トヨタ・シエンタ

トヨタ・シエンタ
NCP8#G型
前期型(2003年 - 2006年)
2003 Toyota Sienta 01.jpg
中期型(2006年 - 2010年)
2006 Toyota Sienta 01.jpg
後期型 ダイス(2011年 - )
SIENTA DICE.jpg
販売期間 2003年 - 2010年
2011年 -
乗車定員 7人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4
最高出力 110ps(FF) / 105ps(4WD)
変速機 CVT(Super CVT-i)
4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット式サスペンション
後(FF):トーションビーム式サスペンション
後(4WD):ダブルウィッシュボーン式サスペンション
全長 4,100mm
全幅 1,695mm
全高 1,670mm(FF) / 1,680mm(4WD)
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,210 - 1,320kg
先代 トヨタ・スパーキー
-自動車のスペック表-

シエンタ (SIENTA) は、トヨタ自動車2003年から製造・販売を行っているミニバン乗用車である。2010年8月に一度販売を終了したが、それから1年足らずの2011年5月に製造・販売が再開された。

生産はダイハツ工業京都工場が担当。

概要

2001年デビューのホンダ・モビリオ、同年デビューの日産・キューブキュービックに続くサブコンパクトサイズのミニミニバン。ボディサイズは小型だが3列シートを備え、7人乗車を可能としている。月間販売目標は7000台。

後席に両側スライドドアを採用し、一部グレードでは助手席側が電動式になり、運転席側はオプション設定。取り扱いディーラーはトヨタカローラ店のみ[1]

シンボルマークは「シエンタ」のSをかたどったものとしている。


メカニズム

シャーシは前後で異なったシャーシが採用され、フロントの足回りはCP20系ファンカーゴ・CP30系bB・CP60系ist・同CP50系サクシード/プロボックス・Z20系ラウム用、リヤはE120系カローラシリーズ用のものが使用されている[2]

世界最薄とされているアルミメッキ鋼板製薄型燃料タンクを採用。トヨタではグランビアの頃からすでに扁平型燃料タンクを採用していたという。従来の設計でもタンク高は約15cmまで下がっていたが、シエンタではさらに低く、約12cm。2列目シート下から3列目の足元にかけて設置されている。これにより3列目シートを2列目シートの下に収めることができた。

ヘッドレストを付けたまま3列目シートが収納可能で、操作は片手で大きな力を必要とせずにおこなえる。

エンジン1NZ-FE直列4気筒1500ccエンジンのみ。FF車用はVVT-i対応ロッカーアーム式DOHC16バルブエンジン、4WD車用はVVT-i対応直動式DOHC16バルブエンジン。最高出力や最大トルクがFF車用、4WD車用でそれぞれ異なる。トランスミッションは、FF駆動車はCVT、4WD車は4速ATになる。要するにFF用のほうが、メカニズムがより低抵抗高効率型になっている。ただし、4WD車はガソリンタンク容量を3L増やし、4WDの負荷増により燃費が落ちても、FF車と同じ満タン航続距離としている。

4WD車はテンパータイヤを収めるスペースがないため当初よりパンク修理キット装備となっているが、2011年以降の再生産モデルでは2WD車においてもパンク修理キットが標準装備となっている。なお、寒冷地仕様車にあってもバッテリーは標準車と同じサイズのものが使用されている。

全車にアナログ式[3]センターメーターが採用され、上級グレードはオプティトロン式である。

歴史

初代 CP80型(2003年-2010年、2011年- )

当初は「X」と「G」の2グレードが基本で、「X」の2WD車には一部装備を簡素化した"Eパッケージ"が設定されていた。同年10月28日までの1ヶ月間の受注状況は月販目標の7,000台に対して約2.5倍の約17,500台を受注し好調な立ち上がりとなった。
車両型式が変更となり、全車「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。
車両本体価格を消費税込の価格に変更。
2WD車のアイドリング回転数を調整。また、全車にクリーンエアフィルターを装備。
「X」をベースに、助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能付)、ディスチャージヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)、オプティトロンメーター、専用ファブリックシート&トリム表皮、ワイヤレスドアロックリモートコントロール(アンサーバック機能付、キー2個)等を装備。同時に「ワイドマルチAVステーションII(GPS、CDボイスナビゲーション付)」を追加装備した「X"Limited・NAVI Package"」も設定した。
2WD車は排出ガスのクリーン化により「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得。併せて、ヘッドランプにレベリング機構[4]を追加した。
フロント周り、リアコンビネーションランプ、ホイールキャップなどのデザインが変更となり、ボディカラーも新色2色を追加。ドアミラーにサイドターンランプを追加し、シート表皮には肌にやさしいフレシール加工を施した。また、従来の「X"Eパッケージ"」に替わり、専用エアロパーツを追加した「X"S EDITION"」を追加。さらに、2WD車は「平成22年度燃費基準+10%[5]」を達成した。なお、今回のマイナーチェンジにより、サンルーフが廃止された他、バックドアに装着されている「SIENTA」のロゴエンブレムは位置を右側から左側に変更し、ロゴデザインも変更された。
2004年12月に発売した特別仕様車のリファインモデルだが、マイナーチェンジにより一部装備が標準化されたため、特別装備は助手席側パワースライドドアとオプティトロンメーターのみ。内装色やシート表皮色はグレー系に変更となっている。
従来からの「X」・「G」に加え、専用のフロントデザイン、リアコンビネーションランプ、ホイールキャップ(グレーメタリック塗装)を採用し、アクティブな外観とした「DICE(ダイス)」と「X」にディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能・リモコン付)、コインポケットを追加装備し、インテリアカラーを選択できる「X"Lパッケージ"」を新設。さらに、既存グレードもシート表皮・アナログメーターのデザイン変更や3本スポークステアリングホイールにシルバー加飾を追加したことで質感も向上。また、2WD車はエンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御改良を行い、燃費向上。「平成22年度燃費基準+20%」達成[8]となった。
「DICE」をベースに助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能・リモコン付)、オートエアコン(外気温度表示機能付)、アームレスト(運転席・助手席)、本革巻きシフトノブ、ピアノブラック塗装のヒーターコントロールパネル、シートバックポケット(運転席・助手席)、助手席シートアンダートレイ等を特別装備し、快適装備の充実や使い勝手を高めた。ボディカラーは専用色の「ブラックマイカ」を含む4色を設定した。

車名の由来

脚注

  1. ^ マイナーチェンジ直前の2006年5月まではネッツトヨタ店でも取り扱っていた。
  2. ^ [1]Response【トヨタ『シエンタ』発表】プラットフォーム合成の妙技
  3. ^ 同アナログ式タコメーターも全車に標準装備。
  4. ^ ハロゲンヘッドランプはマニュアルレベリング機構、ディスチャージヘッドランプはオートレベリング機構
  5. ^ 後に、「平成22年燃費基準+15%」達成となる
  6. ^ TOYOTA、シエンタをマイナーチェンジ - トヨタ自動車 ニュースリリース 2011年5月19日
  7. ^ 2月24日の報道(トヨタが「シエンタ」生産を再開 - 中部経済新聞)では、4月から製造・販売を再開する予定だったが、3月に発生した東日本大震災の影響により延期となっていた。
  8. ^ 現在は「平成27年度燃費基準」達成

関連項目

外部リンク