アンドリュー・マイルズ・ギャグノンAndrew Miles Gagnon, 英語発音: /ˈdru ˈgænjən/[1]; 1990年6月26日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トゥオルミ郡コロンビア英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。CPBL味全ドラゴンズ所属。

ドリュー・ギャグノン
Drew Gagnon
味全ドラゴンズ #37
AAA級ラスベガス・フィフティワンズ時代
(2018年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州トゥオルミ郡コロンビア英語版
生年月日 (1990-06-26) 1990年6月26日(33歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト3巡目
初出場 MLB/ 2018年7月10日
KBO/ 2020年5月8日
CPBL / 2021年4月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

2008年MLBドラフト10巡目(全体294位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、この時は契約せずにカリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ進学した。

プロ入りとブルワーズ傘下時代 編集

2011年MLBドラフト3巡目(全体100位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズ英語版でプロデビュー。8試合(先発7試合)に登板して0勝3敗1セーブ、防御率8.05、27奪三振を記録した。

2012年はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズとA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、2球団合計で25試合に先発登板して7勝3敗、防御率2.83、114奪三振を記録した。

2013年はA+級ブレバード・カウンティとAA級ハンツビル・スターズでプレーし、2球団合計で 26試合に先発登板して7勝13敗、防御率5.43、108奪三振を記録した。

2014年はAA級ハンツビルでプレーし、28試合に先発登板して11勝6敗、防御率3.96、118奪三振を記録した。

2015年はAA級ビロクシ・シャッカーズ[2]とAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、2球団合計で26試合(先発19試合)に登板して2勝12敗、防御率6.67、69奪三振を記録した。

2016年もAA級ビロクシとAAA級コロラドスプリングスでプレーし、2球団合計で36試合(先発5試合)に登板して3勝1敗1セーブ、防御率4.48、63奪三振を記録した。

エンゼルス傘下時代 編集

2016年12月13日にジェット・バンディとのトレードで、マーティン・マルドナードと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[3]

2017年は傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、31試合(先発10試合)に登板して1勝1敗、防御率6.25、83奪三振を記録した。オフの11月6日にFAとなった[4]

メッツ時代 編集

2017年12月22日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。

2018年の開幕は傘下のAA級ビンガムトン・ランブルポニーズで迎え、AAA級ラスベガス・フィフティワンズを経て7月10日にメジャー契約を結んで入りした[5]。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー [6]。この年メジャーでは5試合(先発1試合)に登板して2勝1敗、防御率5.25、8奪三振を記録した。

2019年は18試合に登板して3勝1敗、防御率8.37、17奪三振を記録した。 オフの11月20日にDFAとなり[7]、22日に自由契約となった[4]

起亜時代 編集

2019年12月10日に韓国プロ野球起亜タイガースと契約したことが発表された[8]

2020年は起亜で11勝を記録するも、再契約は見送られ同年限りで退団。2021年1月14日にウェーバー公示された[9]

味全時代 編集

2020年12月26日、CPBL味全ドラゴンズと契約したことが発表された[10]

2021年は18試合に登板して5勝7敗、防御率3.93という成績に終わり、10月30日に家庭の事情により一度退団したが[11]、オフの12月12日に再契約を結んだ[12]

2022年は28試合に先発登板して12勝6敗、防御率2.68という好成績を挙げた。

2023年は投手陣の柱としてフル回転し、30試合に先発登板。13勝7敗、155奪三振、防御率3.00という成績を挙げ、最多勝利、最多奪三振、ゴールデン・グラブ賞、ベストナイン、そしてリーグ年間MVPの5つのタイトルを総なめにした[13]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2018 NYM 5 1 0 0 0 2 1 0 0 .667 56 12.0 15 2 5 0 2 8 2 0 11 7 5.25 1.67
2019 18 0 0 0 0 3 1 0 0 .750 117 23.2 34 11 7 0 2 17 2 0 26 22 8.37 1.73
2020 起亜 28 28 0 0 0 11 8 0 0 .579 702 159.2 162 7 64 0 9 141 0 0 86 77 4.34 1.42
MLB:2年 23 1 0 0 0 5 2 0 0 .714 173 35.2 49 13 12 0 4 25 4 0 37 29 7.32 1.71
KBO:1年 28 28 0 0 0 11 8 0 0 .579 702 159.2 162 7 64 0 9 141 0 0 86 77 4.34 1.42
  • 2020年度シーズン終了時

表彰 編集

CPBL

背番号 編集

  • 47(2018年 - 2019年)
  • 40(2020年)
  • 64(2021年)
  • 37(2022年 - )

脚注 編集

  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2020年7月15日閲覧。
  2. ^ 2015年より球団名変更
  3. ^ Adam McCalvy (2016年12月13日). “Crew nets Bandy, deals Maldonado to Halos” (英語). MLB.com. 2020年1月3日閲覧。
  4. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2020年1月3日閲覧。
  5. ^ Jorge Eckardt (2018年7月10日). “Mets option Paul Sewald to Las Vegas, call up Drew Gagnon” (英語). SB Nation. 2020年1月3日閲覧。
  6. ^ Philadelphia Phillies at New York Mets Box Score, July 10, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年1月3日閲覧。
  7. ^ Steve Adams (2019年11月20日). “Mets Designate Drew Gagnon, Add Four To 40-Man Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年1月3日閲覧。
  8. ^ http://tigers.co.kr/news/news_view.asp?seq=322441
  9. ^ https://www.koreabaseball.com/Player/Trade.aspx
  10. ^ gocpblの2020年12月26日のツイート2023年12月3日閲覧。
  11. ^ cpbl_newsの2021年10月30日のツイート2023年12月3日閲覧。
  12. ^ 味全龍敲定2洋將 布里悍談約接近中”. ETtoday運動雲 (2021年12月12日). 2023年12月3日閲覧。(中国語)
  13. ^ 中職》鋼龍年度MVP最大贏家 獎金減半仍傲視全聯盟”. 自由體育 (2023年11月21日). 2023年12月3日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集