後、新興国開発途上国中古車として輸出されるケースが多い車両でもある。

系列日野自動車にはリエッセIIの車名でOEM供給(3代目中途以降)されている。

輸出仕様には、つり革非常口降車ボタンなどを備えた路線仕様も存在し、香港において運行されているミニバス(Public Light Bus)のほとんどがコースターLPGを使用している。また、香港向けに開発された1BZ 型 4.1 L LPGエンジン搭載車も、3代目から日本においてもコースターならびにリエッセIIに設定され幼稚園バス等で使用されている。

欧州では、ポルトガルサルバドール・カエターノがコースターのシャシに独自の車体を架装し、「オプティモ」の名で販売している。

なお、2014年9月に運転席側・助手席側ともに全車SRSエアバッグが非装備だったピクシストラックダイハツ・ハイゼットトラックのOEM)がフルモデルチェンジし、全車運転席側にSRSエアバッグが標準装備化されたため、2015年1月の時点で新車で購入可能なトヨタ車では唯一、運転席側・助手席側ともに全車SRSエアバッグが非装備だったが、2016年(平成28年)12月に実施されたフルモデルチェンジで全車に運転席・助手席SRSエアバッグがようやく標準装備され、2018年6月の一部改良で衝突被害軽減ブレーキも装備されるようになった。

前史 編集

 
ライトバス

1956年 - 1962年 編集

トヨペット・ルートトラックのはしごフレームにバスボディーを架装したものがコースターの始祖にあたる。

当初は、毎年のようにシャシが改良され、それに伴い型式(かたしき)も変更された。同一フレームがトラックルートバン、ライトバスなどで共用されていた。

他社も含め、当時はマイクロバスではなく、ライトバスと名乗っているものが多いようである。

  • 1959年昭和34年) トヨペット ダイナ(RK95) バス仕様 RK95B
  • 1961年(昭和36年) トヨペット RK150B
  • 1962年(昭和37年) 旧荒川板金製の RK160B 登場。車名はトヨペット・マイクロバス。12人乗りと15人乗りの2タイプ。

トヨタ・ライトバス K170B系(1963年 - 1969年) 編集

1963年(昭和38年)3月、ダイナのモデルチェンジに合わせ、3R-B型ガソリンエンジン搭載のトヨタ・ライトバス RK170B系が発表された。

170系ダイナでは、バスボディーを架装しやすいよう、スタウトと共通のものから、直線的なフレームに一新されており、ボディーもこれまでより大型のものを新規に設計・開発した。ライトバスの型式は、末尾がB (BUS) とされ、22人乗りがRK170B、25人乗りはRK170B-Bとなった。また、日本のマイクロバスとしては初めてとなる、オルタネーター交流発電機日本電装製)を装備していた。

当型式の丸型テールランプとバックアップランプは、2000GTにも流用されている。 以後、コースター登場まで、3度のマイナーチェンジを経る。

トヨタ車体の歴史には、マイクロバスRK160B型(現コースター、旧アラコ製)、トヨタ自動車の歴史ではこのRK170B トヨタ・ライトバス(現・コースター)、とそれぞれ記されており、RK、JK系のバスモデルがコースターにつながったことが示されている。

なお、少数ながら、スタイルの異なるトヨペット整備製の車体を架装したモデルも、傍系として併売されていた。

J型ディーゼルエンジン搭載のJK170B系を追加。

1965年(昭和40年)6月サブエンジン方式クーラー搭載モデルを設定。このエンジンにはパブリカ700用のU型が流用され、最後列の座席を廃した床下に収められた。大型のクーラーボックスをも備えており、外観では屋根上のクーラーダクトと、リアの通気用メッシュが特徴となる。

1966年(昭和41年)2月、パブリカの800cc化に伴い、クーラー用サブエンジンが2U-B型となる。

1966年(昭和41年)2月、エンジンを2000ccの5R型へ変更、型式がRK171Bとなる。

歴史 編集

初代・U10系、B10系(1969年 - 1982年) 編集

 
初代コースター

1969年昭和44年)2月、コースターという名前では初代となるRU18型ほかが登場する。従来どおり、ダイナ姉妹車として開発されており、型式の「U」もダイナと共通である。最前部の屋根のみ少し高くされ(ハイルーフを除く)、運転席と左側最前列席への移動性が向上している。運転席ドアを装備するとともに、ラップアラウンド形状(U字型)のバンパーを採用した。

5R型ガソリンエンジンのほか、J型ディーゼルエンジンも設定され、レントゲン車などの架装に対応して発電用サブエンジンの搭載も可能であった。

1977年(昭和52年)2月、マイナーチェンジ。フレームを補強、ホイールベースも15mm延長され、型式がRU19となる。ブレーキマスターシリンダーがタンデムとなり、真空倍力装置一体型となる。5Rエンジンは圧縮比のアップなどで5 ps・1 kgmの出力向上。外観ではフロントグリルの意匠、外板色や塗り分けを変更。

1977年(昭和52年)6月、ダイナのフルモデルチェンジに先んじ、B10系に型式変更。ダイナから分離され専用型式(かたしき)となったため、運輸省の認可上はモデルチェンジとなるが、外観が踏襲されているため従来型との判別は難しい。

ライトバス時代を通しても初となる、カタログモデルとしてのハイルーフが設定されている。2U型エンジンを用いたサブエンジン方式のクーラーは廃止され、経済性や騒音面を重視し、乗用車等で一般的なエンジン直動式コンプレッサーとなっている。大きな車室の冷気をまかなうためのコンプレッサーは非常に大型となり、ベルト駆動では信頼性に欠けるため、トランスミッションケース横から長い補助シャフトで動力を伝えるPTO式を採用している。この補助シャフトのアイディアは、初代エスティマスーパーチャージャーの駆動にも応用されている(エスティマの動力取り出しはPTOでは無く、クランクプーリーとベルトによる。)。

車両総重量とクーラーコンプレッサーの負荷を考慮してエンジンには若干の余裕を持たせ、3,200 ccの2B型ディーゼルと、2,200 ccの20R型ガソリンが新たに設定された。2B型は、ランドクルーザー40系排出ガス規制用として、1979年(昭和54年)に日本国内向けのみに搭載されるまで、しばらくはコースター専用であった。

1979年(昭和54年)、一部改良。昭和54年排出ガス規制に適合(型式の排ガス記号:K-)すると共に、シフトレバーの配置コラムシフトからフロアシフトに、ワイパーがシルバーからブラックにそれぞれ変更された。

2代目・B20、30系(1982年 - 1992年) 編集

 
2代目コースター
ロングボデー ハイルーフ GX
 
2代目コースター
ロングボデー ハイルーフ デラックス

1982年(昭和57年)5月、フルモデルチェンジされ2代目が登場する。このモデルより、ロングボデーやオートマチックトランスミッション(1985年10月)もラインナップされる。

全車の前輪がトーションバースプリングを用いたダブルウィッシュボーン式サスペンション独立懸架)となり、最上級となるEXグレードにはエアサスペンションが新たに採用された。又、スタンダード、幼児車を除き、角形4灯ヘッドランプが採用された。

直列6気筒エンジンがメインとなり、ランドクルーザーに搭載されていた、直列6気筒OHV・4,000 cc、渦流室式2H型ディーゼルエンジンと、その直噴ターボ版の12H-T型(1985年〈昭和60年〉10月追加)がコースターにも設定された。他に、直列4気筒 OHV・3,400 cc・渦流室式ディーゼルの3B型、直列4気筒 OHV・3,700 ccの直噴ディーゼル14B型(1988年8月追加)、直列4気筒 OHC・ 2,400 ccガソリン22R型と合わせ、5機種のラインナップとなった。

客用ドアは従来からの折り戸に加え、国産マイクロバスでは初となるグライドドア(アウタースイング式プラグドアのトヨタでの呼称)を設定、どちらも自動・手動切替式とした。

他社に先駆けたこれら一連の装備の採用で、コースターの商品性は大きく向上した。

1984年(昭和59年)8月、普通貨物登録の「ビッグバン」を追加。普通免許(当時)での運転が可能なよう座席を9名とし、車室後半を1.25 t積みの荷室に充て、バックドアは荷役に都合の良い観音開きとした。2007年(平成19年)6月以降は運転免許制度改正に伴い、ロングボディーは車両総重量が5 tを超えて中型自動車となるため、新普通免許での運転は出来なくなった。さらに、2017年3月12日以降は、標準、ロングとも、準中型自動車となるため、準中型免許(標準は5トン限定でも可)でも運転できるようなった。

1990年平成2年)1月、マイナーチェンジ。6気筒ディーゼルエンジンをH系から、OHC・4,200 cc渦流室式の1HZ型と、同じく直噴式ターボ過給の1HD-T型へ変更し、平成元年排出ガス規制に適合(型式の排ガス記号:U-)。ボディーのカラーリングも変更された。

特装車として、キックアップルーフで後部座席天井に傾斜付きのガラス窓が設けられた「パノラマサルーン」が存在した。架装は北村製作所

3代目・B40、50系(1992年 - 2017年) 編集

トヨタ・コースター(3代目)
B40・50系
 
前期型 ロングボディ GX/EX
 
中期型 標準ボディ標準ルーフ LX
 
後期型 ロングボディ GX
概要
製造国   日本
販売期間 1992年12月 - 2017年1月
ボディ
乗車定員 9人 - 29人
ボディタイプ 2ドアキャブオーバー
駆動方式 FR/4WD
車両寸法
全長 6,255 - 6,990 mm
全幅 2,035 mm
全高 2,750 mm
その他
姉妹車 日野・リエッセII(初代)
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3代目コースター マイナーチェンジ後の音声合成装置、運転席後部仕切り設置仕様の運転席。系統設定機の位置は事業者によって異なる。
  • 1992年(平成4年)12月、フルモデルチェンジ。大型の新CIを擁した、フラッシュサーフェイスボディーにモデルチェンジ。ホイールベースは、標準の3,200 mmとロングの3,935 mm の2種、全長はそれぞれ6,255 mmと6,990 mmとなる。バスには標準ルーフとハイルーフがあり、ビッグバンはハイルーフのみが設定されている。バスは標準で背面にトランクリッドを持ち、室内とつながっている。左右非対称の観音開きバックドアはビッグバンに標準で、バスではオプションとなる。また、給油口が右側から左側に変更された。
  • 客用(左側)ドアは従来どおり折戸グライドドア[注釈 1]の2種類で、定員最大積載量はバスが20(スーパーラウンジ) / 26 / 29名で、幼児車は大人3名+幼児39名 / 大人3名+幼児49名、ビッグバンは9名+貨物1,250 kgとなっている。バスのロングに冷蔵庫を装備した場合は定員が1名減となるほか、上級グレードは後席からの前方視界を確保するため、床が後に向けて階段状に高くなるファインビューフロアを採用した。
  • ビッグバンは準中型免許(標準ボディは、5トン限定でも運転可能)が必要となる。
  • エンジンは直列6気筒の1HZ型1HD-FT型、直列4気筒の3B型15B-FT型の他、仕向け地により、3RZ-FE型ナイジェリア)、14B(アフリカ大陸)も設定された。
  • 幼児車、スタンダードは当初シールドビーム式丸形4灯ヘッドランプであったが、後にハロゲン式異型2灯に変更されている。ただし、輸出向けモデルには丸形4灯が多数設定されている。
  • 最小回転半径はロングホイールベースが6.5 m[注釈 2]、標準ホイールベースが5.5 m[注釈 3]
  • 1995年平成7年)4月、平成6年排出ガス規制適合と同時に直列4気筒、4.1 L の15B-FT型エンジンを搭載する、シリーズ初の4WDを追加。これは高機動シャーシメガクルーザーも同様)を流用したフルタイム4WDであるが、コースターではハブリダクション副変速機は省かれている[注釈 4]
  • 1996年(平成8年)5月日野自動車レインボー ABの後継としてリエッセII(LiesseII)としてOEM供給を開始した。これと同時に、日野自動車からリアエンジンリエッセ(RX)の相互OEMを受け、コースターRとして販売されていたが、2015年(平成27年)現在、トヨタ自動車から日野自動車への供給のみで、コースターRの販売は終了、リエッセ(RX)も生産終了している。
  • 1997年(平成9年)5月、一部改良。ハイマウントストップランプが装備され、ヘッドライトが異型2灯に統一された。4WDは後輪がシングルタイヤからダブルタイヤに変更された。
  • 1999年(平成11年)7月、一部改良が行われた。平成10年排出ガス規制適合。4気筒エンジンは3Bが廃止され、15B-FT型から15B-FTE型に変更されて4WDのみの設定となり、6気筒エンジンは1HD-FT型から1HD-FTE型に変更された。また、スタンダードが廃止され、ステアリングコラムとステアリングホイールは衝撃吸収式に変更された。
  • 2000年(平成12年)10月、第34回東京モーターショーに「ハイブリッド遊覧バス」が出品された。後述のハイブリッド仕様がベースで、テーマパーク内での輸送を想定しているため、客席部は開放構造で窓ガラスが無い。また車椅子にも対応している。
  • 2001年(平成13年)8月マイナーチェンジが行われた。平成12年騒音規制適合、フロントグリルのデザイン変更、リアターンシグナルランプレンズのクリアー化、ブレーキランプの外側2灯化。
  • 2002年(平成14年)3月、日本仕様にもLPGエンジン1BZ-FPE型が設定される。ただし5MTのみ。
  • 2004年(平成16年)7月、新短期規制に適合させるため、国内での1HD、1HZの各6気筒ディーゼルエンジンと、B系4気筒ディーゼルエンジンが廃止され、ディーゼルエンジンは全て日野自動車製N04C-T系となり、車両型式記号はXZBとなる[注釈 5]。超ショートボディーが廃止される。
  • 2005年(平成17年)12月、一部グレードに6速AT車追加。
  • 2007年(平成19年)7月24日、マイナーチェンジが行われた。ディーゼルエンジン新長期排出ガス規制に適合、ATを全車6速に変更、MTは6速が廃止され、全車5速化された。同時に、ヘッドライト、コーナーマーカー、フロントグリル、シート表皮などが変更され、サイドに方向指示器が追加された。カーナビと後方監視モニターがダッシュボード内に一体化した。
  • 2009年(平成21年)7月2日、一部改良(発売は8月3日より)。パワードアロックを助手席ドア、センタードア、バックドアにも装着して利便性を向上すると共に、メーターパネルを一新した。
  • 2011年(平成23年)8月22日、一部改良。高圧コモンレール燃料噴射システムや高性能触媒DPRを改良した新型ディーゼルエンジンN04C-UP型(バス「GX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバス「EX」の6速AT車はN04C-VF型)を搭載し、排出ガスのクリーン化を図ったことで、平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制をクリアした。
  • 2014年(平成26年)10月28日、「幼児専用車 後付け保護パッドセット」を発売[1]。2013年3月に定められた「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」に基づいて設定されたもので、背もたれの後部上面にクッションを追加して背もたれを高くするシートバッククッションと幼児席最前列シート前(運転席後方・助手席側最前列)や乗降口付近のシート前のパイプ付近にクッションを装着した後付けプロテクターで構成され、急ブレーキや衝撃などが生じた際に幼児の前方座席への接触による衝撃の緩和や前方への飛び出し防止に寄与する。オプションパーツであるが、3代目のバス「幼児専用車」であれば販売店で後付け装着が可能である。ボディ仕様に合わせてシートバッククッションの入数が異なる「標準ボディ用」と「ロングボディ用」の2種類が用意される。
  • 2014年(平成26年)12月24日、一部改良(発売は2015年1月13日より)[2]。ディーゼル車において新型ディーゼルエンジンであるN04C-VJ型(バス「GX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバス「EX」の6速AT車はN04C-VK型)に置換し、燃費を向上したことで、5速MT車は全車「平成27年度燃費基準+5%」を、6速AT車はバス「GX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバス「EX」を除く全車で「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した。また、バス「幼児専用車」を除く全グレードで運転席・助手席・リアシートをハイバックシート化してリクライニング機構を追加、ファインビューフロアを廃止、ELR付シートベルトを全シート(運転席・助手席・リアシートは3点式、補助シートは2点式)に標準装備し、バス「LX」・バス「GX」は後部にラゲージスペースを確保し、バックドアを観音扉とした25人乗り仕様を新設定した。バス「幼児専用車」は「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」に基づいて幼児席のシートバックの大型化とパイプ部分(幼児席最前列シート前など)にクッション材のプロテクターを装備した。デラックスは廃止され、全車冷房車となった。
  • 3枚折り戸仕様、ロングボディのリアオーバーハングをさらに引き伸ばした「スーパーロング」、逆に標準ボディのリアオーバーハングを縮めた「超ショート」等の特注・受注生産となる仕様もある。ボディーの伸縮は、客席窓の大きさ(ピラーの間隔)に合わせ、それぞれ735 mmづつとなっている。標準ボディと超ショートの最小回転半径は上記の通り5.5 mで、トレッドが狭いため6.1 - 6.3 mを要するハイエーススーパーロングよりも小さく、さらに超ショートでは旋回時のリアのせり出しも少なくなり、高さを含む駐車スペースと道路幅さえ許せば使い勝手に優れる選択となる。この特徴により、超ショートはキャンピングカーのベースとして愛好家の一部から支持されている。また、中米エルサルバドル向けに後方部にドアを追加した2ドア仕様も生産されている。

ハイブリッドEV 編集

1,500 ccの5E-FE型エンジンを発電用に使ったシリーズハイブリッド車もHZB50系の改造車扱いでラインナップされていた。運転席・助手席の後部に機器を増設しているため、吸気口が外観のアクセントとなる。 1997年3月に発売開始、車両本体価格が約1,500万円と非常に高価なため導入例が少なく、北海道では極寒期の出力減衰という事情もあり、2007年のマイナーチェンジで生産・市販を中止した。導入例としては札幌市の紅葉の名所である豊平峡ダムへの観光客送迎用バス(札幌リゾート開発公社)や東京電力横浜火力発電所見学者用が挙げられる。

4代目・B60/B70/B80系(2017年 - ) 編集

トヨタ・コースター(4代目)
XZB60/60V/70/70V/80
GDB60/60V/70/70V/80型
 
LX 標準ボディ
 
LX 標準ボディ リア
 
GX ロングボディ
概要
製造国   日本
販売期間 2017年1月 -
設計統括 山川雅弘
ボディ
乗車定員 25人(バス・標準ボディ)
21人 - 29人(バス・ロングボディ)
13人(バス・超ロングボディ)
9人(ビッグバン)
大人3人 + 幼児39人(幼児専用車・標準ボディ)
大人3人 + 幼児49人(幼児専用車・ロングボディ[3]
ボディタイプ 2ドアキャブオーバー
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 2018年6月改良型まで
N04C-VJ型 4.0 L 直4 直噴ディーゼルターボ
N04C-VK型 4.0 L 直4 直噴ディーゼルターボ
2019年7月改良型
N04C-WA型 4.0 L 直4 直噴ディーゼルターボ
N04C-WB型 4.0 L 直4 直噴ディーゼルターボ
2023年3月改良型
1GD-FTV型 2.8L 直4 直噴ディーゼルターボ
最高出力 110 kW (150 PS)/2,500 rpm (N04C-VJ・N04C-WA・1GD-FTV)
132 kW (180PS)/2,800 rpm (N04C-VK)
129 kW (175 PS)/2,800 rpm (N04C-WB)
最大トルク 420 N・m (42.8 kgf・m)/1,400 rpm (N04C-VJ)
461 N・m (47.0 kgf・m)/1,600 rpm (N04C-VK・N04C-WB)
420 N・m (42.8 kgf・m)/1,400 - 2,500 rpm (N04C-WA・1GD-FTV)
変速機 5MT/6AT
前:トーションバータイプダブルウィッシュボーン式独立懸架
後:車軸式半楕円板ばね
(前後共にスタビライザー付)
前:トーションバータイプダブルウィッシュボーン式独立懸架
後:車軸式半楕円板ばね
(前後共にスタビライザー付)
車両寸法
全長 6,255 mm(標準ボディ)
6,990 mm(ロングボディ)
7,725 mm(超ロングボディ)
全幅 2,080 mm
全高 2,630 mm(標準ボディ)
2,635 mm(ロングボディ)
2,645 mm(超ロングボディ)
車両重量 3,600 - 3,920 kg(バス)
3,450 - 3,600 kg(ビッグバン)
3,460 - 3,700 kg(幼児専用車)
その他
姉妹車 日野・リエッセII(2代目)
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4代目は同年4月に発足した商用車の開発から生産までを一手に担う社内カンパニー「CV Company」が手掛けた。また、生産拠点もトヨタ車体傘下の岐阜車体工業本社工場へ移管。
ボディ構造はルーフ・側面・フロアの骨格を繋いで一体化した環状骨格を採用するとともに、高張力剛板の採用なども行い、バスにおけるボディ強度の世界的な安全評価基準であるECE基準(欧州統一車両法規)R-66(バスの上部構造の強化に関する統一法規、ロールオーバー性能)に適合した高剛性ボディを導入したほか、VSCや運転席・助手席エアバッグを標準装備し、シートベルトには瞬時にシートベルトを巻き取って早期に乗員を拘束するプリテンショナー機構と胸部に加わる力を低減するフォースリミッター機構を備えた。運転席エリアはフロントガラスの開口部を広げて視界を拡大し、機能スイッチや運転席まわりの物入れの配置を最適化。客室エリアは室内高を60mm高くし、窓側は約40mm外側へ拡大。サイドウインドゥの上下高を50mm広げた。ドアステップの奥行も65mm拡大したほか、ルームラックは室内天井面とラックの高さを60mm拡大するとともに、140mm外側へ配置移動した。前述のとおり環状骨格化によりボディ剛性を向上するとともに、エンジンカバーの構造変更、ボディシール構造の強化、防音材の配置最適化などにより静粛性を改善し、足まわりにはスタビライザーをフロント・リア共に装備し、ショックアブソーバーの減衰力を最適化した。
外観はルーフサイドに面取りを効かせ、ボディシルエットを2代目B20系を彷彿とさせるスクエア形状とした。サイドには上下分割したキャラクターラインを配し、アンダーボディはタイヤまわりを強調したデザインとなる。ボディカラーは「ホワイト(「幼児専用車」以外のグレードはオプションカラー)」や「EX」専用の「ベージュメタリック」を含む6色を設定した(グレードにより設定できるボディカラーが異なる)。
電装系は、これまで仕向地や仕様によって12 Vと24 Vの2種類があったが、新型では全世界統一仕様で12 Vになった。これにより、乗用車のVSC装置などの電装品の使用が可能となる上、それまで使用されていた多数のDC-DCコンバーターの廃止や電力の2系統化が廃止できることで大幅なコストダウンが可能になった。反面、24 Vで設計されていたエアサスペンションが使えなくなり、最上級グレードを含む全車が金属ばね(前:トーションバー、後:重ね板ばね)となった[5]
グレード体系はバス3グレード(「LX」・「GX」・「EX」)、「ビッグバン」、「幼児専用車」の計5グレードが用意され、「EX」はロングボディのみ、その他のグレードは標準ボディとロングボディの2種類が用意される。センタードアはグレードによって異なり、通常は「LX」・「GX(ロングボディ車)」・「ビッグバン」は手動グライドドア、「GX(標準ボディ車)」・「EX」はオートグライドドア、「幼児専用車」は手動折戸ドアとなるが、オプションでドアタイプの変更が可能で、「LX」はオートグライドドア・手動折戸ドア・オート折戸ドアのいずれかを、「GX(ロングボディ車)」はオートグライドドア、「ビッグバン」はオートグライドドアまたは手動折戸ドア、「幼児専用車」はオート折戸ドアを設定できる。
コースターがフルモデルチェンジを発表してから4日後の同年12月26日に、日野自動車がOEMモデルのリエッセIIを4代目コースターベースの2代目にフルモデルチェンジすることが発表された(リエッセIIは1996年6月に3代目コースターをベースに販売しているため、リエッセIIでは初のフルモデルチェンジとなった)。なお、発売はOEM元のコースターよりも一足早く2017年1月6日より販売を開始した[6]
  • 2018年(平成30年)6月21日 - 一部改良が発表された(7月2日発売)[7]
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームで構成された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」やコンライト(ライト自動点灯・消灯システム)を「幼児専用車」を除く全てのグレードに標準装備された。なお、コースターの「Toyota Safety Sense」の検知デバイスは他の搭載車種とは配置が異なっており、ミリ波レーダーはフロントのCIエンブレムの真下に、単眼カメラはフロントウィンドウの中央下にそれぞれ配置されている。また、オートグライドドア車にオプション設定されている電動格納式補助ステップが大型化され、ウィンドシールド両サイドにレインガーターモールが追加された。
  • 2019年令和元年)7月18日 - 一部改良が発表された(8月1日発売)[8]
尿素SCRシステムが採用され、ディーゼルエンジンをN04C-WA型/N04C-WB型に換装したことで全車「平成28年(ポスト・ポスト新長期)排出ガス規制」に適合するとともに、MT車とビッグバンは「平成27年度燃費基準+5%」を達成した。
センターのオートグライドドアに挟み込み防止機構とイージークローザーが採用され、荷物の有無が一目で確認可能なようにルームラック(「EX」に標準装備、「GX」・「LX」にメーカーオプション)のトレイ中央部に半透明のアクリル板が配置された。
「LX」と「GX」には、ロングボディに比べて全長で735mm長く、全高で5mm高くするとともに、乗車定員を13人に減らすことで広大な後部スペースを確保した超ロングボディが新たに設定された。
  • 2020年(令和2年)
    最上級のグレードに位置づけられており、シートを既存グレードよりも少ない5列シート・乗車定員を21人[注釈 7]とし、シートの前後間隔を約1m確保。24人乗り仕様[注釈 8]同様に車両後方にはラゲージスペースと観音扉式バックドアが設置され、後方からの荷物の出し入れが可能となる。
    内装は専用仕様となり、TBカワシマ製のスエード調「ブランノーブ」と合成皮革を組み合わせたブラックのシート表皮をシート表皮の背もたれと座面に採用され、サイドトリムはシート同色のファブリック素材が取り入れられ、フロアの通路と足元にカーペットが敷き詰められた。外観はセンタードア横[注釈 9]に「PREMIUM CABIN」専用ステッカーが装着されたほか、右窓側の3箇所(2~4列目)に充電用USB端子が装備された。
    本グレードはロングボディ・6ATのみの設定となる。
    • 12月18日 - 一部改良が発表された(2021年1月6日発売)[10]
    衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」やコンライトが「幼児専用車」にも装備され、全車標準装備となった。
  • 2022年(令和4年)
    • 2月 - モデル切り替えに伴い生産停止[11]
    • 10月21日 - トヨタが開発した1GDエンジンへ換装の上、一部のモデルを2023年(令和5年)3月に発売する予定であることと、当初搭載する予定だった日野自動車開発によるN04Cエンジンについては、必要な燃費改良の目途が立たない状況から改良型では搭載されないことが発表された[12]
  • 2023年(令和5年)
    • 3月15日 - 一部改良を行い、約1年1ヶ月ぶりに販売を再開[13]
    ドライバーに異常が発生した際、ドライバー自身または同乗者が非常ブレーキスイッチ(運転席及び天井に設置)を押すことで車両が減速して停止するドライバー異常時対応システム(Emergency Driving Stop System)を標準装備。エンジンは前述のとおりトヨタ製の1GD-FTV型へ換装(トヨタ製ディーゼルエンジンの搭載は2004年7月の一部改良に伴う廃止以来約19年ぶり)。最高出力・最大トルクは日野製のN04C-WA型と同スペックながら総排気量が2,754ccへダウンサイジングされた。トランスミッションはATのみの設定となった。これにより、「GX」の超ロングボディと「EX」・「PREMIUM CABIN」は休売となり、「LX」と「GX」は29人乗りの設定が無くなる替わりに、ロングボディにリアシートの列数を7列に増やしたパッケージ(「LX 27人乗りパッケージ」・「GX 26人乗りパッケージ」)が設定された。なお、今回の一部改良により車両型式がGDB##系へ変更となった。
    • 3月29日 - 2019年7月改良モデル(2022年1月生産分まで)を対象にした燃費補償実施を決定し、今夏にユーザーへ案内されることが発表された[14]
    • 5月30日 - 2019年7月改良モデル(2022年1月生産分まで)において、実際の燃費性能が諸元値に達していないために自動車検査証(車検証)の排ガス記号の変更が必要となった為、車検証の差し替えをサービスキャンペーンにて実施することを発表。なお、車型によっては次回の車検から自動車重量税が変更となることから、差額分の補償を実施することも発表された[15]
    • 10月3日 - 2019年7月改良モデル(2022年1月生産分まで)において、前述した燃費並びに自動車重量税の補償を開始したことを発表。車検証の差し替えに伴って自動車重量税が変更となる車型を対象にその差額分をトヨタ自動車が補償するとともに、既に納付済の自動車重量税についても本来支払われるべき税金の不足分をユーザーに代わって製造元の日野自動車が国へ追納を行う予定となる[16]

生産工場 編集

2020年4月までの販売店 編集

販売網が再編される前の販売店は下記。

特記事項 編集

都営ミニバス(BU10、BB10系) 編集

東京都交通局の実験的な試みで始まった、ビジネスや買い物客を想定した、低運賃都心ミニバスにコースターハイルーフが採用された。1974年昭和49年)2月、クリーム色に水色の帯の美濃部カラーでデビューした。品川営業所の受け持ちで、系統番号は「東01」、運行経路は東京駅北口 - 東京駅南口 - 有楽町駅 - 日比谷 - 警視庁 -(→運輸省)- 霞ヶ関 - 虎ノ門 - 新橋駅であった。

1980年(昭和55年)9月にK-BB11型に代替され、全廃時の都電を彷彿とさせる、黄色地にえんじの帯へ変更された。大型の方向幕とも相まって、都営バスのなかでは異彩を放つものであった。現在の100円バスと同様のコンセプトは先進的であったが、利用客数は低迷し、1983年(昭和58年)8月に廃止された。

その後車両は岩手県の東磐交通に売却され、都営時代のカラーのまま路線バスとして使われ廃車となったが、解体されずに倉庫となり現在に至る。後にこの塗色は、一般の都営バスにも波及したが、都の調査の結果、利用者には不評であったため、短期間で緑とベージュの組み合わせへと変わっている。

国際科学技術博覧会(2代目) 編集

1985年(昭和60年)3月国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)会場内の巡回バス(愛称・ポレポレバス)として採用される。この車体については、乗務員が停留所で運賃収受や車椅子の乗降補助を容易にするため、左ハンドルに設定され、側面の乗降口は運転席のすぐ後ろと、最後部の2箇所に設けられた。また、バリアフリー対策として、オプションの車椅子乗降用リフトも8台中4台に取り付けられた。

FCコースター 編集

九州旅客鉄道(JR九州)が2023年8月から営業運行を開始した「日田彦山線BRT」において、福岡県とコマーシャルジャパンパートナーシップテクノロジーズ(CJPT)が共同で実施する実証実験用燃料電池バスとして、MIRAIの第2世代FCシステムを組み込んだFCバス・FCコースターを製作。2023年11月下旬から2025年春頃まで実証実験を予定している[17]

車名の由来 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ アウタースイング式プラグドアのトヨタでの呼称。OEMの日野・リエッセIIでは「自動スイング扉」となっている。
  2. ^ 三菱ふそう・ローザは6.4 - 7.5 m、日産・シビリアンは6.6 m。
  3. ^ ローザは5.7 - 6.1 m、シビリアンは6.0 m
  4. ^ 仕様はロングボディー・ハイルーフ・4速AT(高機動シャーシにMTの設定は無い)で、発売当初は4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション・4輪シングルタイヤだったが、その後、車両価格を抑え、リプレイスタイヤの購入費用を抑えるため、後輪は標準車のホーシングを流用したダブルタイヤリーフリジッドサスペンションに変更された。2004年(平成16年)のB系エンジン廃止と同時に生産を終了した。
  5. ^ オーストラリア香港マカオ向けもN04Cに変更されたが、排出ガス規制のないアフリカでは1HZ、14Bが継続設定された。
  6. ^ バンはハイルーフのみで、観音開きバックドアはバンで標準、幼児専用車以外のバスではオプションとなる。幼児専用車の背面には観音扉の左側のみを流用した非常口が備わる。
  7. ^ メーカーオプションの冷蔵庫を装備した場合は20人
  8. ^ 「LX」・「GX」・「EX」に設定
  9. ^ ボディカラーでホワイト(メーカーオプション)を選択した場合は車内
  10. ^ 愛知県。1989年1月に「トヨタカローラ名都」への社名変更及びカローラ店へ系列変更され(後年、トヨタカローラ愛豊に吸収合併)、これを以て全国からトヨタディーゼル店は消滅。

出典 編集

  1. ^ TOYOTA、コースター幼児専用車 後付け保護パッドセットを発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2014年10月28日https://global.toyota/jp/detail/41240392014年10月28日閲覧 
  2. ^ TOYOTA、コースターを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2014年12月24日https://global.toyota/jp/detail/45073702014年12月24日閲覧 
  3. ^ トヨタ コースター 幼児専用車 主要諸元表”. トヨタ自動車. 2021年9月1日閲覧。
  4. ^ TOYOTA、コースターをフルモデルチェンジ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2016年12月22日https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/14572758 
  5. ^ 「エアサス同等以上の乗り心地を実現した」という新型「コースター」”. Car Watch (2016年12月22日). 2022年1月8日閲覧。
  6. ^ 日野自動車、小型バス「日野リエッセII」をモデルチェンジして新発売』(プレスリリース)日野自動車株式会社、2016年12月26日http://www.hino.co.jp/news_release/16-021.html2017年1月27日閲覧 
  7. ^ TOYOTA、コースターを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2018年6月21日https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/23017808.html2018年6月21日閲覧 
  8. ^ TOYOTA、コースターを一部改良し、全車「平成28年(ポスト・ポスト新長期)排出ガス規制」に適合』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年7月18日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28866414.html2019年7月18日閲覧 
  9. ^ TOYOTA、コースターに「PREMIUM CABIN」を設定』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年5月19日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32549590.html2020年5月19日閲覧 
  10. ^ コースター、幼児専用車の安全装備を強化』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年12月18日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/34534039.html2020年12月18日閲覧 
  11. ^ 弊社小型バス「コースター」の燃費性能に関するお詫びとお知らせ トヨタ自動車、2022年3月4日、2022年6月23日閲覧。
  12. ^ 弊社小型バス「コースター」の一部仕様の販売再開予定について』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2022年10月21日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38123535.html 
  13. ^ コースターを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2023年3月15日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/38924521.html2023年3月15日閲覧 
  14. ^ 弊社小型バス「コースター」の燃費補償実施に関するお知らせ』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2023年3月29日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39011816.html2023年3月29日閲覧 
  15. ^ 弊社小型バス「コースター」車検証の差替えと重量税補償について』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2023年5月30日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39246900.html2023年5月30日閲覧 
  16. ^ 弊社小型バス「コースター」燃費補償ならびに重量税補償開始について』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2023年10月3日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39858046.html2023年10月3日閲覧 
  17. ^ BRTひこぼしラインでFCバス実証運転を実施-地域交通への商用FCモビリティ普及に向けた具体的取り組みを開始- - 福岡県・Commercial Japan Partnership Technologies・九州旅客鉄道共同発表

関連項目 編集

外部リンク 編集