ニューポートニューズ (原子力潜水艦)

ニューポート・ニューズ(USS Newport News, SSN-750)は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の39番艦。艦名はバージニア州ニューポート・ニューズに因んで命名された。その名を持つ艦としてはデモイン級重巡洋艦3番艦(CA-148)以来3隻目。

USS Newport News SSN-750
艦歴
発注 1982年4月19日
起工 1984年3月3日
進水 1986年3月15日
就役 1989年6月3日
その後 就役中
母港 バージニア州ノーフォーク
性能諸元
排水量 満載:6,187 トン、基準:5,785 トン
全長 110.3 m (362 ft)
全幅 10 m (33 ft)
喫水: 9.4 m (31 ft)
機関 S6G reactor 1基
乗員 士官12名、兵員98名
モットー

艦歴 編集

ニューポート・ニューズは1984年3月3日バージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所で起工した。1986年3月15日にローズマリー・D・トリブル夫人によって命名、進水し、1989年6月3日にマーク・B・キーフ艦長の指揮下就役する。ニューポート・ニューズ市長ジェシー・ラトレイはロナルド・W・ベルによる詩「Newport News」の飾り額を艦に寄贈した。

就役後、ニューポート・ニューズは中東での作戦を含む6ヶ月の海外任務を終え、ノーフォークへ帰還する。2004年8月には同盟国の海軍とともに北大西洋における作戦に参加し、その後アメリカ中央軍の作戦に加わり、テロとの戦いに従事した。

2007年1月8日アラビア海ホルムズ海峡南方で潜行中のニューポート・ニューズは、日本川崎汽船が所有するタンカー最上川」と接触事故を起こした。アメリカ海軍によれば、ニューポート・ニューズは船体の一部を損傷したものの、衝突による原子炉への影響はなく、放射能漏れは起きていない。一方、最上川は船底バラストタンクに計5カ所に穴が開き、スクリュー・プロペラ先端部にも欠損が見受けられた。原子力空母ドワイト・D・アイゼンハワー」(USS Dwight D. Eisenhower, CVN-69)率いる第8空母打撃群の一部としてソマリア方面へ航行中だったとみられる。この事故により、第5艦隊司令部は艦長のマシュー・ワインガード中佐を解任した。

外部リンク 編集

関連項目 編集