トースト (競走馬)

競走馬

トーストは、日本サラブレッド競走馬である。のちに繁殖牝馬として、東京優駿優勝馬のラッキールーラを送り出した。

トースト
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1959年4月21日
死没 1989年11月12日
ハクリヨウ
フラワーワイン
母の父 ヴィノーピュロー
生国 日本の旗 日本北海道苫小牧
生産者 若草牧場錦岡分場
馬主 永田雅一
調教師 尾形藤吉東京
競走成績
生涯成績 39戦17勝
獲得賞金 26,616,350円
テンプレートを表示

戦績 編集

1961年 編集

11月12日の新馬(東京競馬場、以下 東京)でデビューして4着。同月26日の新馬(東京)で初勝利を挙げた。その後、12月23日の40万円下(中山競馬場、中山)にも勝利した。

1962年 編集

1月4日の4歳牝馬特別(中山)を勝って3連勝を飾った。1月21日の千葉4歳特別(中山)では後に桜花賞馬となるケンホウに敗れ2着に終わったが、2月17日のオープン(東京)を勝って西下し、3月18日のオープン(阪神競馬場、以下 阪神)では、後にオークス馬となるオーハヤブサに0.1秒差をつけ連勝。4月1日の桜花賞(阪神)では1番人気に支持されたが、ケンホウに2馬身半の差をつけられて2着に終わった。

その後はオークスを含めて4戦未勝利だったが、12月15日のオープン(中山)で騎手が山本勲から保田隆芳に替わり、9ヶ月ぶりに勝利した。

1963年 編集

1月12日のオープン(中山)、同月27日のオープン(東京)をそれぞれ勝って3連勝したものの、その後は6戦未勝利に終わった。11月30日のオープン(中山)で久々に勝利した。

1964年 編集

初戦は1月4日の金杯(現在の中山金杯、中山)で、6戦ぶりに保田隆芳が騎手を務めた。4番人気だったが、キングダンデイーに1馬身の差をつけて初の重賞勝ちを収めた。続く1月25日のオープン(東京)では騎手が久保田秀次郎に代わったが勝利した。その後また保田が騎手に戻り、1戦を挟んで2月23日の中山記念(中山)に出走し、ナスノニシキに1馬身半の差をつけて重賞2勝目を挙げた。その後は3戦していずれも敗れたが、5月17日のアルゼンチンジョッキークラブカップ(現在のアルゼンチン共和国杯、東京)では、芝2300mを2分22秒0のレコードタイムで走破し、カネツモルモツトに2馬身半の差をつけ、重賞3勝目を挙げた。6月7日の安田記念(東京)は8着に終わったものの、7月4日のオープン(東京)に勝利し、その後休養に入った。

秋初戦となる9月6日の京王杯オータムハンデキャップ(現在の京成杯オータムハンデキャップ、中山)は6着に終わったが、同月20日の毎日王冠(中山)ではウメノチカラをハナ差で下し、1番人気のヤマトキヨウダイを4着に沈めて4つ目の重賞勝ちを飾った。その後オープンを3戦2勝した後、新たに野平祐二を騎手に迎えて11月23日の天皇賞(秋)(東京)に出走したが、レコード勝ちしたヤマトキヨウダイに1馬身4分の1の差で2着に終わった。引退レースとなった12月27日の有馬記念(中山)も野平の騎乗となり、ここでもヤマトキヨウダイに敗れたものの、メイズイ(3着)、ウメノチカラ(4着)、ヒカルポーラ(5着)に先着する2着と健闘した。

上記の通り、大活躍となった1964年は、啓衆社賞の最優秀5歳以上牝馬と最良スプリンターの2つの受賞を果たした。

引退後 編集

現役引退後は繁殖牝馬となり、上記の通りラッキールーラを送り出した。妹のフラワーウツドも重賞5勝を挙げ活躍した。

血統表 編集

トースト血統ブランドフォード系 / Swynford 4×5=9.38%、The Tetrarch 4×5=9.38%(母内)) (血統表の出典)

ハクリヨウ
1950 鹿毛
父の父
*プリメロ
Primero
1931 鹿毛
Blandford Swynford
Blanche
Athasi Farasi
Athgreany
父の母
第四バツカナムビユーチー
1940 黒鹿毛
*ダイオライト Diophon
Needle Rock
バツカナムビユーチー *シアンモア
第三ビユーチフルドリーマー

*フラワーワイン
Flower Wine
1950 鹿毛
*ヴィノーピュロー
Vino Puro
1934 栗毛
Polemarch The Tetrarch
Pomace
Vainilla San Jorge
Verona
母の母
Mimosa
1937 黒鹿毛
Royal Minstrel Tetratema
Harpsichord
Bryonia St.Germans
Briony F-No.13-c


外部リンク 編集