ニキ・リンコ

日本の作家、翻訳家

ニキ・リンコ1965年[1] - )は、日本の作家翻訳家

アスペルガー症候群高機能自閉症を患っていることを公表している[2][3]。幼い頃から周囲との違和感を覚えながら育ち、30歳代で初めてアスペルガー症候群と診断され[1]、以後、これをテーマに翻訳、執筆、講演などで活動している。本名は非公開。近畿地方出身[4]

著書 編集

  • 『俺ルール! - 自閉は急に止まれない』(花風社) 2005 ISBN 978-4907725655
  • 『自閉っ子におけるモンダイな想像力』(花風社) 2007
  • 『自閉っ子、えっちらおっちら世を渡る』(花風社) 2007
  • 『スルーできない脳 : 自閉は情報の便秘です』(生活書院) 2008

共著 編集

  • 『教えて私の「脳みそ」のかたち: 大人になって自分のADHD、アスペルガー障害に気づく』(岡野高明共著、花風社) 2002 ISBN 4-907725-48-5
  • 『自閉っ子、こういう風にできてます!』(藤家寛子共著、花風社) 2004 ISBN 978-4907725631
  • 『自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく』(仲本博子共著、花風社) 2006
  • 『自閉症スペクトラム青年期・成人期のサクセスガイド』(服巻智子 編著、ニキ・リンコほか述、クリエイツかもがわ、Autism retreat Japan) 2006
  • 『当事者が語る異文化としてのアスペルガー』(服巻智子編著、クリエイツかもがわ、Autism retreat Japan. 自閉症スペクトラム青年期・成人期のサクセスガイド) 2008
  • 『続 自閉っ子、こういう風にできてます! 自立のための身体づくり』(藤家寛子共著、花風社) 2008 ISBN 978-4907725747
  • 『続々 自閉っ子、こういう風にできてます! 自立のための環境づくり』(岩永竜一郎, 藤家寛子共著、花風社) 2009 ISBN 978-4907725754
  • 『自閉っ子のための努力と手抜き入門』(浅見淳子共著、花風社) 2012
  • 『10年目の自閉っ子、こういう風にできてます! : 「幸せになる力」発見の日々』(藤家寛子共著、花風社) 2014

翻訳 編集

  • 『キレないための上手な「怒り方」 : 怒りたいのに怒れない、怒ると人を傷つけてしまうあなたに』(クリスティン・デンテマロ, レイチェル・クランツ、花風社) 2000
  • 『ずっと「普通」になりたかった』(グニラ・ガーランド、花風社) 2000 ISBN 4-907725-14-0
  • 片付けられない女たち』(サリ・ソルデンWAVE出版) 2000 ISBN 4-87290-074-X
  • 『許す勇気、生きる力』(デイヴ・ペルザー、青山出版社) 2000
  • 『片づかない! 見つからない! 間に合わない!』(リン・ワイス、WAVE出版) 2001
  • 『私の障害、私の個性。』(ウェンディ・ローソン、花風社) 2001 ISBN 978-4907725259
  • 『「わかっているのにできない」脳 エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み』1 - 2(ダニエル・G・エイメン、花風社) 2001 ISBN 978-4907725310
  • 『「これだ!」と思える仕事に出会うには』(シェリル・ギルマン、花風社) 2001 ISBN 978-4907725365
  • 『なぜ10代は危険なことをするのか』(リン・ポントン、WAVE出版) 2001
  • 『俺、死刑になるべきだった?』(ランディ・スター、花風社) 2002
  • 『自分で自分をもてあましている君へ : あきらめないよ、ADHDの君の将来』(パトリック・J・キルカー, パトリシア・O・クイン、花風社) 2002
  • 『アスペルガー的人生』(リアン・ホリデー・ウィリー、花風社) 2002 ISBN 978-4487797233
  • 『熟年人間力、若者を救う』(マーク・フリードマン、花風社) 2002
  • 『片づけられない人のための仕事の本』(リン・ワイス、WAVE出版) 2002
  • 『ぼくとクマと自閉症の仲間たち』(トーマス・A・マッキーン、花風社) 2003
  • 『AD / HD & body : 女性のAD / HDのすべて』(キャスリーン・ナデュー, パトリシア・クイン編著、沢木あさみ共訳、花風社) 2003
  • 『さあ、どうやってお金を稼ごう? : LD、ADHDの人のための将来設計ガイド 就職活動編』(デイル・S・ブラウン、花風社) 2003
  • 『さあ、どうやってお金を稼ごう? : LD、ADHDの人のための将来設計ガイド 準備編』(デイル・S・ブラウン、花風社) 2003
  • 『脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み』(ダニエル・エイメン, リサ・ラウス、花風社) 2004
  • 『脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方』(ダニエル・エイメン, リサ・ラウス、沢木あさみ共訳、花風社) 2004
  • 『青年期のアスペルガー症候群 : 仲間たちへ、まわりの人へ』(ルーク・ジャクソン編著、スペクトラム出版社) 2005
  • 『「片づけられない人」の人生ガイド』(サリ・ソルデン、WAVE出版) 2005
  • 『私と娘、家族の中のアスペルガー: ほがらかにくらすための私たちのやりかた』(リアン・ホリデー・ウィリー、明石書店) 2007 ISBN 978-4750324968
  • 『目印はフォーク! : カーラの脳損傷リハビリ日記』(カーラ・L・スワンソン、クリエイツかもがわ) 2008
  • 『奇跡の生還を科学する : 恐怖に負けない脳とこころ』(ジェフ・ワイズ、青土社) 2010
  • 『思春期からの性と恋愛 : アスペルガー症候群』(ジェリー・ニューポート, メアリー・ニューポート、クリエイツかもがわ) 2010
  • 『ヒトは賢いからこそだまされる : ニセ科学から衝動買いまで』(トマス・キーダ、生活書院) 2011
  • 『モッキンバード』(キャスリン・アースキン、明石書店) 2013
  • 『アノスミア : わたしが嗅覚を失ってからとり戻すまでの物語』(モリー・バーンバウム、勁草書房) 2013
  • 『人生の途上で聴力を失うということ : 心のマネジメントから補聴器人工内耳、最新医療まで』(キャサリン・ブートン、明石書店) 2016

脚注 編集

  1. ^ a b 岡野高明、ニキリンコ『教えて私の「脳みそ」のかたち 大人になって自分のADHD、アスペルガー障害に気づく』花風社、) 2002。ISBN 978-4-907725-48-8 
  2. ^ 村瀬優子 () 2011-02-10). “講演会:翻訳家・ニキリンコさんら、自身の体験交え-近江八幡/滋賀”. 毎日新聞. http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110210ddlk25040486000c.html ) 2011-02-13閲覧. "翻訳家でアスペルガー症候群のニキリンコさん(45)" [リンク切れ]
  3. ^ 中本泰代 () 2011-01-29). “講演会:「発達障害」に理解を親たちの団体、あす近江八幡で/滋賀”. 毎日新聞. http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110129ddlk25040466000c.html ) 2011-02-13閲覧. "翻訳家で高機能自閉症を持つニキ・リンコさん" [リンク切れ]
  4. ^ ニキリンコ、藤家 寛子『自閉っ子、こういう風にできてます!』花風社、) 2004。ISBN 978-4907725631 

外部リンク 編集