トヨタ・マークII

マークII (MARK II)は、トヨタ自動車1968年から2004年まで製造・販売していた中型の高級乗用車。1996年発売の8代目(X100型)まではチェイサー / クレスタと共に姉妹車だった。

車名の由来

当時の小型セダン“コロナ”をよりスポーティに高級化した車、という開発コンセプトにより、端的にその二次的車種という意味で“コロナマークII”と命名された。コロナ マークIIという車名は上級車志向のコロナオーナーを意識し、ジャガーMk-IIなどの英国車のモデルチェンジやグレード変更によく使われる方法から採用された[1]。なおエンブレムはコロナと同一のコンセプト(中心から光を放つ)のデザインが採用され、改良を重ねながら最終世代まで使われ続けた。

歴史

初代 T60/70型(1968年 - 1973年)

ピックアップを除き:1968年 - 1972年

トヨペット・コロナマークII(初代)
T60型
セダン(後期型)
CORONA MARK2 1ST.jpg
バン(前期型)
CORONA MARK2 1ST VAN.JPG
販売期間 1968年 - 1973年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアハードトップ
ワゴン/バン/ピックアップ
エンジン 1.9/1.6L 直列4気筒
変速機 3速 / 2速AT
4速 / 3速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン式サスペンション
後:半楕円リーフ
全長 4,295mm
全幅 1,610mm
全高 1,405mm
ホイールベース 2,510mm
車両重量 1,000kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
最高速度 165km/h(DX)
-自動車のスペック表-

歴代モデルの中で唯一「トヨペット」の名を冠し、トヨペットブランドとしては最後に新規発売された車種である。ユーザーの上級志向化や、クラウンコロナの中間モデルが要望されていたため、当初次期コロナとして開発していたT60系は、「コロナ・マークII」とし、コロナはマイナーチェンジに留め、フルモデルチェンジを2年延期した。車両型式はT60系(4ドアセダン)とT70系(2ドアハードトップ)で、コロナの型式を踏襲する(このため、コロナはこの番号が欠番になっており、T50系のあとはT80系に飛んでいる)。デザインはコロナの「アローライン」を継承しながらも、ひと回り大きくゆとりあるものとなった。ワイドバリエーションを誇り、4ドアセダン/2ドアハードトップ/バンに加え、ワゴン、さらにピックアップモデルまで用意されており、ローレルを販売台数でリードした。なお、ワゴンとバンではリアのデザインが大きく異なる[2]。エンジンは1600ccの「7R」と1900ccの「8R」で共に水冷直列4気筒SOHC。それぞれにシングルキャブレター仕様とSUツインキャブレター仕様が用意された。当初設定された1600ccはコロナに設定された「ゴールデンシリーズ」からのキャリーオーバーであった。2代目(X10型)に移行後も、ピックアップは一度もフロントマスクの変更を行わないまま、1973年頃まで生産・販売された。


2代目 X10/20型(1972年 - 1976年)

トヨペット・コロナマークII(2代目)
X10/20型
2ドアハードトップ GSS(前期型)
1972年2月 - 1973年8月
Mark2GSS.jpg
セダン(中期型)
1973年8月 - 1974年8月
Toyota markII.jpg
販売期間 1972年2月 - 1976年12月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアハードトップ
ワゴン/バン
エンジン 2.0L 直列6気筒
2.0/1.8/1.7L 直列4気筒
変速機 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:4リンクコイル/半楕円リーフ
全長 4,325mm
全幅 1,625mm
全高 1,380mm
ホイールベース 2,585mm
車両重量 1,080kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
最高速度 175km/h(2ドア2000GSS 5速MT)
-自動車のスペック表-

2代目はX10型(セダン・ワゴン・バン)・X20型(2ドアハードトップ)で、車両コードが"X"となる(マークXにも踏襲)。ボディは大型化された。スカイラインGTへ対抗すべく、クラウンから移植のM型6気筒エンジンを搭載したモデル「Lシリーズ」が登場。エンジンは4気筒1700(6R)/4気筒2000(18R)/6気筒2000(M)。HTには18R-G型DOHCのGSSが設定される。


3代目 X30/40型(1976年 - 1980年)

トヨタ・コロナマークII(3代目)
X30/40型
セダン
Toyota Corona Mark II X30.jpg
2ドアハードトップ
X30MarkIIhardtop.jpg
販売期間 1976年12月 - 1980年10月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
2ドアハードトップ
ワゴン/バン
エンジン 2.6/2.0L 直列6気筒
2.0/1.8L 直列4気筒
ディーゼル2.2L 直列4気筒
変速機 4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:セミトレーリングアーム/4リンク
全長 4,615mm
全幅 1,680mm
全高 1,415mm
ホイールベース 2,645mm
車両重量 1,215kg
ブレーキ 4輪ディスク
最高速度 157km/h(セダン2600グランデ 3速AT)
-自動車のスペック表-

デザインは当時のアメリカ車の「ヨーロッパ調セミクラシック」に影響される。先代まではボディタイプによって車両型式が異なったが、排ガス規制に伴い適合した規制内容によって型式が変わるようになったため、2/4ドアの違いなどは型式だけでは分からなくなった。単眼2灯式のシンプルなマスクを採用し、そこから通称「ブタ目」と呼ばれる。グリルとヘッドライトの間にあるランプは車幅灯。衝撃吸収バンパーは後期型のみのメーカーオプション。デビュー時点でのエンジンのバリエーションは6気筒が2600(4M-U)2000(M-U)2000・EFI(M-EU) 4気筒が2000(18R-U)。6気筒も51年排ガス規制適合となった。サスペンションは前輪がマクファーソン・ストラット(全車)、グランデ・LGツーリング・GSLが後輪セミトレーリング・アームの4輪独立懸架。他は4リンク(ワゴン、バンは後輪リーフサスペンション)。なお、4輪独立懸架車は4輪ディスクブレーキとされた。代表グレード「グランデ」(grande)はこの代から登場。マークIIとしては初めての3ナンバーとなる2600ccの4Mを搭載したモデルもある。オート店で販売される姉妹車チェイサー」が1977年に登場している。また、日本国外へ輸出される姉妹車「クレシダ」の登場もこの代からである。


4代目 X60型(1980年 - 1984年)

トヨタ・コロナマークII(4代目)
SX6#/GX6#/MX6#/LX6#型
ハードトップ 2000グランデ(前期型)
1980年10月 - 1982年8月
X60MarkIIgrande.jpg
X60MarkIIgranderear.jpg
販売期間 1980年10月 - 1984年8月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ/セダン
ワゴン/バン
エンジン 2.8/2.0ターボ/2.0L 直列6気筒
2.0/1.8L 直列4気筒
ディーゼル2.4ターボ/2.2L 直列4気筒
変速機 4速 / 3速AT
5速 / 4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:セミトレーリングアーム/4リンク
全長 4,640mm
全幅 1,690mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,645mm
車両重量 1,225kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル セダン2000グランデ 5速MT
-自動車のスペック表-

デザインは直線基調のデザインとなり、2ドアハードトップは廃止され、センターピラーを持つサッシュレスの4ドアハードトップが加わる。エンジンはアルミエンジンで直列6気筒の1G-EUと直列4気筒の21R-Uの2種類があり、5M-EU搭載の2800ccの「2800グランデ」も登場した。また、スポーツモデルとして、前期型に限り18R-GEU搭載の「GT」もあった。この代まで「コロナ」の名が残っていたが、車体にCORONAの表記はなく(リアクォーター窓枠に「CORONA MARKII」の表記あり)、ユーザーや新聞広告・CMでも「マークII」のみの名称で呼ばれるようになっていった。このモデルから、販売の主力がセダンからハードトップへ移行するようになった。モデル末期には黒の可倒式電動ドアミラーが新たに設定された。タクシー、教習車向けのLPG車はクラウンと同じM型LPGが搭載されていたが、1983年以降は1800ccをベースに(E-SX60-XEMRS、車検証上ではSX60改)、コロナLPG車と同じ2Y型LPGを搭載したモデルも教習車向けに生産・販売された。

この世代からビスタ店専売の姉妹車「クレスタ」が登場し、チェイサーと合わせて「マークII三兄弟」と呼ばれるようになる。


5代目 X70型(1984年 - ハードトップ・セダン:1988年/ワゴン・バン:1997年)

トヨタ・マークII(5代目)
YX7#/SX70/GX7#/MX7#/LX70型
ハードトップ(後期型)
1986年8月 - 1988年8月
X70 Toyota Mark2.jpg
ワゴン(後期型)
1993年2月 - 1997年3月生産終了
Toyota Mark2wagon 1993.jpg
販売期間 1984年8月 - 1997年3月生産終了
乗車定員 5人
ボディタイプ ハードトップ/セダン
ワゴン/バン
エンジン M-TEU→1G-GTEU/1G-GEU/1G-EU→1G-FE型 2.0L 直6
3Y-E型 2.0L 直4
1S-U/2Y-J型 1.8L 直4
2L-T型 ディーゼル2.4L 直4 ターボ
2L型 ディーゼル2.2L 直4
2Y-PU型 LPG1.8L 直4→
3Y-PU型 LPG2.0L 直4
変速機 4速/3速AT
5速/4速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:セミトレーリングアーム/4リンク
全長 4,650mm
全幅 1,690mm
全高 1,415mm
ホイールベース 2,660mm
車両重量 1,280kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル セダン2000グランデ 4速AT(後期型)
-自動車のスペック表-

このモデルより正式に車名がトヨタ・マークIIとなる。ボディは先代と同じセダンとワゴン(3ヶ月遅れで登場)、ハードトップ。ハードトップは、F30型日産・レパード、S120系クラウンと同様にクリスタル・ピラーと呼ばれるブラックアウトされたCピラー周りの樹脂処理がスタイリングの特徴[4]。ハードトップが販売の主力で、セダンはタクシーや教習車としてよく使われた。搭載エンジンはディーゼルが2200ccのL型から2400ccのレーザー2L型へ変更した程度で基本的にX60系(後期)と同じである。ディーゼル、1800cc車はリアサスが4リンクリジッドであった。2500ccや3000ccなどの3ナンバー車は設定されなかった。ちなみにハードトップの「グランデ(1G-EU型エンジン搭載車)」は1985年度のグッドデザイン賞を受賞している。


6代目 X80型(1988年 - ハードトップ:1992年/セダン:1995年)

トヨタ・マークII(6代目)
SX80/GX81/JZX81/MX83/LX80/YX80型
ハードトップ(前期型)
1988年8月 - 1990年8月
Toyota Mark2 1988 grande.jpg
ハードトップ(後期型)
1990年8月 - 1992年10月
TOYOTA MARK2 GX81 GRANDE LTD.jpg
セダン(後期型)
1990年8月 - 1995年12月
X80 Toyota Mark2 1.JPG
販売期間 1988年8月 - 1995年12月生産終了
乗車定員 5人
ボディタイプ ハードトップ / セダン
エンジン 7M-GE型 3.0L 直6
1JZ-GTE型 2.5L 直6 ターボ
1JZ-GE型 2.5L 直6
1G-GTE 2.0L 直6 ツインターボ
1G-GZE型 2.0L 直6 スーパーチャージャー
1G-GE/1G-FE型 2.0L 直6
4S-Fi→4S-FE型 1.8L 直4
2L-T型 ディーゼル2.4L 直4 ターボ
2L型 ディーゼル2.2L 直4
3Y-P型 LPG2.0L 直4
変速機 4速AT / 5速MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:ダブルウイッシュボーン/4リンク
全長 4,690mm
全幅 1,695 - 1,710mm
全高 1,375mm
ホイールベース 2,680mm
車両重量 1,480kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル ハードトップ2000グランデG 4速AT(前期型)
-自動車のスペック表-

この代よりガソリンエンジン搭載車が全てDOHC化される(2.0グランデ以下のグレードは4気筒、6気筒関わらず全てハイメカツインカム化)。ツインカム車へのスーパーチャージャー搭載(グランデG)やシャーシ性能の全面的な刷新が図られる。一部グレードにはオプションで運転席エアバッグが装着可能であった。モデルチェンジの度にボディサイズを拡大してきたが、この代でついに上位クラスのクラウンセダンと全長・全幅が全く同じ寸法となり、一時的ではあるが車格が追いついた格好となった。デザインも、当時のカーデザインのトレンドを取り入れたやや丸みを帯びたものとなり、ハードトップは歴代で最も低い車高である(1375mm)。このため室内空間が犠牲となり、ハードトップの室内の広さは大人4人の長時間乗車に耐えうる最低限の寸法が確保されている程度のものであった。セダンは法人需要が根強く、自動車教習所の教習車としても大量に投入されていた。また、居住性・性能向上の観点から小型タクシーのクラスアップが進められた1990年、地方を中心にコロナなどから切り換えたタクシー事業者も見受けられた。


7代目 X90型(1992年 - 1996年)

トヨタ・マークII(7代目)
SX90/GX90/JZX9#/LX90型
後期型(1994年9月 - 1996年9月)
1994 Toyota Mark II 01.jpg
前期型(1992年10月 - 1994年9月)
Toyota Mark II rear.jpg
販売期間 1992年10月 - 1996年9月
乗車定員 5人
ボディタイプ ハードトップ
エンジン 2JZ-GE型 3.0L 直6
1JZ-GE/1JZ-GTE型 2.5L 直6
1G-FE型 2.0L 直6
4S-FE型 1.8L 直4
変速機 4速AT / 5速MT
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:ダブルウイッシュボーン
全長 4,750mm
全幅 1,750mm
全高 1,390mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,390kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 2.5 グランデG(後期型)
-自動車のスペック表-

フルモデルチェンジで日本国内専用車になり、全車3ナンバーボディとなった。開発時期がバブル経済まっただ中だったため、2代続けてプラットフォームを一新したが、販売直前にバブルが崩壊。財政事情の悪化によりコストダウンを余儀なくされた。代表的な例としては、TEMSの設定グレードを3Lモデルのみに限定、パワーウインドウの駆動方式を従来のパンタグラフ方式からケーブル方式への変更など。搭載エンジンはガソリン車が3.0L 2JZ-GE、2.5L 1JZ-GE(GTE)、2.0L 1G-FE、1.8L 4S-FE。ディーゼル車が2.4L 2L-TE。グランデ系の下には「グロワール(groile)」というグレードが設けられた。ただし、書体がグランデ系のものと酷似していたため見分けがつきにくかった。この代からスポーツモデルがツアラー(Tourer)に改称[7]。全車3ナンバーサイズとなり、小型乗用車の寸法制約がなくなったことから車体寸法の縦横比の適正化と居住性の向上が図られた。またサイズが大きくなったにもかかわらず車重は先代に比べて最大で約100kgほど軽量化された。 90系以降、マークII3兄弟は海外への並行輸出が出始め、特に2000年代中盤にはロシアへ大量に輸出された。ただし、ロシアの関税が増税されたことから近年のロシアへの輸出の中心はマークXであるため、日本国内に残っている90系は近年のエコカー減税補助金の影響もあり、廃車が相次いでいる。それでも今もなお地方の一般道を筆頭に見掛ける機会の多い車輌である[8]


8代目 X100型(1996年 - 2000年)

トヨタ・マークII(8代目)
GX10#/JZX10#型
グランデ(後期型)
1998年8月 - 2000年10月
1998 Toyota Mark II 02.jpg
ツアラーV(後期型)
1998年8月 - 2000年10月
JZX100 Toyota Mark II .jpg
販売期間 1996年9月 - 2000年10月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアハードトップ
エンジン 2JZ-GE型 3.0L 直6
1JZ-GE/1JZ-GTE型 2.5L 直6
1G-FE型 2.0L 直6
変速機 4速AT / 5速MT
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:ダブルウイッシュボーン
全長 4,760mm
全幅 1,755mm
全高 1,400mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,420kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 2.5 グランデG(後期型)
-自動車のスペック表-

バブル崩壊による厳しい経済情勢が依然続いていた時期でのモデルチェンジのため、フロアパネルはX90系のフロアパネルを流用し、コストダウンが図られた。その一方で安全性向上に力を入れ、衝突安全対策の施されたトヨタ独自規格の「GOA」や、運転席・助手席SRSエアバッグシステム・ABSを全車標準装備(先代のX90系は運転席エアバッグのみ1995年9月モデルから標準装備)。搭載エンジンは2JZ-GE、1JZ-GTE、1JZ-GE、1G-FE、2L-TE。X90系まで搭載された4S-FEは廃止となった。X90系で問題のあった居住性を改善し、デザインはかなり丸みのあった従来型を継承しつつ、大ヒットしたX80系を思わせる直線基調のものになった。ツアラー系はゲート式ATシフトレバー、レバー式パーキングブレーキ、カーボンパネル、ディスチャージヘッドランプが採用された。MTはツアラーV(1JZ-GTE搭載)及びグランデ(1G-FE搭載)の2WDのみ設定されていた。この代も90系同様2000年代中盤にロシアへ大量に輸出された。また、このモデルはスポーティーさとラグジュアリーさを併せ持っているため、近年では走り屋仕様やVIP CAR仕様のベース車としての人気がある。しかし、近年のエコカー減税・補助金の影響で、発売当初から所有している100系オーナーの代替による廃車が相次いでいる。


9代目 X110型(2000年 - 2004年)

トヨタ・マークII(9代目)
GX11#/JZX11#型
前期型
2000年10月 - 2002年10月
Toyota Mark2 2000.jpg
2000 Toyota Mark II 01.jpg
販売期間 2000年10月 - 2004年10月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 1JZ-GE/1JZ-FSE/1JZ-GTE型 2.5L 直6
1G-FE型 2.0L 直6
変速機 5速 / 4速AT
5速MT
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:ダブルウイッシュボーン
全長 4,735mm
全幅 1,760mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,490kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 2.5 グランデG(後期型)
後継 トヨタ・マークX
-自動車のスペック表-

マークIIとしての最終モデルとなったX110系は、それまでの4ドアハードトップ型から、クラウン(S170系)と共通シャシの4ドアセダン型に移行した。姉妹車であったチェイサーとクレスタが廃止となる。その代わり販売上の代用の姉妹車としてヴェロッサが登場。歴代で最も背の高いボディ、厚みのあるヘッドライト、テールライトが歴代の横長型から一転して縦長になるなどにより歴代で最もボリュームあるデザインといえる。室内が広くなった事が高評価される一方で、販売台数は100系以前ほどの成功を収めることはなかった。グレード名には全車「グランデ」が付けられ、旧グランデ系は、上からターボ搭載の2.5グランデG-tb・2.5グランデG・2.5グランデ・2.0グランデとされ、3000ccグレードはラインナップされなかった。スポーツ系のツアラーの呼称は廃止され、グランデiR-VとグランデiR-Sという呼称になった。エンジンは、1G-FE(VVT-i)・1JZ-FSE(VVT-i)・1JZ-GE(VVT-i)・1JZ-GTE(VVT-i)のラインナップである。この代から2.5Lモデルに搭載された1JZエンジンがドライブバイワイヤ化された。5速MTは2.5グランデiR-Vにのみ設定。先代のスカイフックTEMSに代わりインフィニティTEMSが採用された。この世代もロシア等へ大量に並行輸出された。そのため日本国内では100系以前に比べ販売台数が少なかったこともあり思ったより残存数が少なく、中古車市場では比較的高値で推移している。


ステーションワゴンモデル

マークIIクオリス(1997年 - 2002年)

マークIIクオリス

8代目(X100系)の販売時期にステーションワゴン車としてマークIIクオリス(MARKII Qualis)が追加販売された。カムリグラシア(6代目カムリ)をベースにしたFF車であった。実際に型式コードもカムリグラシアと同じくSXV20(2.2L)/MCV20(2.5L/3.0L)であった。

カムリグラシアには設定のないV6・3.0L(1MZ-FE:ウィンダムレクサス・ES)と同じエンジン)モデルの設定がある。

マークIIブリット(2002年 - 2007年)

マークIIブリット

2002年1月に、マークIIクオリスの後継車として「マークIIブリット(MARKII BLIT)」が発売された。ブリットは、クオリスと異なりセダンと共通シャシとなってFR駆動(又は4WD)。形式コードは9代目のX110である。エンジンは、1G-FE(VVT-i)・1JZ-FSE(VVT-i)・1JZ-GE(VVT-i)・1JZ-GTE(VVT-i)のラインナップである。1JZ-GTE搭載モデルは2006年に廃止。

取り扱いディーラー

取り扱いはトヨペット店。加えて、東京地区では東京トヨタとの併売で、大阪地区では大阪トヨタ(現在は名称変更で大阪トヨペット)で扱っていた。

脚注

  1. ^ トヨタ博物館 コロナマークII RT62型
  2. ^ ワゴンのコンビネーションランプは、セダンのそれに近いデザインの専用品。
  3. ^ それまでは4気筒エンジン車が縦桟タイプと6気筒エンジン車がメッシュタイプ。
  4. ^ 特別仕様車「グランデ・リミテッド」ではクリスタルピラーが特別色(ファインベージュメタリックやブラウンメタリック)に塗られていたモデルも存在。
  5. ^ 自家用は1800GL / GRサルーン、2000グランデのみ。その他はタクシー・教習車向け。
  6. ^ パトカー仕様はS150系クラウンに移行。
  7. ^ ツアラーのみパーキングブレーキがレバー式である。
  8. ^ 一部、90系のパトカーも白パト・覆面仕様共に存在した。白パトは岐阜県警で活躍した。パトカー交通警察DVD(三才ムック)参照。覆面パトカーは静岡県警察交通機動隊で活躍した。

関連項目

参考文献