トミー・ウェイン・アンバギー3世(Tommy Wayne "Trey" Amburgey III、1994年10月24日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州レイクワース英語版出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

トレイ・アンバギー
Trey Amburgey
2023年3月25日 ベルーナドーム
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州レイクワース英語版
生年月日 (1994-10-24) 1994年10月24日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 MLBドラフト13巡目
初出場 MLB / 2021年7月16日
NPB / 2023年9月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとヤンキース時代 編集

2015年MLBドラフト13巡目(全体393位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、6月13日にヤンキースと契約を結び入団。契約後は傘下ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースに配属され、ここでは37試合に出場して打率.333、14盗塁を記録し[1]、8月には傘下A-級スタテンアイランド・ヤンキースへ昇格した[1]

その後、4年目の2018年には傘下AA級トレントン・サンダーに、5年目の2019年には傘下AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに昇格した。AAA級初昇格となった2019年は124試合に出場して打率.275、22本塁打、62打点を記録した[1]

2020年COVID-19の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり[2]、公式戦への出場はなかった[1]

2021年は傘下AAA級スクラントンで開幕を迎えた。7月15日にネスター・コーテズワンディ・ペラルタが新型コロナウイルス感染症に感染し故障者リスト入りしたことに伴い、急遽メジャー初昇格[3]。7月16日の対ボストン・レッドソックス戦(ヤンキー・スタジアム)において「8番・右翼手」でメジャー初出場を果たし、2打数無安打の成績だった。メジャーではこの試合を含めて2試合に出場した。8月18日に同じく新型コロナウイルス感染症に感染し故障者リスト入りしていたアンソニー・リゾが復帰したためアンバギーは入れ替えにマイナー降格となり[4]、その後は傘下AAA級スクラントンでプレーした。オフの11月7日にフリーエージェント(FA)となった[1]

レッズ傘下時代 編集

2021年12月1日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]

2022年は傘下AAA級ルイビル・バッツで開幕を迎え、後述の移籍まで39試合に出場し、打率.226、7本塁打、12打点の成績を残していた[1]

マリナーズ傘下時代 編集

2022年6月25日に金銭トレードでシアトル・マリナーズへ移籍した[5]。移籍後は傘下AAA級タコマ・レイニアーズでプレーしていたが、8月11日に放出された[1]。同年はマイナー2球団合計で59試合に出場し、打率.208、9本塁打、19打点の成績を残した[1]

DeNA時代 編集

2022年12月23日、横浜DeNAベイスターズへ入団することが発表された[6]。背番号は42[7]

2023年は、オープン戦で結果が残せず、開幕を二軍で迎えるが、4月20日のイースタン・リーグ北海道日本ハムファイターズ戦(鎌ヶ谷)で守備の際にフェンスに激突して負傷し、リハビリ組に合流。5月28日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で代打出場し、実戦復帰した[8]。9月5日に初めて一軍に昇格すると、同日の広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で代打として来日初出場し、空振り三振に倒れた[9]。9月8日の東京ヤクルトスワローズ戦(横浜スタジアム)では「7番・右翼手」で来日初先発出場し、2回の第1打席で来日初安打を放った[9]。しかし、NPBでの安打はこの1本のみに終わり、最終成績は4試合の出場、打率.125で11月6日に自由契約公示された[10]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2021 NYY 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 .000 .000 .000 .000
2023 DeNA 4 8 8 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .125 .125 .125 .250
MLB:1年 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 .000 .000 .000 .000
NPB:1年 4 8 8 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .125 .125 .125 .250
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



外野(OF)












2021 NYY 2 6 0 0 0 1.000
2023 DeNA 2 2 0 0 0 1.000
MLB 2 6 0 0 0 1.000
NPB 2 2 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録 編集

NPB 編集

初記録

背番号 編集

  • 95(2021年)
  • 42(2023年)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。2023年1月5日閲覧。
  2. ^ 2020 Minor League Baseball Season Shelved”. MiLB.com (2020年6月30日). 2020年7月1日閲覧。
  3. ^ Yankees Select Trey Amburgey, Activate Zack Britton”. MLBTradeRumors.com (2021年7月15日). 2022年12月23日閲覧。
  4. ^ Yankees Activate Anthony Rizzo, Aroldis Chapman”. MLBTradeRumors.com (2021年7月18日). 2022年12月23日閲覧。
  5. ^ Rainiers Add Three Players New To The Mariners Organization”. We R Tacoma (2022年6月29日). 2023年1月5日閲覧。
  6. ^ トレイ・アンバギー選手 獲得のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2022年12月23日). 2023年1月5日閲覧。
  7. ^ DeNA新外国人が会見 最速158キロ右腕ウェンデルケン、マイナー通算78発アンバギー”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月27日閲覧。
  8. ^ “【DeNA】アンバギー実戦復帰、楽天2軍戦に代打出場で凡退 24日には東京Dで1軍チェック”. 日刊スポーツ. (2023年5月29日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305290000017.html 2023年5月30日閲覧。 
  9. ^ a b c d e “【DeNA】アンバギーが来日初スタメン初安打 記念ボールがベンチに戻る”. スポーツ報知. (2023年9月8日). https://hochi.news/articles/20230908-OHT1T51213.html?page=1 2023年9月11日閲覧。 
  10. ^ DeNA、通算395登板のエスコバーを自由契約に ブルペン支えた鉄腕…1安打のアンバギーも”. Full-Count (2023年11月6日). 2023年11月6日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集