ドレスデン中央駅

ドイツの鉄道駅

ドレスデン中央駅(ドレスデンちゅうおうえき、Dresden Hauptbahnhof)は、ドイツザクセン州の主要都市ドレスデンにある鉄道駅である。1892年から1897年の間に市街地の南端に建てられ、市の発展に重要な役割を果たした。

ドレスデン中央駅

概要 編集

ドイツの鉄道駅の分類ではカテゴリ1に属する[1]。大多数の優等列車はドレスデン=ノイシュタット駅と当駅の両方に停車する。

歴史 編集

ドレスデン中央駅は、ベルリンプラハニュルンベルクとの間に直通列車を持つ。1897年、市の南にあった3つの駅に置き換わる形で開業した。駅舎は1945年2月に開始されたドレスデン爆撃によって損傷した。終戦後に再建が開始され、東ドイツの重要な駅のひとつとなった。2000年より大規模な再建が行われている[2]。主要なトレインホールや屋根などは完成した。2008年にはすべての工事を完了する予定であったが、2010年現在も部分的に工事は続いている。2002年8月、ヴァイサリッツ川の氾濫による浸水で駅舎は被害を受けた。入り口のホールや低層のプラットホームは、泥水により1メートル程上昇してしまった。ドレスデン近郊の多くの線路が損傷を受け、1ヶ月のあいだ駅は閉鎖されたが、駅の再建計画への影響は一時的なものであった。

 
改装後のプラットフォーム

路線 編集

駅データ 編集

 
ドレスデン中央駅配線図。灰色部分が高架
  • DB駅コード: DH
  • 駅カテゴリー 1
  • 線路の数:18 (そのうち7つは地上部の頭端式ホームの線路)
  • 1日あたりの列車数:約600
  • 1日あたりの乗客数:約50000人

脚注 編集

  1. ^ Stationspreisliste 2017 (gültig ab 01.01.2017)
  2. ^ 五十畑弘『図説日本と世界の土木遺産』秀和システム、2017年、128頁。ISBN 978-4-7980-5223-6 

関連項目 編集