トライプ

食材としての反芻動物の胃袋

トライプ英語: Tripe)は食用の家畜のこと[1][2]ウシヒツジヤギシカラクダなど反芻動物は四つに別れた胃をもつが、通常非反芻動物の胃と同様の働きを持つ第四胃はトライプとは呼ばない。

イタリアで売られているトライプ(トリッパ)

概要 編集

ウシの場合には、第1胃第2胃第3胃の3つがトライプである。

食用にするためにはよく臭いを取らなければならない。その方法は、沸かした塩水(目安として水1リットルに大さじ1ぐらい)で2 - 3時間煮込むのが一般的である。

大規模な食肉検査場では胃の内容物は完全に洗い流して次の処理に回される。日本では滅菌しない内容物を市場に出すことは禁止されている。新鮮な反芻胃とその内容物はグリーントライプといい、無数の微生物の含む酵素やその産生物がイヌネコの飼料として大きな価値をもつため、国によっては内容物だけ、あるいは胃壁ごと刻んだものが売られている。

部位 編集

参考文献 編集

  1. ^ Troppa Trippa”. History of tripe, worldwide tripe recipes. Neri Editore, Firenze (1998年). 2007年7月21日閲覧。
  2. ^ Driscoll, Michael; Meredith Hamiltion, Marie Coons (May 2003). A Child's Introduction Poetry. 151 West 19th Street New York, NY 10011: Black Dog & Leventhal Publishers. pp. 12. ISBN 1-57912-282-5. http://search.barnesandnoble.com/A-Childs-Introduction-to-Poetry/Michael-Driscoll/e/9781579122829 

外部リンク 編集