ドルドーニュ県

フランスの県

ドルドーニュ県(ドルドーニュけん、Dordogne)は、フランスヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の県である。

ドルドーニュ県
Dordogne
Dordogne章
ドルドーニュ県章
位置
Dordogneの位置
概要
県番号 24
地域圏 ヌーヴェル=アキテーヌ
県庁所在地 ペリグー
郡庁所在地 ベルジュラック
ノントロン
サルラ=ラ=カネダ
4
小郡 50
コミューン 557
県議会議長 ジェルミナール・ペイロ
フランス社会党
統計
人口
国内58位
  (2011年)
415,168人
人口密度 46人/km2
面積¹ 9,060 km2
¹ 「French Land Register data」(1平方キロ以上の湖沼、エスチュアリー、氷河などの水面積除く。
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歴史 編集

 
ドルドーニュ県の地図

フランス革命後の1790年3月4日、1789年12月22日の法令施行により、かつてのペリゴール州の一部から創設された。名称はドルドーニュ川に由来する。

地理・気候 編集

ドルドーニュ県は、国内第3位の面積を持つ。面積の約45%が森林で占められ、森林面積でも国内第3位である。オート=ヴィエンヌ県コレーズ県ロット県ロット=エ=ガロンヌ県ジロンド県シャラント=マリティーム県シャラント県と接している。ヴェゼール川流域は、旧石器時代後期の遺物、遺跡の宝庫といわれ、クロマニョン人化石、ラスコー遺跡などが発見されている[1]

ドルドーニュ県は、暑い夏と寒い冬という大陸性気候を持つ。県北東部と県南西部では気温に大きな開きがあり、約5℃違う。

人口 編集

ドルドーニュ住民は自らを、かつての州から派生した名前であるペリグーダン(Périgourdins)またはペリゴーダン(Périgordins)と自称する。

2006年度にはイギリスからのリゾート客が約21,000人を数えた。彼らはフランス居住者とされるのを避けるため、6ヶ月と1日以上滞在しないよう注意を払っている。

文化 編集

言語 編集

かつてのペリゴールではオック語の一方言であるリムーザン語が主流であった。これは大まかにモンタゾーからナデイヤックまでのラインから北で、盛んに用いられている。このラインの南では同じ一方言のラングドック語となる。パルクールとロシュ=シャレの一部では、オイル語が話されている。

ワイン 編集

ドルドーニュ県は、フランス第一の銘醸地ボルドーのあるジロンド県の東隣にあり、ボルドーと似たタイプのワインが作られている。

観光 編集

ドルドーニュ県内には1000以上の城が点在する。13世紀から14世紀に建てられた要塞都市であるバスティッドも、数多く現存している。

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年2月25日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集