ネッタイヨロイトカゲ (Cordylus tropidosternum) は、有鱗目ヨロイトカゲ科ヨロイトカゲ属に分類されるトカゲ。別名ヒナタヨロイトカゲトロピクスヨロイトカゲ

ネッタイヨロイトカゲ
ネッタイヨロイトカゲ
ネッタイヨロイトカゲ Cordylus tropidosternum
保全状況評価[1]
ワシントン条約附属書II
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
: ヨロイトカゲ科 Cordylidae
: ヨロイトカゲ属 Cordylus
: ネッタイヨロイトカゲ
C. tropidosternum
学名
Cordylus tropidosternum
(Cope, 1869)
和名
ネッタイヨロイトカゲ
英名
Tropical girdled lizard
Tropical spiny-tailed lizard

分布 編集

形態 編集

全長15cm。体形は扁平。体色は褐色や黄褐色で、個体により変異がある。胴体の鱗には筋状の盛り上がり(キール)が見られるほか、尾には棘状の鱗が環状に並ぶ。

  • C. t. jonesii ジョーンズヨロイトカゲ
    • 基亜種に比べると小型で、反面体形は太い。

分類 編集

亜種ジョーンズヨロイトカゲを独立種とする説もある。

  • Cordylus tropidosternum jonesii (Boulenger, 1891)  ジョーンズヨロイトカゲ
  • Cordylus tropidosternum tropidosternum (Cope, 1869)

生態 編集

サバナや低木林などに生息し、岩の隙間や木の根元、倒木などを巣穴にする。

食性は動物食で、昆虫類節足動物などを食べる。

繁殖形態は卵胎生で、1回に2-4匹の幼体を出産する。

人間との関係 編集

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に基亜種が比較的安価で流通し、亜種ジョーンズヨロイトカゲの流通はまれである。岩や流木などを隠れ家として配置したテラリウムで飼育される。飼育下での繁殖法は未だ確立していないものの、飼育下での繁殖例もある。

出典 編集

  1. ^ Appendices I, II and III<https://www.cites.org/>(Accessed April 01, 2019)

関連項目 編集