ドロクイ学名: Nematalosa japonica)は、ニシン目ニシン科ドロクイ属に属する汽水海水魚

ドロクイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: ニシン目 Clupeiformes
: ニシン科 Clupeidae
亜科 : ドロクイ亜科 Dorosomatinae
: ドロクイ属 Nematalosa
: ドロクイ N.japonica
学名
Nematalosa japonica
(Regan, 1917)
和名
ドロクイ

形態 編集

全長20センチメートルで、上顎前縁に鋭い欠刻がある。近縁種にコノシロリュウキュウドロクイがいるが、コノシロとは上顎後端が曲がっている点、リュウキュウドロクイとは体高が低い点と、臀鰭の軟条数(ドロクイが21個から23個なのに対し、リュウキュウドロクイは23個から25個)によって区別できる。

生態 編集

内湾の砂泥質環境に生息する。プランクトン食性である。

分布 編集

日本台湾香港フィリピンなどの内湾に生息する。タイでも記録がある。

人間との関係 編集

日本では稀に漁網にかかるが、商品価値が低いため、コノシロの成魚に混ぜて捨てられることが多い。日本国内での個体数は非常に少なく、2007年の環境省による汽水・淡水魚類レッドリストでは絶滅危惧IB類に分類された。

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト

関連項目 編集