ニール・ラッカーズNeil Rackers1976年8月16日- )はミズーリ州セントルイス出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはプレースキッカー

ニール・ラッカーズ
Neil Rackers
refer to caption
ワシントン・レッドスキンズ時代のラッカーズ
基本情報
ポジション プレースキッカー
生年月日 (1976-08-16) 1976年8月16日(47歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス
身長: 6' 1" =約185.4cm
体重: 207 lb =約93.9kg
経歴
大学 イリノイ大学
NFLドラフト 2000年 / 6巡目全体169位
初出場年 2000年
初出場チーム シンシナティ・ベンガルズ
所属歴
2000年-2002年 シンシナティ・ベンガルズ
2003年-2009年 アリゾナ・カージナルス
2010年-2011年 ヒューストン・テキサンズ
2012年* ワシントン・レッドスキンズ
*オフシーズンまたはプラクティススクワッドとしての所属のみ
受賞歴・記録
オールプロ選出(1回)
2005年
プロボウル選出(1回)
2005年
NFL 通算成績
FG成功 264回/330回(80.0%)
PAT成功 372回/378回(98.4%)
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

 
2010年プレシーズンゲームでのラッカーズ

高校時代は、アメリカンフットボールの他にサッカーや野球をしていた。サッカーではミズーリ州の選抜に、野球ではオール・カンファレンスに選ばれた。

イリノイ大学を経て2000年のNFLドラフト6巡でシンシナティ・ベンガルズに指名されて入団した。ベンガルズには3シーズン在籍し、FG67本中44本を成功させた。

2000年には開幕から3連続でFGを失敗、FG21回中12回成功(成功率57.1%)であった。2001年はFG28回中17回成功(成功率60.7%)であった。2002年にはFG18回中15回成功、シーズン最後から13回のFG中、12回を成功させた。しかし、オフシーズンにひざの手術をした彼はシーズン開幕前の最終ロースターカットでベンガルズから放出された[1]

2003年シーズン半ばにアリゾナ・カージナルスに加入[1]、カージナルス在籍中2度にわたりタッチバック20回以上を記録した。

2005年には開幕から26回連続FGを成功[1]ジャクソンビル・ジャガーズ戦で43ヤードのFGを失敗するまで、前年から31回連続でFGを成功させている。10月2日にメキシコアステカ・スタジアムで行われたサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では6本全てのFGを決めた[2]。この年10月、NFCの月間最優秀選手(スペシャルチーム部門)に選ばれている[3]

2006年1月1日、シーズン40回目のFGを成功させNFL記録を更新した[4](この記録は、2011年にデビッド・エイカーズによって記録は更新された[5]。)。プロボウルとオールプロファーストチームに選ばれている[1]

2006年はFG37回中28回成功、2007年にはスポーツヘルニアに悩まされ、FG30回中21回の成功にとどまった[1]

2008年には成績を改善させ、チームは第43回スーパーボウルに進出したが、ピッツバーグ・スティーラーズに敗れて優勝は果たせなかった。この年11月のニューヨーク・ジャイアンツ戦で40年以上成功例のない、フェアキャッチキック英語版を狙っている[6]

2009年12月14日のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦で脚の付け根を痛めた[7]グリーンベイ・パッカーズとのワイルドカードプレーオフでは残り14秒に34ヤードのFGを失敗したが、延長でカルロス・ダンスビーのファンブルリカバーTDで勝利した[8]

シーズン終了後、無制限フリーエージェントとなった彼は、2010年4月7日、ヒューストン・テキサンズと2年契約を結んだ[1][9]。この年クリス・ブラウンとのポジション争いに[10]勝ってポジションを確保した[11]

2012年4月24日、ワシントン・レッドスキンズと1年契約を結んだが、同年8月27日にロースターからカットされた[12]

2013年11月4日、シェーン・グレアムジャスティン・メドロックとともにヒューストン・テキサンズのワークアウトに呼ばれたが[13]、契約には至らなかった。

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f Aaron Seddon (2011年7月6日). “Top Five Cincinnati Bengals Cast-Offs: No. 4 Neil Rackers”. cincyjungle.com. 2012年8月29日閲覧。
  2. ^ McCown, Rackers lead Cards past 49ers in Mexico”. ESPN (2005年10月2日). 2012年8月30日閲覧。
  3. ^ Jess Root (2011年12月1日). “Patrick Peterson Now Is Special Teams Player Of The Month”. revengeofthebirds.com. 2012年8月30日閲覧。
  4. ^ 個人別レコード フィールドゴール”. NFL JAPAN. 2012年8月29日閲覧。
  5. ^ リーグ新記録FGのKエイカーズ受賞、週間MVPスペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2011年12月29日). 2012年8月29日閲覧。
  6. ^ Neil Rackers attempts the rare 'fair catch kick'; fails”. Yahoo! (2008年11月23日). 2012年8月30日閲覧。
  7. ^ WRフィッツジェラルド、軽傷も次戦の出場は未定”. NFL JAPAN (2009年12月16日). 2012年8月29日閲覧。
  8. ^ 【WC】カーディナルスがOT勝利、壮絶な点取り合戦制す”. NFL JAPAN (2010年1月11日). 2012年8月29日閲覧。
  9. ^ Texans Team History”. ヒューストン・テキサンズ. 2012年8月30日閲覧。
  10. ^ John Oehser (2010年8月3日). “Last Original Houston Texan Kris Brown Battles Neil Rackers for Starting Kicker”. AOL. 2012年8月29日閲覧。
  11. ^ Nate Davis (2010年9月3日). “Houston parts ways with K Kris Brown, last of the original Texans”. USAトゥデイ. 2012年8月29日閲覧。
  12. ^ 現地27日時点、ロースターカット一覧 -NFC東地区-”. NFL JAPAN (2012年8月28日). 2012年8月29日閲覧。
  13. ^ John Boarman (2013年11月4日). “Texans to work out trio of kickers on Tuesday”. tireball.com. 2013年11月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集